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2009.12.31 [木] 

大晦日。こちらは快晴だが午後から風が冷たくなる。
大掃除(というのは気がひける「お片づけ」)を済ませ、買い物へ。帰りに実家でお花とおせち数種類をいただき帰宅。
数年前から、もうおせちは作らなくてもいいわね、と言いながらやはり作る母。そしてちゃっかりいただいて自分のお重に詰める私。感謝しております!

今年は真楽のおかげで本当に充実した1年となった。真楽に溢れる知性、感性、パワー、情報、その他たくさんの素晴らしい要素に心躍る日々が激増! この1年、どうもありがとうございました。そして新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

2009.12.30 [水] 

昨日は横浜近郊在住の親戚が叔父宅に集まる。
何故かここ数年、暮れのこの時期に集合するのが可笑しい。釣り好き(というか釣りバカ!:笑)の叔父ご自慢の素材は叔母の手料理で次々とみんなの胃袋へおさまる。昨日は特に酒の肴系が多く、運転手役の私はビールや日本酒が次々と目の前を素通りするのをお茶で我慢。「日本酒にぴったり」などのコメントが恨めしい(笑)。それでも2歳から78歳までの集いは楽しかった♪ 
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本日は、当然ながら昨日遊んだツケが…(以下省略)!

えりりんさん日記のラッキーエビスに反応!
実は昨日の集まりは「エビス会」。我が親戚一同はかなり前からラッキーエビスの虜となり、ゲットしては集まっていたのです。かつてはラッキーエビス率が非常に高かったワタクシですが、最近はとんと御縁がありません。私のみならず親戚一同もめぐり合えず、昨日の集まりでも持参者ゼロ(涙)。
新しい年に新しいラッキーエビスとはうらやましいな♪

こんな企画もあります。御参考まで!http://www.yebisubar.jp/...

2009.12.28 [月] 

ガーゼが取れて一週間。本日は年内の最終診療日。
一週間の自宅洗浄に合格点をいただきホッとする。レントゲンを撮ると先生の予想を上回る回復ぶりで、私の年齢でこの経過はスゴイらしい。これで、ますます安心して新しい年を迎えることができる。ハッピーな気持ちで、お世話になった素敵な先生と年末のご挨拶を交わしてさらに幸せな気分にひたる。

基本的に丈夫なので医療機関にお世話になる回数は少なかったけれど、今回ほど納得のいく説明を受け、こちらの立場を考慮して丁寧に対応してくださる先生は初めて。医療機関選びが重要なのはもちろんのこと、担当の先生が人間的にも素晴らしく、こちらと相性がよいと通院が苦にならないことを実感する。ご紹介くださったSちゃんご夫妻に改めて感謝!

帰りに山羊革のソフトなライダースジャケットを購入する。もちろんsale(笑)。帰宅してクラシックなラインのワンピースに合わせるとぴったりで、大掃除も忘れてにんまり。もう洋服は買わないはずだったのに…

画像は地元の神社。お正月はもうすぐ!

2009.12.27 [日] 

プチまとめ日記

25日 勤務後に息子が来てクリスマスディナー@自宅。
   自炊では食べにくい魚と野菜をたっぷりと。
   プレゼントありがとう♪
26日 母の誕生日。普段使いの帯締めをプレゼントする。ますます元気で楽しんでね。
27日 実家に集い、夕方息子帰宅。たっぷり食べておしゃべりして楽しかったね♪

夕方のニュースで早稲田が帝京に敗れたことを知る。
年内にシーズンを終えるのは何年ぶりかな…
お正月の楽しみが半減して淋しい!

そして残り2枠(実質ひとつかな)をめぐる女子のフリープログラム。切符を手に入れるのは誰かな。ワクワクドキドキのテレビ観戦。

2009.12.24 [木] 

クリスマスイヴ♪

息子が高校生くらいまでは毎年クリスマスの飾りつけを楽しんでいた。ケーキも焼いていたし。彼が小さかった頃はホビーラホビーレのキットなどでタペストリーやオーナメントもずいぶん作ったっけ。
ここ数年は諸事情(笑)からクリスマスの飾りも手抜きだったけれど、今年はそこここに飾ってみる。息子と飾ったオーナメントを取り出すといろいろな思いが蘇る。クリスチャンではないけれど、メリークリスマス♪ 

2009.12.22 [火] 

大安の本日は冬至なり。今年も残りわずか。
先生のご都合でお稽古の回数が減った今年。今日はその最終日。よくも悪くも緩い雰囲気なので、技の進歩はないに等しいも、心安らぐ時間を満喫する。これはこれでありがたい環境なのだと思う。「お稽古は紬でどうぞ」のお言葉もうれしくて…。

メモ
K子さんのざざんざ織
インド木版更紗名古屋帯
ぼかし縮緬帯揚げ
こげ茶と臙脂の帯締め

K子さんから譲られた中で、このきものはなぜか特別大きい。要仕立て直しリストに追加!

2009.12.21 [月] 

ガーゼが取れて今日から自宅での洗浄が始まる。
先生と一緒に傷口を確認したときは「了解!」という感じだったのに、自宅に戻ると「傷口はどこ??」状態。若干焦るも、患部に食べカスを残さないことが目的なので丁寧に洗浄する。これで大丈夫(と思いたい)!

地味だけど綺麗な地元のイルミネーション。食品専門店階へのアプローチも沿線のテーマカラーでおめかし。

2009.12.19 [土] 

私も見ました「新日本紀行ふたたび」>ユウナさん

島の女性たちが、何十年も箪笥の奥に眠っていた黄八丈を纏って集う姿は圧巻でしたね。日の光を浴びた輝きの美しかったこと!
父と息子が木を切り糸を染め、母と娘が織る。
高度成長前は当たり前だったことが困難となったいま。家族のありかたも技の伝承も急激な変化に流されて、大きな岐路にあることはたしか。そんな中、後戻りでも停滞でもない第三の道を切り拓く島の人々の行動力が印象的。
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午後から日本橋へ京都・小田益の福の寅を選びに行く。今年も愛らしい親子土鈴をいただく。もう少しで干支もひとまわり。
帰り際にタイミングよくEatalyのセミナーに参加。講師のお話を聞きながら、アドバイスに従って生ハム、パルミジャーノとともにプロセッコとロゼ ブルットを試飲する。 布・小物配布会の時にしょうさん宅で魅せられたプロセッコ♪ 友人にもプレゼントしようとゲットしたので、ヘビー級の荷物を抱えて地下鉄に乗り込むことになった。でも満足!
車内で見かけたbe@rbrickのピンクのストラップがとてもキュートだった。帰宅してグリーンスケルトンのクマくんをつける。今年は気づくのがおそくて完売だったので、チャリティの価値は減るけれど2年続けての活躍ということで!

