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2009.7.27 [月] 7月大歌舞伎楽日 |
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初日、2日目に見てしまい、鏡花の世界が恋しくて楽日に幕見。
「夏祭・・・」は見ないからとたかをくくったのが大失敗!5時時点ですでに幕見チケット用ベンチに座れず、発売まで2時間立って待つことに。立ち見に備えて途中から買い物袋を敷いて座りましたよ。
久しぶりの4階席。幸い前の人の間からよく見える場所に陣取ってオペラグラスを首に提げ・・・心の中で「大和屋!」「成田屋!」初日に見落としていた細かな動きや演出も含めて「天守物語」がよく伝わってきた。
異界の姫君の豪奢と純愛。人間の卑小さ。卑小な人間が高みへ解脱する唯一の道、愛。
この劇場で富姫を図書之介を生きるのは今宵限り。玉三郎、海老蔵も渾身の演技ではなかったろうか?
2度のカーテンコールに火照る手のひら。
近くのワインバーで余韻を冷まして帰宅。富姫ならずとも「今宵は良い夜だ」
帰宅すると桃の香り!上の階に住む方からのおすそ分け。ありがとう。 |
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2009.7.25 [土] 伊勢神宮と神々の美術 |
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東京国立博物館で開催中の展覧会。
二十年に一度の遷宮のつど、建物から装束、神宝のすべてが造りかえられるのだという!建物だけでもすごいと思っていたら、御装束神宝は714株種1576点もあるのだとか!!!しかも昔は神前から下げたれた神宝は畏れ多いと燃やしてしまったり土に埋めてしまっていたため後世に物が伝わることはなかったという。昭和になって技術継承のため保存されるようになったのだそうだ。
技術の粋を集めた工芸品(昭和時代)34点も眼に楽しいが、神宮古神宝と同様の形状を示す出土品が興味深かった。中でも沖ノ島出土の金属雛形紡織具(金属で作ったミニチュア高機)に感動!飛鳥時代6〜7世紀に存在した原型が現代まで受継がれ私たちの着尺が織られているのですよ!!!先人に感謝です。
9月6日まで平成館特別展示室にて開催中。
会場を出ると売店は伊勢の物産展の様相。伊勢木綿や和紙、食品etc。赤福も出店しさながらおかげ横丁?(行った事ないのですが) |
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2009.7.6 [月] 文月始まる |
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1日:お茶の稽古
2日:来週末のイベント準備。高島屋にてバーゲン会場を巡るもほしい物は見つからず。
3日:歌舞伎座夜の部。「天守物語」泉鏡花の世界を玉三郎が練り上げて年々説得力ある舞台になっている。初日から(初日ゆえ?)カーテンコール!
4日:歌舞伎座昼の部。和服姿の友人にちょっと嫉妬心。昨日に引き続き泉鏡花の世界にどっぷり。「海神別荘」前回は?だった箇所も今回はすんなりと納得。それにしても鏡花はアナーキーだ。帰宅後こんこんと眠る。
5日:在仏の友人から写メ届く。ちょっとした励みだ。いけばなの研究会は苦労の甲斐あった。帰宅後、庭で夕食。 |
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