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2009.3.15 [日] |
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車で移動の一日。
手仕事の美しさと伝統の重みに魅せられる一方で、
きものの世界に漂う「絶滅寸前」感も直視する。
「ひとつの生物が絶滅したら、もうひとつの地球を作らなければいけない」とは環境論の一説。
この重さが「親の代にあったものが子の代に絶えてはいけない」という村田悳次さんの言葉と重なる。
装いメモ:
淡い色合いのみさやま紬
藍に生成の花を織り込んだ枡蔵さんの名古屋帯
浅葱色の三分紐に楕円の象牙帯留
小豆色の小紋長羽織 |
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2009.3.13 [金] |
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風が強くて洗濯物が乱舞状態!
昨夜は帰宅後、cinefil imagicaのロベール・ブレッソン監督特集に浸り、『スリ』『バルタザールどこへ行く』「少女ムシェット』の三本を見る。
特に後の二本は、ずっとずっと見たかった映画なので
スクリーンでなくてもうれしい!
映画が大好きになった頃は、今でいう「アートシアター系」の作品を封切りで見逃せば、アテネフランセやフィルムセンターや名画座が頼り。それこそ一期一会と気合を入れてみていたっけ。
あれから?十年。このような作品を自宅で見られる時代が来るとは! 技術の進歩に改めて感謝。
さて、NHK総合に登場の浅田真央選手。夜10時から、見逃せません! |
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2009.3.8 [日] |
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昨日は所用で小田原へ。
文字どおり「小田原提灯」のお出迎え。
古くは遠足で訪ねた小田原城、最近は新幹線の乗り換えなど、長いおつきあい。でも街を散策する機会はあまりなかったので用事を済ませた後、ゆっくり歩いてみた。
栄町の「焼きもの処」「井出漆器」「古布美」などなど、こじんまりしたお店でお手頃価格の素敵なものを発見する。 履物店にもレトロなバッグなどが。
今回は、小さな丸盆と淡い色合いのトンボ玉を連れ帰る。トンボ玉は手持ちの古いビーズと合わせて羽織紐にするつもり。
食料品も日用品も我が地元より断然お安くて暮らしやすそう。ずいぶんと個人商店は減ってきているそうだけど、大型店中心の新興住宅地に比べるといろいろなお店が多く、活気があっていいな。
尋ねる機会の増える街なので、楽しい発見が楽しみです。 |
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2009.3.6 [金] |
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灰色の空、氷雨
まだ面倒なものは残っているけれど、ひとつ片付いて少しすっきり。
週末は映画ときれいなものに囲まれていたい…
和三盆も忘れずにと。
大好きなケン・ローチ監督の『sweet sixteen』と『この自由な世界で』@早稲田松竹。
特に後者は公開時に見られなかったのでぜひ!
日曜日は友人と着付けレッスンの予定。それぞれの悩みが改善されるといいな。 |
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2009.3.5 [木] |
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きものとは無縁(笑)の場所での資料整理中、山住正己著『本を読む 教科書を読む』の中に志村ふくみさんを紹介した章「自然・色・人との出会い」をみつけて、ひとりにんまり。
志村さんの『一生一色』から引いた言葉の数々がちりばめられている。
きものに関心が深まってから、このように思わぬところでの小さな出会いが増えてうれしい。
備忘録:
近藤富枝『文士のきもの』河出書房新社
志村ふくみ『白夜に紡ぐ』人文書院 |
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