2009.12.18 [金] 

そういえば私の海外も2004年のトルコが最後で、2000年に取ったパスポートは来春で失効。半端なくいろいろとあったこの10年。終わりよければすべて良し。妙なところで感慨に浸る。
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まったく気付かなかった今朝の地震。このあたりの地盤が良いのか、単に私が鈍いのか? 

恵子ギオさんのシンプルなレシピで鰯とじゃがいものグラタンを作る。簡単で美味♪
鰯は三崎産、じゃがいもは北海道産。各地の恵みに感謝。

2009.12.17 [木] 

お天気が良いと大掃除しなきゃと思うものの、本日はデスクワーク。

汗ばむ頃はジンジャエールを楽しんだジンジャー・シロップ@みずえさんレシピ。
寒くなっても愛用中。先日、煮出したあとの生姜スライスをポットに入れて紅茶を入れたら、これがとっても美味しいのです。ポットの中で生姜の香と優しい甘さが溶け合って、気分までほんわかとしてきます。

2009.12.15 [火] 

3回目のガーゼ交換。経過は良好。

通院の帰りは健康に感謝して寄り道&お買い物。
ずっと好きなブランドのワンピース@クリスマスsaleと、これまた長いおつきあいのブランドの長財布@特別割引利用を購入する。
10代の頃から基本的に好きなものは変わらない。めったに定価でモノを買わないところも変わらない(笑)。

実際は画像より数段美しいサザンテラスのイルミネーション。

2009.12.14 [月] 

みなさまの日記をまとめ読み。

京都は真楽らしい素敵な集まりですね。次は参加させていただきたいです!

ダイブを踏みとどまった理由が同じです >ふうままさん
呉服屋さんには「御子息のお嫁さんに譲ればいいですよ!」と勧められました。でも息子が結婚する予定も保障もないし、万一結婚したとして彼女が結城紬を喜んでくれる確立はどのくらいかしら? 
そんなこんなでダイブせず、いただいた結城縮を愛でることで箪笥に結城紬のいない寂しさを埋めて(笑)今日に至る。
でもやっぱり結城紬は魅力的! 

2009.12.12 [土] 

愛車の点検と保険の更新のためにディーラーへ。

グレーヘアになったら真っ赤なミニに乗るのが夢だったけど、きもので運転することを考えると渋いカラーの方がいいかな・・・。たまにこのような妄想に取りつかれる。でも現実は国産の可愛い愛車と長いおつきあいになりそう。小回りが効いてどんなところでもラクラク駐車できるコンパクトカー・ラブ♪ 

2009.12.10 [木] 

予想に反して快晴なので安心してきもので出かける。
今日はきもの熱を発症中の友人たちと、笹島寿美先生の「きもの美のメカニズム」@きもの学公開講座へ。
懐かしいキャンパスは学生の活気に溢れ、ビラなども手渡されて若いパワーを注入された気分になる。

お話に続く着付けの実践編では、笹島先生のメリハリのある動きが力強くて美しくて感動すら覚えた。

・おはしょりは上半身と下半身の動きのためのゆとり
・楽な着付けは人のやさしさを呼び起こす。
・苦しい着付けは人本来の優しさも押し殺してしまう。
・体温と皮膚と布目の関係を尊重すること。

↑などなど、先生の「きもの着装学」に初めて触れた私にはとても充実した講座だった。
そんな中でも、布目を生き生きとさせることが大切という言葉が特に印象的。布目を生かすこと、すなわちきものを生あるものとして慈しむことで、自分の身体になじみ、皮膚と体温と布目のハーモニーが生まれる。それゆえに紐なしでも着崩れずに過ごせるということ。次に着るときは布目を生かせるように頑張ろう!

メモ
蕗の草木染紬(十日町)
母の草木染め名古屋帯
生成縮緬の半襟
ぼかし縮緬帯揚げ
辛子色・チャコール・ベージュの真田紐
瑪瑙の帯留
小紋羽織
インド更紗のバッグ
チャコールの細身エナメル草履

2009.12.10 [木] 

数年前、実家からもらってきたシャコバサボテン。
小さな鉢だけど、今年も綺麗に咲いています!

2009.12.9 [水] 

安心して年を越せる検査結果がしみじみうれしい。
それにしてもM先生@某大学附属病院に感謝。患者の立場になって考え、寄り添ってくださる姿勢が素晴らしい。腕よし性格よしだけでもありがたいのに、その上ハンサム♪ いまどき多発される「イケメン」という響きはあまり好きではないので、あえて昭和な香りのハンサムと言ってみる(笑)。
おかげで通院も苦にならず、むしろ楽しい。

今日は久しぶりに社会復帰(バイト)。
夜は息子より異動が決まったとの連絡が入る。希望していた部署への異動、よかったね♪

明日はきもので出かける予定だけれど、お天気は下り坂。 さてどうなることか…。

2009.12.8 [火] 

飯田橋で処置を済ませて外苑前へ。お目当ては神戸で生まれた洋家具の専門店「永田良介商店」のone week shop@gallery lystig  http://gallery.lystig.com/
30年ほど前にソファとテーブルを購入した実家にもこのお知らせが届き、両親より御挨拶と住居表示の変更届けの任務を課せられる。

ソファの張り替えと劣化した部分のお手入れについてもうかがい、無事に任務完了。 
実家のソファとテーブルは30年たっても良い意味でびくともしない。どっしりとしたたたずまいは、「受け継いでゆく家具」そのもの。いずれ私の元へくることが決まっているので、張り替えの布選びが楽しみ。
家具は良い時も悪い時もともにあり、家族の歴史の証人ともいえるもの。大切に使い、長く受けついてゆくきものへの思いと重なり、どっしりとした家具を選んだ両親の選択をうれしく思った。

