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2009.11.28 [土] 

先月に続いて小田原へ。
快晴の今日は、地元の方と観光客でにぎわって、駅前から活気にあふれていた。やはり街に活気があるのははうれしいものだ。

いつも行列の守谷のパンで、お気に入りのロックケーキ、甘食、栗まんを買い息子のアパートへ。荷物を置いていざ出発。

まずは北条氏政・氏照の墓所でお願いの鈴に願いをかける。
そして本日のランチは寿庵で季節限定の「北条そば」をいただく。私はこちらのこれぞ関東風と言うべき味わい深い濃いダシが気に入っている。実はどちらかというと関西風のダシが好きなのだが、こちらと「よし田」さんのお蕎麦を食べると、関東風もいいなぁとつくづく思う。

のんびり歩いて、なりわい交流館で一休み。こちらは休憩所としても、情報源としても利用できる。二階はイベントスペースとしても利用可。こんなところできものの展示会を開くのも素敵、と妄想が膨らむ場所。
今日もガイドマップを見ていたら担当のかたが「どうぞ」と熱いお茶を出してくださった♪ この心遣いがうれしい。

青物町交差点を経て「陶彩ぎゃらりい〈松崎屋陶器店〉」へ。一階は、めっきり少なくなってしまった「瀬戸物屋さん」。国産の金魚鉢から洋食器まで、実にさまざまな陶器のオンパレードである。ただ二階は逸品の宝庫。「二階をご覧になりますか」と問われ、せっかくなので見せていただくことに。ご主人が詳しく説明してくださって、一時間ほども二階で逸品を観賞する。まさに「ぎゃらりぃ」でした! 明治天皇即位記念の品、高島屋が復刻したというカガミクリスタル創始者作のクリスタル花瓶、人間国宝作の九谷焼などなど、歴史と技の冴えが漂う空気を満喫。

その後、松原神社にお参りして、栄町松坂屋で「コケッコ」を求め、ラスカをチェックして帰宅。
大まかな目的に沿ってのんびり歩く散策は楽しい。
今日も夕闇にそびえたつ幻想的な小田原城を眺めて帰路についた。また来るね♪

駅で、青いロマンスカーに遭遇する。乗りたい気持は山々なのだが、最寄り駅に停車しないので諦める。2009年のブルーリボン賞を受賞したこのタイプ、近くで見るとちょっと幻想的。やはり一度乗ってみたいな。落ち着いたら、下町から箱根へ向かう企画でも立ててみよう♪

2009.11.24 [火] 

暗闇の中に閉じ込められたような状態に、一筋の光がさしてほっとする。
改めて周りのみなさまに感謝の気持ちを深めた数日。これからもこの気持ちを忘れずに生きてゆこう。

そして夜には、明日はお休みだからと息子が来る。
自炊では不足しがちな魚や野菜をたっぷり食べて、
おみやげのケーキで〆て満足した様子!

自宅組に比べれば、いろいろと不便もあるだろうけれど
元気にやっているようでなにより。大学入学と同時に自宅を離れて5年、いろいろな意味でずいぶんとたくましくなった。健康に気を配って、はじめての冬も元気に乗り切ってね。

2009.11.19 [木] 

今週も嬉しいニュースと心配ごとが重なる。
そして心配ごとの比重が大きくて凹む。

こんな時は、家族や友人の心遣いと励ましの言葉がより深く深く胸にしみ入ります。
みんな、本当にありがとう。

2009.11.15 [日] 

お天気に恵まれた七五三。可愛らしい晴れ姿を期待して外出したものの、残念ながら遭遇なし。
時間帯が微妙にずれていたのかもしれない。

その代わりに、お茶会に可愛らしいきもの姿があった。
薄茶席はお点前をされた方の6歳のお孫さんがお運びをしてくれた。お茶碗よりも小さい手で緊張気味に運ぶ姿が微笑ましく、粗相があってはと付き添うお姉さんの眼差しも温かくて、こちらもやさしい気持ちになる。
小さな子どものきもの姿は文句なく愛らしい。

