|
生活デザインミュージアム倉敷のオープニング企画、島崎信さんのトークショーへ。
午前は「北欧の美しい器展」ギャラリートーク、午後はデンマークの家具デザイナー、
ハンス J. ウェグナーとボーエ・モーエンセンの仕事についてのトークショー。
興味深かったのは、現在のreproductionブームについての考察。
いいデザインが生まれにくくなっているから、過去のよいモノの再評価、再生産が起こる、と。
作り手であり生活者の視点を持ったデザイナーが減り、デザインがアート化する。
デザイナー、メーカー、売り手の連携が薄くなり、質の良い商品を作れない。
メーカーがリスクを負わない。
情報化で市場のスピードが速まり、時間をかけてモノを評価することができなくなっている。
思い当たる業界はいろいろ。
林源十郎商店は、元々は江戸時代から続く薬屋さん。
11代当主林源十郎は大原孫三郎らとも交流が深く、倉敷の福祉につくした方なのだそう。
何度も通ったことのある道だけど…とgoogle map見たら、「林薬品倉敷店」の看板。
こちらの林源十郎商店。オオヤコーヒーが飲めるカフェや「倉敷意匠」の直営ショップ、
倉敷デニムのショップ、イタリアンレストランなど、いろいろ楽しめるスペースになっています。
倉敷川沿いの柳が少し芽吹いて。もう春です。 |