2009.12.5 [土] 

母に頼まれてOX@「ポイント3倍デ—」へ買い出しに行く。いつもながら午前中から大盛況。当然ながら駅前への道はかなりの渋滞だが耐える(笑)。

帰宅すると、お世話になっている銀座と横浜の呉服屋さんから、きものカレンダーと反端が届き、眺めるだけでワクワクする♪
反端は、お願いした着尺の姉妹なので、質感や色の感じを改めて確認しながら帯や小物合わせの夢が膨らむ。
本当に小さな布なのに、瑞々しくて力強くて素敵。織り上がるまでの経過報告もとても楽しみ! 足柄の織姫にこの高揚感を伝えたいな♪

2009.12.4 [金] 

心配ごとが少しずつ良い方に向かってきて、しみじみとうれしい。
今日、心に響いた一言は「(自分の)身体にまかせて」。丁寧な対応で不安を取り除いてくださるM先生に感謝! 自分の身体の声に耳を傾け、その声を信じてケアすることが大切なのだとしみじみ思う。

一段落したので、帰りに神楽坂をプチ散策。
さらに新宿で素敵な出会いが♪
お天気にも恵まれて楽しい帰路となる。
今日の〆は、見事に復活した高橋大輔選手のSPプログラム。フェリーニ監督の『道』で演じる明日のフリーがますます楽しみ!

2009.12.2 [水] 

何気ない一言に、その人が相手をどう思っているのかが現れることがある。同じ内容でも表現方法や伝えるタイミングで正反対の印象を与えてしまうこともある。

便利なメールは迅速なコミュニケーションに欠かせないけれど、感情的に書きなぐって送信するととんでもないことになる。
今日はMLに流れた一通のメールから某女史のネガティブな一面が露わとなった。魅力的な側面もある人だけに残念ではあるが、本人の責任としか言いようがない。

最近こればかりだけれど(笑)、選んだ道や価値観が異なっても、疎遠な時期があっても、会えば心が落ち着く友人のありがたさが身にしみる。私にとって大切なのは、お互いを尊重して、節度をわきまえたお付き合いを続けること。
土足で相手の領域に踏み込む「気遣い」や、「好意」という名のおせっかいや詮索など論外である。

2009.12.1 [火] 

早いものでカレンダーは最後のページ。
我が家は和風の趣深いもの、洋の香の美しい風景もの、ポップな小型などなど、数種類のカレンダーを飾っている。毎月、お一日にこれらをめくるひとときは楽しい中にも気分が引き締まる思い。

今日は心配ごとに一区切りがついた!
メールや電話で気遣ってくれる家族や友人は文字通り宝物。これからもどうぞよろしくお願いします。

画像は新宿駅で遭遇したレトロ・ロマンスカー。
この復刻版を見た日はいいことがあるような気がするのは私だけかな(笑)?

子どもの頃、ロマンスカーが通るとうれしくて弟と二人で手を振った。すると車掌さんがそれに気付いて笑顔で応えてくれた。何気ないことだけど、今でも心がほんわかとする温かい思い出。

日本が右肩上がりの時期だけど、あの頃は人々の気持ちに余裕があったように思う。そんなやさしさの源は将来への希望だろう。
就職難、デフレなどなど閉塞的な社会にあって、ハイテクとは逆の趣のレトロ・ロマンスカーが、ちょっとでも冷え冷えと荒んだ人々の気持ちを溶かすといいなぁと思った。
キーワード:rescue

2009.11.28 [土] 

先月に続いて小田原へ。
快晴の今日は、地元の方と観光客でにぎわって、駅前から活気にあふれていた。やはり街に活気があるのははうれしいものだ。

いつも行列の守谷のパンで、お気に入りのロックケーキ、甘食、栗まんを買い息子のアパートへ。荷物を置いていざ出発。

まずは北条氏政・氏照の墓所でお願いの鈴に願いをかける。
そして本日のランチは寿庵で季節限定の「北条そば」をいただく。私はこちらのこれぞ関東風と言うべき味わい深い濃いダシが気に入っている。実はどちらかというと関西風のダシが好きなのだが、こちらと「よし田」さんのお蕎麦を食べると、関東風もいいなぁとつくづく思う。

のんびり歩いて、なりわい交流館で一休み。こちらは休憩所としても、情報源としても利用できる。二階はイベントスペースとしても利用可。こんなところできものの展示会を開くのも素敵、と妄想が膨らむ場所。
今日もガイドマップを見ていたら担当のかたが「どうぞ」と熱いお茶を出してくださった♪ この心遣いがうれしい。

青物町交差点を経て「陶彩ぎゃらりい〈松崎屋陶器店〉」へ。一階は、めっきり少なくなってしまった「瀬戸物屋さん」。国産の金魚鉢から洋食器まで、実にさまざまな陶器のオンパレードである。ただ二階は逸品の宝庫。「二階をご覧になりますか」と問われ、せっかくなので見せていただくことに。ご主人が詳しく説明してくださって、一時間ほども二階で逸品を観賞する。まさに「ぎゃらりぃ」でした! 明治天皇即位記念の品、高島屋が復刻したというカガミクリスタル創始者作のクリスタル花瓶、人間国宝作の九谷焼などなど、歴史と技の冴えが漂う空気を満喫。

その後、松原神社にお参りして、栄町松坂屋で「コケッコ」を求め、ラスカをチェックして帰宅。
大まかな目的に沿ってのんびり歩く散策は楽しい。
今日も夕闇にそびえたつ幻想的な小田原城を眺めて帰路についた。また来るね♪

駅で、青いロマンスカーに遭遇する。乗りたい気持は山々なのだが、最寄り駅に停車しないので諦める。2009年のブルーリボン賞を受賞したこのタイプ、近くで見るとちょっと幻想的。やはり一度乗ってみたいな。落ち着いたら、下町から箱根へ向かう企画でも立ててみよう♪

2009.11.24 [火] 

暗闇の中に閉じ込められたような状態に、一筋の光がさしてほっとする。
改めて周りのみなさまに感謝の気持ちを深めた数日。これからもこの気持ちを忘れずに生きてゆこう。

そして夜には、明日はお休みだからと息子が来る。
自炊では不足しがちな魚や野菜をたっぷり食べて、
おみやげのケーキで〆て満足した様子!