覚書
白鷹お召
捨松の八寸名古屋帯
ペパーミントと淡い紫の細縞の縮緬帯揚
紫の冠組帯締
hiroko hayashi girasole箱型バッグ
灰桜のエナメル細身草履

2009.11.15 [日] 

投薬治療で持ち直したので、楽しみにしていたお茶会へ。広間の薄茶と、茶室の濃茶は伝統的なお点前で、お茶席の空気を堪能する。味わい深いお道具の数々はもちろんのこと、すべて手作りのお菓子も感動ものでした!特に薄茶はお点前もお菓子も男性陣が作ったそうで、
お手製の落雁の美味しかったこと! お点前をされた方の父上作のお茶碗にも感動した。

立礼席は厚木基地でお茶を学ぶアメリカの方々の担当で、International Tea Ceremonyという案内状そのものの空間だった。
イタリアのビスコット入れを水差しに、トルコの民芸品を香合に見立て、フランス、イギリス、タイ、中国など様々な国のボウルをお茶碗に使う、ユニークで楽しいお席。こちらのお菓子もお手製で、クランベリーを練りこんだクッキーと、しっとりとした焼き菓子。素材には感謝祭への思いをこめたそうで、ほんわかとやさしい気持ちが伝わってきた。
圧巻は、お茶をはじめて6カ月というアメリカ女性のお点前。この会のために先生の特訓を受けとのこと。真摯に学ぶ姿勢が伝わるお点前は堂々として見事なものだった。

事前にいただいた英語のプログラムの印象から、勝手にカジュアルなお茶会を想像してお召に捨松のボリューム満点の八寸帯を合わせて行った。ところがきものをきている方はほとんどが伝統的な色無地に袋帯。ちょっと場違いだったかしらと反省するも、アメリカの方たちにはこの帯が大好評。 
夫の転勤で日本にいる間に、たくさんのことを学び楽しみたいという彼女たちが、お茶をはじめとする日本の伝統文化をリスペクトする姿勢がとてもうれしかった。

2009.11.13 [金] 

13日の金曜日・大安。

昼前から歯茎に違和感を覚え、あっというまに腫れてくる。夏の恐怖がよみがえり、午後の予約を取って歯科医院へ。磨き残しや歯垢のせいではなく、疲労やストレスによる免疫力低下が原因の腫れ+疼きらしい。
消毒と投薬治療で様子を見ることに。薬で落ち着くといいな。

年齢も考慮して(笑)、無理をしすぎないように調整しているつもりだが、さらなる体調管理が必要かもしれない。半世紀も生きていれば、細かな不具合が生じるのは仕方ない。思い返すと、あまりいたわってこなかった我が身体。これからはもっと身体の声に耳を澄ませて大切に付き合っていこうと思う。

歯科医院からの帰り道、車の前に光る小さな目を発見。
後続車がないのでブレーキをかけると、なんと子狸が車道を渡ろうとしていたのだった。ブレーキに驚いて後ずさりしたので轢かれずにすんでよかった!
近所には今でも「狸に注意」の標識があるけれど、本物の都市狸を見たのは初めて! 予想したよりも小さくてかわいらしかった。人との共存は厳しいだろうけれど、交通事故には気をつけてね。

2009.11.12 [木] 

10日からおめでたいお話と訃報が重なるも、訃報がボディブローのように効いてきて沈みがち。生まれる命あれば散る命あり。表現は悪いけれど、生命はナマモノ。あらためてそう思う。

明日からは家に籠っての仕事が続くので、気分転換のために、この時期のお楽しみの「洛趣展」@日本橋三越へ。お目当ての二分紐やそばぼうるを購入し、麗しいモノに囲まれて少し顔色が良くなった気がする>自分

