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2009.6.26 [金] 前夜祭 |
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夕刻よりsさん宅訪問。7周年オフの前夜祭に参加。bさんfさんと四方山話に花を咲かせながら短冊つくり。そして楽しい夕餉。本祭に参加できないのがますます残念。皆様お世話になりました。
竹仙の浴衣に藍染の紬帯。藍がまだ色落ちするので洗える長着なら安心、という組合せ。襟の合わせをsさんに褒められ自分でも気に入っていたのでご機嫌。 |
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2009.6.25 [木] 越後上布 |
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「みとも」さんの展示会へ丹波布を見せてもらいに。
あんなにたくさん一度に見比べるチャンスはめったにない。思っていたより手頃な価格にくらっとしたが、踏みとどまる。でもいつかはご縁をつなぎたい。
そして、お隣の越後上布!産地の方が熱心に説明して下さり、いつかは手に入れたいとの思いを強くしたところ、やおら展示作品を衣桁から外し始め、「お客さん、これは羽織ってみなさい」店員さん大慌てでセッティング。素敵な名品を2着も!望外の経験。夢のようなひと時でした。ちなみにお値段は私の年収を超えてました! |
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2009.6.22 [月] 女殺油地獄 |
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片岡仁左衛門一世一代にて相勤め申し候(本興業では最後)「女殺油地獄」。
孝夫(当時)が二十歳で演じた出世作。
放蕩息子が借金に苦しみ、はずみで人を殺めてしまう。今でも起きている事件だが、殺しの場面の美しさが芝居を支えている。江戸歌舞伎の様式美とは違う艶と狂気に固唾をのんだ。 |
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2009.6.19 [金] パウル・クレー |
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千葉市美術館へ「パウル・クレー 東洋の夢」。
展示の前半はクレーのある時期の作品は日本の浮世絵、特に北斎漫画の影響を受けているという検証。後半はさまざまな要素を咀嚼し再構築して生まれた見覚えのある作品。クレーについて何も知らなかったことを知る。
総武線快速40分。ちょっとツカレタ。この距離を毎日通勤している人もいるのに軟弱な私。 |
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2009.6.14 [日] 日帰り京都 |
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鈴木睦美さんの漆器展へ。
正面に大きな一閑張の盆、そこに朱漆のマユミ型器、さらにその中に長楕円形の黒棗。さながら仏様を据えたかのようで手を合わせてしまった。
木地を極限まで薄く引き、たわませたこの曲線が新たに生み出されることはもうないのだ。インターナショナルにして紛うことなき京漆器。願わくばこの先正当な評価がされますように!
睦美漆器との縁が生まれたギャラリー田澤を訪ねる。急遽河原町店でコレクションを展示していると聞き拝見。
作者の個性とコレクターの好みが見られて面白い。
京都現代美術館何必館、鍵善のくづきり、建仁寺両足院の特別公開。エピキュリアンな私にしてはストイック。土産はいづうの鯖寿し。睦美さんの雲形板皿に盛付け。
夫に展覧会の報告。少し気が沈む。 |
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2009.6.13 [土] NINAGAWA十二夜 |
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総勢8名で新橋演舞場。初演、再演、今回のロンドン公演改訂版。よくなった点もあれば、前の方が好み、の箇所もある。劇場の奥行きが浅いせいもあるのかもしれない。総じて役者は余裕で楽しんでおり、客席もエンターテイメントを堪能している。また見たい舞台だ。
二役を仮面と吹き替えでごまかすしかないのだが、演じる菊之助が笑いをこらえているのが見えて、なお客席の笑いを呼んでいた。
友人達はそれぞれ単衣色無地に紬絽の染め帯、塩沢の雪輪散らし縞に丸紋の帯、紬の単衣に絽つづれ帯。私は単衣型染め小紋に織の半幅帯を文庫結び。
21日はイヤホンガイド借りなくては>アッシュさん情報 |
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2009.6.10 [水] 第十二回鈴木睦美漆器展 |
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今日から16日まで開催の漆器展。作家の急逝により遺作展となってしまった。伝統的な京漆器の家に生まれながら、独自の造形を求めて生まれた睦美漆器。是非ご覧いただきたい。@高島屋京都店。
訃報の届いた夜、夫と二人で睦美さんの酒器にて献杯。
思わず「美味しい」と泣き笑い。 |
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2009.6.4 [木] 歌舞伎座夜の部 |
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今回は松本金太郎の初舞台。祖父:松本幸四郎、父:市川染五郎と三代での連獅子。口上も、大人の襲名と違って面白みに欠けるがまぁ行儀良くこんなところでしょう。
幡隋院を吉右衛門、水野を仁左衛門で。親子・夫婦の別れの場面を殆んど寝てしまった!幸四郎の新三は見ずに帰ろうかと思ったが、水野家の場面で仁左衛門さんを見て体力回復?
「髪結新三」大家夫婦(弥十郎と萬次郎)がいい味。弥十郎さんがこの役をなさるなら、体格をもっと活かしたら面白いのに・・・そういう演出にならないのが歌舞伎のヒエラルキーか。やっぱり新三は幸四郎さんの仁ではないと2回見て確信。3回目はどうかな?
13日のNINAGAWA十二夜と21日の昼の部が楽しみ!何を着て行くべきか? |
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