自宅組に比べれば、いろいろと不便もあるだろうけれど
元気にやっているようでなにより。大学入学と同時に自宅を離れて5年、いろいろな意味でずいぶんとたくましくなった。健康に気を配って、はじめての冬も元気に乗り切ってね。

2009.11.19 [木] 

今週も嬉しいニュースと心配ごとが重なる。
そして心配ごとの比重が大きくて凹む。

こんな時は、家族や友人の心遣いと励ましの言葉がより深く深く胸にしみ入ります。
みんな、本当にありがとう。

2009.11.15 [日] 

お天気に恵まれた七五三。可愛らしい晴れ姿を期待して外出したものの、残念ながら遭遇なし。
時間帯が微妙にずれていたのかもしれない。

その代わりに、お茶会に可愛らしいきもの姿があった。
薄茶席はお点前をされた方の6歳のお孫さんがお運びをしてくれた。お茶碗よりも小さい手で緊張気味に運ぶ姿が微笑ましく、粗相があってはと付き添うお姉さんの眼差しも温かくて、こちらもやさしい気持ちになる。
小さな子どものきもの姿は文句なく愛らしい。

覚書
白鷹お召
捨松の八寸名古屋帯
ペパーミントと淡い紫の細縞の縮緬帯揚
紫の冠組帯締
hiroko hayashi girasole箱型バッグ
灰桜のエナメル細身草履

2009.11.15 [日] 

投薬治療で持ち直したので、楽しみにしていたお茶会へ。広間の薄茶と、茶室の濃茶は伝統的なお点前で、お茶席の空気を堪能する。味わい深いお道具の数々はもちろんのこと、すべて手作りのお菓子も感動ものでした!特に薄茶はお点前もお菓子も男性陣が作ったそうで、
お手製の落雁の美味しかったこと! お点前をされた方の父上作のお茶碗にも感動した。

立礼席は厚木基地でお茶を学ぶアメリカの方々の担当で、International Tea Ceremonyという案内状そのものの空間だった。
イタリアのビスコット入れを水差しに、トルコの民芸品を香合に見立て、フランス、イギリス、タイ、中国など様々な国のボウルをお茶碗に使う、ユニークで楽しいお席。こちらのお菓子もお手製で、クランベリーを練りこんだクッキーと、しっとりとした焼き菓子。素材には感謝祭への思いをこめたそうで、ほんわかとやさしい気持ちが伝わってきた。
圧巻は、お茶をはじめて6カ月というアメリカ女性のお点前。この会のために先生の特訓を受けとのこと。真摯に学ぶ姿勢が伝わるお点前は堂々として見事なものだった。

事前にいただいた英語のプログラムの印象から、勝手にカジュアルなお茶会を想像してお召に捨松のボリューム満点の八寸帯を合わせて行った。ところがきものをきている方はほとんどが伝統的な色無地に袋帯。ちょっと場違いだったかしらと反省するも、アメリカの方たちにはこの帯が大好評。 
夫の転勤で日本にいる間に、たくさんのことを学び楽しみたいという彼女たちが、お茶をはじめとする日本の伝統文化をリスペクトする姿勢がとてもうれしかった。

2009.11.13 [金] 

13日の金曜日・大安。

昼前から歯茎に違和感を覚え、あっというまに腫れてくる。夏の恐怖がよみがえり、午後の予約を取って歯科医院へ。磨き残しや歯垢のせいではなく、疲労やストレスによる免疫力低下が原因の腫れ+疼きらしい。
消毒と投薬治療で様子を見ることに。薬で落ち着くといいな。

年齢も考慮して(笑)、無理をしすぎないように調整しているつもりだが、さらなる体調管理が必要かもしれない。半世紀も生きていれば、細かな不具合が生じるのは仕方ない。思い返すと、あまりいたわってこなかった我が身体。これからはもっと身体の声に耳を澄ませて大切に付き合っていこうと思う。

歯科医院からの帰り道、車の前に光る小さな目を発見。
後続車がないのでブレーキをかけると、なんと子狸が車道を渡ろうとしていたのだった。ブレーキに驚いて後ずさりしたので轢かれずにすんでよかった!
近所には今でも「狸に注意」の標識があるけれど、本物の都市狸を見たのは初めて! 予想したよりも小さくてかわいらしかった。人との共存は厳しいだろうけれど、交通事故には気をつけてね。

2009.11.12 [木] 

10日からおめでたいお話と訃報が重なるも、訃報がボディブローのように効いてきて沈みがち。生まれる命あれば散る命あり。表現は悪いけれど、生命はナマモノ。あらためてそう思う。

明日からは家に籠っての仕事が続くので、気分転換のために、この時期のお楽しみの「洛趣展」@日本橋三越へ。お目当ての二分紐やそばぼうるを購入し、麗しいモノに囲まれて少し顔色が良くなった気がする>自分

お天気のせいか、今日の洛趣展会場はきもの着用率が非常に低く、良くも悪くも目立ったようだ。姉御肌のご婦人に「渋いですね。渋いけれどセンスが良くてよろしい。」とほめられる。今日のきものは、淡い色合いのみさやま紬で、自分としてはやや甘めのつもりだったのだけれど(笑)。 

三越のクリスマスツリーを見て、今年も残り少なくなってきたことを実感する。毎日を大切に丁寧に生きてゆこう。

覚書
伊藤組紐の二分紐(若緑)に瑪瑙帯留
ベージュの綸子帯揚
パールグレーのエナメル細身草履

2009.11.9 [月] 

上司の粋な計らいで研修後にお休みをいただいた息子は三泊してリフレッシュ。勤務地は予想以上に冷え込むそうで、ヒートテックを買い込んで土曜の午後に帰宅した。

昨日は大高さんの作品展の最終日に滑り込む。凛とした強さの中に透明感があって奥深い世界を醸し出す大高さんの作品たち。ご本人は一昨年お会いしたときよりも自信に満ちて、より輝いていらしたのが印象的。
たっぷりお話して、自分では決して選ばないであろう色のきものを纏って新たな発見があって、とても楽しい午後となる。そして… 来年の春が楽しみ!

