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2013.10.27 [日] さっぽろの秋

中島公園上空から
本日の札幌秋をお届け

2013.10.26 [土] もう3年

今日は父が逝って丸3年 
3年前の今日札幌市街は午後から雪がしんしんと降ってきた。

PM5時31分 深い息を一息吸って旅立った。
長い闘病生活だった。
最後は5日間病院に寝泊まりして会社に出勤した。

この日一人の孫である息子が仙台の研修先から急遽飛んできた。
着いたのはお昼すぎ
ベット際で
「ほう、きたのか」と、微笑む父
「爺ちゃん、俺ね、たまたま仕事の出張で来たんだよ」と嘘をつく
爺さんは嬉しそうに、『日本で一番うまーい牛乳が飲みたいな。』
「そだね、まだ俺も出会ってないけど九州の牛乳も美味いよ
きっと探してくるから楽しみにまっててな」
そんな 聞き取りにくい中 孫との会話

腸腰筋膜内に既にMRSAが入り込んで手の施しようもない
化膿して膜内が肥大 鍼を入れて吸いだす事ができたとしても
それで菌がなくなる訳でも無く対処療法であり、それよりもそのショックで
すぐ横の大動脈が破裂する。
お腹の大動脈瘤は既に12センチを超え破裂していてもおかしくないが
血液が染み出しているだろうとのドクターの予想、その2重苦で
よくここまでもった。大動脈乖離で心臓、循環器と脳梗塞で長い闘病だった。
はずが予想だにしないお腹の大動脈瘤に、足をすくわれた。
私はこの日まで心臓手術から5年間で4枚の延命治療をしませんの
書類にサインした。いつも私がサインする人だった。脳梗塞からは17年間
何枚書いたのか。こんな物書き慣れたくないと思った。

本人に痛い?ときくと入れ歯のない口で苦痛の表情で「だぁいじょうぶ」という
ベットの手すりとぎゅううううと握って痛みをこらえる様を見て
薬を入れようか?と言っても大丈夫という。
戦争に行った父は痛みに我慢強い事だけは認めるが・・・どこまでも頑固
ドクター曰く、癌の痛み以上の痛みかと思われると言われた。
この「だいじょうぶ」だけが唯一はっきりくっきり言葉として聞こえる。
最後まで意識のしっかり頭のしっかりしたままだった。

この日も虫の知らせか・・・息子に前日夜電話した。
そうしたら彼も何を感じ取ったのか、やばいと思って研修中会社に許しを得て
飛んできた。血の知らせなのだろうか。

小康状態になって親戚も、父の会社の社員達も帰った後の急変。
私と息子は異変に気付き、ナースコールを呼んでもすぐ来なく
二人で救命救急状態、バイタルチェックを繋がってる機械で確認
ずっと息子は爺さんに声をかけ続け
「爺ちゃん深呼吸して、すってはいて」最初はなんとか努力するも
数値は乱れ冷や汗が全身に・・それでも苦痛の表情はなかった。
看護師が来て、3人で声をかける中、穏やかな表情で一息ついて永遠の眠りに
本当に気持ち良さそうに寝たと言う感じだった。

そうしてはじまった私の2010年の冬
両親兄弟が誰もいなくなってしまった3年前の深い秋。
忘れる事はできない。

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