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白生地の産地、滋賀県長浜での「きもの大學」というイベントに参加。
箪笥の中から、珍しく素性のわかる浜縮緬の小紋を引っ張り出してみた。
お下がりだと仕立てたときの残布や証紙がないものが多いが、この小紋の残布には浜縮緬マークがついているのだ。
きものを着て長浜の文化を楽しむ、という主旨のこのイベント、30近い講座の中から2つコースを選んで参加する。定員もあるので希望とは違うコースになることも多いようだけど、それぞれ趣向を凝らしてあって楽しそう。
午前はものづくり系『金箔押し教室・銘々皿づくり』、午後は浜縮緬の産地ならではの『白生地工場ツアー』に参加。
「しぼが高いちりめん地ですね。長浜ですね、ハッチョウネンシですね」。
言葉として聞いたことはあるが、どのようなものか実はよくわかっていない。
興味津々で見学し、へぇ、ふむふむ、なるほど、と驚きや納得の連続だったのですが、いかんせん勉強不足。予習・復習が必要です。
【勉強したこと】
・生地づくりの工程の8割が糸の準備
・緯糸は強く何度も何度もねじって作る「強撚糸」を使う
・生糸の種類や撚りのかけ方、織り方など、様々な工夫で生地に表情が生まれる
振袖姿の人から洋服、ブーツと合わせたスタイルまで、参加者のきもの姿も色々。
自分で金箔を貼った銘々皿の他、ガラストレーの参加記念品もいただき、とても楽しく勉強になる遠足でした。主催の長浜市、ボランティアスタッフの方々、講師の先生方、ありがとうございました。 |