覚書
ぼかし縮緬の帯上げ
鈍色の三分紐に象牙帯留
小紋羽織
竹籠バッグ

2009.11.5 [木] 

大高さんの作品展、国展工芸秋季展、秋の謝恩御奉仕会、元同僚との食事会、秘密会議(笑)etc. 今週末からは出かけたいところと外出予定がたくさん。
公私のバランスをはかって楽しく過ごせるよう、健康には気をつけよう。
..............................
帰宅した息子の第一声。
「ラッシュひどすぎ!もう都会には住めないよ〜」
西での大学時代は徒歩で通学、現在は職住接近の環境に慣れた身に、首都圏ワースト3に入りそうな沿線のラッシュは、ある意味で異文化体験かも(笑)。あんなラッシュにもまれて長年通勤した祖父や父母は偉い、と妙なところで感心されてしまった。

2009.11.4 [水] 

本日も晴天なり。
夢のような昨日の午後から現実にもどって朝から家事という名の雑務(笑)に励む。
合間に汗抜きのために鴨居にかけたきものや帯を眺めて息抜き。見ているだけで心が落ち着く♪

午後は、都心での研修に備えて久しぶりに帰宅する息子のリクエストに応えるべく買い出しに出かけ、料理に励む。息子は予定より早く、地元のおみやげを手に帰宅。夏場より顔色が良くなり、食欲も復活して安心する。
研修を受けられるのも幸せなこと。明日からはラッシュにめげず、たくさん吸収できるといいね。

2009.11.3 [火] 

素敵な布たちと真楽のお仲間に囲まれた文化の日。美しい素材、楽しい語らい、美味しいものに囲まれて五感が満たされる幸せなひとときでした♪ 
しょうさん、みなさんありがとう!
 
帰宅してもいただいた素材を前にして一で人にんまり。来年は葉山デビューできるとうれしいな。

覚書
淡いベージュグラデーションの綸子帯上げ
瑪瑙の帯留+真田二分紐
アンティークタイシルクの鼻緒の三味下駄
竹籠バッグ

2009.11.1 [日] 

昨夜からお邪魔しているI家。
今朝は早起きして、幼馴染のSちゃん+愛犬のクララちゃんと一緒に緑の多い素敵な住宅地をお散歩する。たっぷり歩いて、健康的な朝。帰宅すると素敵なテラスで朝ごはん♪ 先週は籠りっきりで疲労もピークだった私には最高の休日となりました!

選んだ道も受けた波風も違うけれど、一緒にいると初めて会った頃と同じわくわく感がよみがえる。とりとめのないおしゃべりに花を咲かせ、お洒落なランチも堪能して、後ろ髪をひかれながら帰路につく。
いつも幸せいっぱいのオーラで包み込んでくれる彼女が沿線に引っ越してきて、老後の楽しみが増えました♪ 

 

2009.10.27 [火] 

久しぶりの快晴。
午後から近場にお出かけ。先日のお召に塩瀬の染帯を合わせてみた。今日は、さらりとした風合いのお召と塩瀬の質感が心地よい。

用事を済ませて地元のスーパーで買い物をしていると、見知らぬ方から「やっぱりおきものはいいですね〜 素敵です」と声をかけられて、ほんわかと幸せな気分になる。

自分では選ばないであろう横縞のきものと淡い紫の染帯、そして帯締めもK子さんのもの。天国のK子さんも喜んでくれたことでしょう。

2009.10.26 [月] 

YさんもKさんも、きもの微熱を発症中。
私も含めた三人の共通点は、譲られたものを慈しむ気持ち。
派手になった羽織は帯に、シミ抜きを済ませたきものは
長羽織への仕立て直しを決めたとの連絡をいただく。
相談を受けた私も、仕立て上がるのがとても楽しみです!

2009.10.25 [日] 

朝から頭痛。しばらく様子をみるも治る気配がないので特効薬を飲む。この薬を開発してくれた方に感謝!

頭痛が治ったので母作の和菓子をいただく♪

2009.10.24 [土] 

Yさんとシルク博物館の「古渡り更紗と名物裂展」へ。
肌寒いくらいのお天気も、関内から博物館界隈までの風情が好きで15分程歩く私には好都合で、汗ばむこともなく到着。

見ごたえのあるコレクションの数々を解説とともに観賞する。本日解説をして下さった鈴木一弘氏は、3年間の大阪に勤務中も、京都へ戻って父である一氏と骨董屋めぐりをするのが楽しみだったそうです。かなりの大人数での移動で疲れたけれど、微笑ましい秘話も交えての解説は心地よかった。

しかし、館内を出ると雨! 
ほとんど歩くところはなかったので、きものや帯は無事でホッとするも、草履の裏はかなり濡れてしまった。出かける前に並べて迷った下駄にすればよかった。しっかり乾かしてお手入れしなければ。

覚書
お召は譲られたまま着ているので、私にはかなり大きい。しばらく箪笥の奥に眠っていたのだが、色も質感も好ましいので仕立て直し要員リストに追加することにしよう。今日は午後になっても気温が上がらず、このきものは、視覚的に涼しすぎる感じもした。

2009.10.22 [木] 

先月までうそつきを愛用してきたので、久しぶりに半襟かけに励む。
つけ終えて纏うと、絹のとろんとした重みがとても心地よい。うそつきは便利で愛用しているけれど、やはりこのうっとり感はたまりません♪ 
...............................