お天気のせいか、今日の洛趣展会場はきもの着用率が非常に低く、良くも悪くも目立ったようだ。姉御肌のご婦人に「渋いですね。渋いけれどセンスが良くてよろしい。」とほめられる。今日のきものは、淡い色合いのみさやま紬で、自分としてはやや甘めのつもりだったのだけれど(笑)。 

三越のクリスマスツリーを見て、今年も残り少なくなってきたことを実感する。毎日を大切に丁寧に生きてゆこう。

覚書
伊藤組紐の二分紐(若緑)に瑪瑙帯留
ベージュの綸子帯揚
パールグレーのエナメル細身草履

2009.11.9 [月] 

上司の粋な計らいで研修後にお休みをいただいた息子は三泊してリフレッシュ。勤務地は予想以上に冷え込むそうで、ヒートテックを買い込んで土曜の午後に帰宅した。

昨日は大高さんの作品展の最終日に滑り込む。凛とした強さの中に透明感があって奥深い世界を醸し出す大高さんの作品たち。ご本人は一昨年お会いしたときよりも自信に満ちて、より輝いていらしたのが印象的。
たっぷりお話して、自分では決して選ばないであろう色のきものを纏って新たな発見があって、とても楽しい午後となる。そして… 来年の春が楽しみ!

覚書
ぼかし縮緬の帯上げ
鈍色の三分紐に象牙帯留
小紋羽織
竹籠バッグ

2009.11.5 [木] 

大高さんの作品展、国展工芸秋季展、秋の謝恩御奉仕会、元同僚との食事会、秘密会議(笑)etc. 今週末からは出かけたいところと外出予定がたくさん。
公私のバランスをはかって楽しく過ごせるよう、健康には気をつけよう。
..............................
帰宅した息子の第一声。
「ラッシュひどすぎ!もう都会には住めないよ〜」
西での大学時代は徒歩で通学、現在は職住接近の環境に慣れた身に、首都圏ワースト3に入りそうな沿線のラッシュは、ある意味で異文化体験かも(笑)。あんなラッシュにもまれて長年通勤した祖父や父母は偉い、と妙なところで感心されてしまった。

2009.11.4 [水] 

本日も晴天なり。
夢のような昨日の午後から現実にもどって朝から家事という名の雑務(笑)に励む。
合間に汗抜きのために鴨居にかけたきものや帯を眺めて息抜き。見ているだけで心が落ち着く♪

午後は、都心での研修に備えて久しぶりに帰宅する息子のリクエストに応えるべく買い出しに出かけ、料理に励む。息子は予定より早く、地元のおみやげを手に帰宅。夏場より顔色が良くなり、食欲も復活して安心する。
研修を受けられるのも幸せなこと。明日からはラッシュにめげず、たくさん吸収できるといいね。

2009.11.3 [火] 

素敵な布たちと真楽のお仲間に囲まれた文化の日。美しい素材、楽しい語らい、美味しいものに囲まれて五感が満たされる幸せなひとときでした♪ 
しょうさん、みなさんありがとう!
 
帰宅してもいただいた素材を前にして一で人にんまり。来年は葉山デビューできるとうれしいな。

覚書
淡いベージュグラデーションの綸子帯上げ
瑪瑙の帯留+真田二分紐
アンティークタイシルクの鼻緒の三味下駄
竹籠バッグ

2009.11.1 [日] 

昨夜からお邪魔しているI家。
今朝は早起きして、幼馴染のSちゃん+愛犬のクララちゃんと一緒に緑の多い素敵な住宅地をお散歩する。たっぷり歩いて、健康的な朝。帰宅すると素敵なテラスで朝ごはん♪ 先週は籠りっきりで疲労もピークだった私には最高の休日となりました!

選んだ道も受けた波風も違うけれど、一緒にいると初めて会った頃と同じわくわく感がよみがえる。とりとめのないおしゃべりに花を咲かせ、お洒落なランチも堪能して、後ろ髪をひかれながら帰路につく。
いつも幸せいっぱいのオーラで包み込んでくれる彼女が沿線に引っ越してきて、老後の楽しみが増えました♪ 

 

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