私も綿のしつけ糸を愛用しています >こゆきさん
肩あきの間を細かくチクチクするのはちょっと難儀ですが、普段着用はほとんどこれ。長さも丁度よくてホントに便利ですよね。
たれもの用は、絹糸やシャッぺを老眼と格闘しながらみすや針に通してチクチクします。

2009.10.21 [水] 

いつもは駅からバスでバイトに行くのだが、今日は秋晴れが気持よいので20分ほどの道のりを歩く。すると古本屋さんの100円コーナーに『父を葬る』を発見!
書評が気になって図書館に予約しておいた一冊。順番がくる前に100円でゲットできるとは、朝から縁起がいいじゃありませんか♪ (タイトルは縁起よくないけれど)

そのせいか、職場でもスムーズに時間が流れ、帰り道には某百貨店で、これまたウソのようにお得な買い物ができた。
そして帰宅すると、先日蔦サロンでお話した西川さんからハガキが届いていた。久里浜の消印がいとおしい! 小さな幸せが重なった一日で、いろいろな人に感謝です♪

2009.10.20 [火] 

日本橋三越で21日から11月3日まで開催されるJapan Styleは盛りだくさんで楽しそう。まずヒロコ・ハヤシのバッグに反応し、ゲストスピーカーにも反応する!
きものを着始めた頃に、こちらのトークショーで着付けのヒントをいただいたっけ。週末に出かけたいな。
http://www.mitsukoshi.co.jp/...

2009.10.18 [日] 

澄んだ青空が秋らしくて気持のよい一日。
ベランダに遊びに来る可愛らしい雀の声にも癒される。

でも、私は引き続き家に籠って作業の一日。
唯一の楽しみはお抹茶と和菓子の息抜きの時間かな。
秋らしいお菓子は母の手作り。先日の火傷も順調に回復して本当によかった。お菓子作りに励むのはありがたいけれど、キッチンでの作業はこれまで以上に気をつけて!
...........................

今日も頭の中では「イムジン河」と「悲しくてやりきれない」が鳴り続けている。一段落したら『パッチギ』と大島渚監督の作品を見ようと思う。

2009.10.17 [土] 

今日は先月17日に亡くなったインド象のウメ子さんのお別れ会。先週、小田原を散策した時もいたるところに「ウメ子さんお別れ会」のチラシがあった。60年以上も小田原城址公園で暮らしてきたということは、幼稚園の遠足で見たゾウもウメ子さんだったのね! 
それ以来、足を運ぶことはなかったのに、この春久しぶりに城址公園の動物園を訪れ、晩年のウメ子さんと会ったのも何かのご縁かな。どうぞ安らかにお眠りください。

…………………
籠っての作業を続けていたら加藤和彦さんの訃報が。
子どもの頃は「帰ってきたヨッパライ」。青春期はサディスティック・ミカ・バンド。そして最近は再生サディスティックスや、和幸、改めて聞くイムジン河。
溢れる才能、お洒落なライフスタイルの影に抱えきれない重荷があったのだろうか。やるせないニュースで哀しい。合掌。

2009.10.13 [火] 

昨日連れ帰った帯。無地紬は当然のこと、藍の濃淡の横段お召や渋い大島とも相性がよくてにんまり。古渡更紗とは、また違う魅力にあふれた一筋♪

今日は気持よいお天気だったので、近くのホームセンターへ。七緒の「着物まわり」おたすけ帖で、とりあえずの収納としてお勧めのFitsケースを購入。

譲り受けたものの中で、あまり出番のない着物や帯たち。これまでは風呂敷包みや桐のケースに分散していたので、Fitsケースにまとめてみると当然ながら部屋がすっきり。よかった〜♪

2009.10.12 [月] 

Yさんと最終日の蔦サロンへ。
表参道・外苑前は思い出の多いエリア。初めてだとおもっていた蔦サロンに着くと、一階はRちゃんたちと語り合った思い出の場所だった。というわけで途端に懐かしい場所に変貌(笑)。

柔らかな日差しに溢れるスペースは、穏やかな空気に満ちていた。そんな中で作り手と直接お話しができて充実のひととき。お誘いしたYさんがとても喜んでくださって嬉しい。

無地紬に洒落紋が光る飯田さんの装いが印象的。自分の地味無地紬にも雪輪か笹を刺していただいたらどうだろう…と妄想が膨らむ。
美しいものに囲まれ、手仕事の素晴らしさを実感した私たちは手ぶらでは帰れなかった。
久しぶりの青山。やっぱり私には特別な場所♪

 

2009.10.10 [土] 

今日は久しぶりに小田原を散策・堪能した♪

まず、先日の建長寺でのコラボイベントに使われた漆器を制作された石川漆器ギャラリーへ。
http://urushi-utuwa.co.jp/...

小田原漆器について、いろいろとお話を伺う。アクセントにもなっている塗り込めた生地は、箸先などが当たりやすいお椀の底や、お盆の中心部の補強を兼ねているとのこと。使う生地は様々だが、石川漆器さんでは国産の麻にこだわっているそうだ。漆器は使って、手入れを重ねて、塗りなおして、「育てていくもの」との言葉が印象的。使い込んだものを見せていただくと、新品にはない艶と深みが素敵。文字通り、世界でたったひとつの器になっている。地元の材料を生かし、手間暇かけて作られるお盆や器やお重箱が並ぶ店内には落ち着いた空気が流れていて心地よく、長居をしてしまった。

白木地はあったものの、製品の展示がなかった棗についてたずねると、二点ほど持ってきてくださった。どちらも個性的で力強い美しさ。ひとつは先日のコラボのお茶席で使われたものだった。これも使い込むうちに、色艶が変化していくので、それも楽しみですよとのこと。
お棗は、塗の工程の調節などで予算に応じたおあつらえができるそうで、いつの日か気に入った塗で好みの絵を蓋裏に描いていただけたら素敵だなぁ、と夢が膨らむ。そして、私は今のところやっぱりお道具の方により関心が強いことを実感した(笑)。

次は「小田原宿なりわい交流館」2階の展示スペースで「感性豊かな創作絵文字—独自の文字絵を描く—」を楽しむ。http://www.city.odawara.kanagawa.jp/...
小林真澄さんは、小・中学校や造形教室で教えてこられたそうで、私が立ち寄ったときはたくさんの子どもに囲まれていた。絵画の中に文字が潜む「文字絵」は、文字を探すのも楽しいが、けっこう難しいものもある。子どもたちが「あれ?」「どうしてもみつからない(字がある)」などと話しているのが微笑ましい。ちなみに小林さんは、先日亡くなったゾウのウメ子さんの文字絵作者でもあります。
http://headlines.yahoo.co.jp/...

次はお隣の、山田染織呉服店へ。こちらには古典柄から小田原特製まで、手拭がたくさん! なかなかお目にかかれない小紋柄や季節ごとの絵柄ものが格安で手に入る。手拭選びに夢中になっていると、特別開催中の「ミニフェアトレード展」の主催者である「ちえのわハウス」の方に声をかけられる。手拭からアンチ使い捨て、手工芸品へと広がり、思わぬところで開発援助やNGOの話に花が咲く。NGO職員として、また学ぶ身として南アジアや中東、モンゴルなどを訪ねた頃が蘇る。最近、かなりパワー不足の私は、意外なところで身の丈レベルの援助に携わり続ける方とお話できて身が引き締まる思い。これもきものラブで呉服店に立ち寄ったおかげ。
そんなこんなで、いろいろな出会いに感謝の一日となった。〆は暗がりの中に浮かぶ幻想的な小田原城。レ○クさん、看板が邪魔なんですけど(爆)。

2009.10.9 [金] 

ふと思いついて地元の悉皆屋さんへ、仕立て直しの相談に行く。塩瀬に紅型で抽象的な花をポイント染めした名古屋帯は、その昔、母が恩人からいただいたもの。

前柄も異なる型を使って染められており、手をかけた良い帯ですねとのこと。かなり使い込んであり生成の地色もくすんだ感じがするけれど、手をかけて作られたものは、世代を超えて人を虜にする力を秘めている。

母が譲られたときの箱に入れたまま持参したら、できれば箱から出すように、思い出の箱なら、せめて消毒用アルコールを特に箱の四隅を意識して吹きかけてください、とのアドバイスをいただく。母はモノを捨てられない世代(笑)なので、さっそく実行してみよう!

2009.10.7 [水] 

「ちょっとコスタリカに行ってきました!」という知人からコーヒーヌガーのようなお菓子のおみやげをいただく。特に変わったものではなかったけれど、コスタリカという響きがなんだかうれしくて楽しいおやつタイム。

修論に取り組みながら、有機農業に挑戦したりコスタリカに飛んだり。20代の行動力に脱帽!
最近、成田さえ遠く感じる我が身にカツを入れたくなった(笑)。 軽々と移動しよう♪

2009.10.6 [火] 

特効薬で頭痛解決♪

小雨が降っていたけれど、近所なのできもので出かける。以前に比べると、今日のような普段着は「きもの」と構えずに行動できるようになってきた。少しずつだけど肩の力が抜けてきたように思う。
もっともっと自然に楽しくきものをまとって過ごす時間を増やしていきたいな。

夜、久しぶりに息子と電話で話す。
便りのないのは元気な証拠とは言うけれど、たまには声を聞きたくなる。

メモ
きもの:会津木綿
帯:生成地に小さな魚が並ぶ袋名古屋
帯揚:白とブルーのぼかし縮緬
帯締:紫の冠組

2009.10.5 [月] 

ひたすら籠って作業の週末。
予想どおり、肩こり・首の痛み・頭痛の三点セット到来(涙)。

やっとゴールが見えて一息ついていると母から電話が入る。今日、めでたく包帯がとれて、ひと月続いた通院生活から解放されたとのこと。感染もなく、無事に回復してなにより! あらためて我が母の生命力・回復力の強さに感心する。何があってもめげない前向きな姿勢は見習うべきかも…
これからは特にキッチンの足元には注意してくださいね! 

2009.10.1 [木] 

また一枚カレンダーをめくって10月。

みなさまの日記を読むと、ワクワクしてきてパワーがみなぎります♪
ちょっとへこむことありの本日も真楽マジックで復活!
ありがたき幸せ!!

2009.9.29 [火] 

先生のご都合でお休みが長く、6月以来のお稽古。自習・復習をサボりきった私は、愚行を連発して赤面。先生と先輩方の温かな眼差しに救われて、ひたすら感謝の数時間でありました(汗)。
…………
たとう紙には「結城」との手書きがあったけれど、「塩沢?」「古い縮ですね」など、複数の呉服屋さんでも特定できなかったK子さん縮。昨日、某所で結城縮とのお墨付きをいただいてすっきり。着こんだ結城縮は着易さ抜群で、ついつい袖をとおしてしまう。
二枚いただいたうちの「妹」は大きな花柄がいかにも泥臭く手持ちの帯では制御不可能状態。素材自体の味わいが渋いしな布の帯などを合わせてみる? あるいはクラシックな染帯で「昭和」を全面に押し出す…? 来季への課題。

2009.9.28 [月] 

日本橋〜銀座〜新宿と移動の一日。

まずは日本橋三越の伝統工芸展へ。きものを着ていたら「いつもお着物ですか?」と声をかけられ、重複したからと「森口華弘・邦彦展」のチケットをいただく。友禅訪問着「晩秋」が入選なさった稲木久氏のお姉さまとのことで、作品の前まで連れて行ってくださった。きものを着ていたからこその出会いに心がほんわかとした。
新里玲子作上布きもの「花絣」、段上郁子作花織着尺「夢模様」などが印象的だった。
「森口華弘・邦彦展」は、自分の生まれ年に作られたきものを前に歴史(!)を感じて感慨にふけり、細かな技法を説明したビデオを見て、その手のかかり具合と技の見事さに震える。

次は銀座で仕立てあがった帯とご対面。「美しい」の一言! 大島にも地味紬にも、絣にも合わせたい♪
来年に備えて単衣にふさわしい着尺を見せていただく。小千谷紬、石下紬などこなれたお値段で魅力的なものがあってうれしい。単衣が手薄なため酷使した年代物の結城縮は洗い張りしてあげよう。
最後は新宿へ。
京王百貨店のぜん屋さんで、鼻緒の調整とかかと交換をしていただく。足にぴたっとしたところで、高島屋で開催中の山村御流の生け花展へ。
「花は野にあるように」その一言に尽きる美しさ。
盛りだくさんで歩きまわって疲れたけれど、いろいろと満足の一日だった。
明日からは仕事モードに切り替えなくては!

覚書
結城縮
インド更紗名古屋帯(幾何学的な花模様の面)
立しぼ半襟
薄いライムグリーンの帯上げ
オフホワイトの冠組
象牙の結び文の帯かざり

2009.9.25 [金] 

前回の錦糸町とはガラリと趣の異なる恵比寿で4人が集まってランチ。

龍天門で三人が選んだのはウィークデイランチ「ホタテ貝の炒め、野菜添え」。
http://www.westin-tokyo.co.jp/...
美味でした。がしかし、肉厚の立派なホタテがなんと一人に8個以上も! あまりのボリュームに「一年分のホタテ食べた気分!」と苦笑する。二人で一皿でも十分の迫力。お肉系のランチの盛りはごくごく普通に見えたので、あの豪快な量はホタテだけなのかしらん!? 取り分けてもこの迫力を画像で確認。

ランチの後はMさんと二人で東京都写真美術館へ。稲越功一氏の「心の眼」と北島敬三氏の「コザ/東京/ニューヨーク/東欧/ソ連 1975-1991」を観賞する。
Mさんはカメラ通なので、ピントや光線、路上で被写体を撮るテクニックやアングルなどをさりげなく説明してくれてた。おかげで観賞の幅が広がってうれしい!

うつろな眼差しから、突き刺すような視線まで、強烈な印象を残す被写体たち。都市に生きる人々の生きざまをジグソーパズルの欠片のように提示するスナップショットには静かな迫力があった。

独特の酸っぱい匂いがたちこめる自宅の「にわか暗室」で、父が現像する姿をワクワクしながら見つめていた幼い頃を思い出す。

 

2009.9.23 [水] 

秋分の日。

今日は小学校時代からの友人のご新居へお邪魔した。
ご自宅の地下室での「バイオリン&ピアノコンサート」は、ピアニストの彼女ならではのおもてなし!
気ごころの知れた方々と、プロの生演奏を楽しむという極上のひと時を堪能する。

モーツアルト:ピアノとバイオリンのためのソナタ
エルガ—:愛の挨拶
ドヴォルザーク(クライスラー編曲):スラブ幻想曲
マスネ:タイスの瞑想曲

コンサートの後は、テラスへ移動してみんなで楽しくおしゃべり。まるで映画のワンシーンのよう! 
心身ともに開放される気持のよい午後でした。
Sちゃん、御新居完成おめでとう&素敵なお誘いありがとう!!

2009.9.20 [日] 

台風を心配していたのがウソのような快晴。

今日のお楽しみは、建長寺で開催される「楽天世界遺産劇場同時開催プログラム:神奈川県伝統的工芸作品展 日本の美<伝統的工芸品・いけばな・茶の競演>」。それにしても長いタイトル(笑)

鎌倉彫、小田原漆器、箱根寄木細工の作品を用いたお茶席へ。繊細な麻の葉模様の風炉先、鹿を描いた鎌倉彫の香合、お茶席には珍しいという朱の小田原漆器の棗+表千家のコラボ。水差し、お釜とのバランスも私には美しく感じられて楽しめた。
(紬に八寸帯という??の装いですが、「どなたでもお気軽にどうぞ!」なのでお許しあれ。9割の方が洋装。 御亭主も「これはいわゆる『お茶席』ではありませんのでリラックスなさってください」と、場を和やかにされていました)

ランチの後、鎌倉駅まで歩いてゆくと小町通りはラッシュのよう。前に進めないほどの人出にびっくり!
さらに驚いたのは、江ノ電の乗車規制。友人夫妻と順番待ちの列に並んで無事帰宅。
思わぬところで体力を消耗したけれど、美しいものに囲まれて満足の一日。

K子さんの結城縮
チャコールグレーのすくい袋名古屋帯(初おろし)
臙脂とチャコールの丸組帯締め
白地の絽縮緬に臙脂の飛び絞り帯上げ
寄木細工の簪
鎌倉彫の下駄
インド更紗のバッグ

2009.9.19 [土] 

午後から「デザインの価値観プロジェクト」へ。
美大生たちの作品やOB、寄木細工の作家たちの作品が約70点。晴れやかな振袖、モダンな寄木細工のアクセサリー、独創的な棚やベンチなど、印象に残るものがたくさんあった。
会場のヨコハマ・クリエイティブシティ・センターは素敵な空間で、このような機会に恵まれた彼らは幸せ!
90分の講義にも参加した後は、元町のチャーミングセールへ。ベーシックなシャツときものにも合いそうなストールなどを買う。
桜木町〜馬車道〜元町。今日はたくさん歩きました!

2009.9.18 [金] 

某所で納得のいかないことあり。
言い訳は山ほどできるのに、すみませんの一言が出ないなんて…

ストレス解消にお気に入りのパンとワインを調達する。明日からの楽しい予定のみを考えよう!

2009.9.17 [木] 

母作の和菓子二種。
小さな雁が可愛い♪
うさぎさんは草履みたい(笑)

2009.9.17 [木] 

昨夜、ふらりと息子が来て一泊していった。
会話のキーワードは配属、再会、ライバルなどなど。

…………

「愛の嵐」に反応してくださってうれしいな♪
私もシャーロット・ランプリングはずっと目が離せない存在です。若き日の「ジョージ—・ガール」の彼女もクールです。声も魅力的。

シャーロット・ランプリング、ドミニック・サンダ、モニカ・ヴィッティ、そして夭逝したフランソワーズ・ドルレアックは、10代の頃のあこがれのヨーロッパ女性たち。友人がはまっていた当時のアイドル新御三家にはまったく関心がなく、Grand Funk やBad Companyなどのロックファンとも距離があったあの頃…(遠い目)。 ずいぶんと枯れた女子高生でした(笑)

2009.9.14 [月] イチロー選手

祝 9年連続200安打!
「ぼくはナンバーワンになりたい人。この世界で生きているからには、オンリーワンでいいなんて甘いことをいうやつが大嫌い」

打って当然という重圧を力にかえて、繊細な心をクールな言動で覆って、イチローは大記録に甘んずることなくさらに上を目指しているのでしょう。

「200本の前には199本を積み重ねてこなければならない」。重みのある言葉です。今日の偉業達成を心から嬉しく思う!
……………

そして今夜は『愛の嵐』@自宅。
1957年のウィーンを舞台に、収容所でのおぞましい日々が「過去」にはなりえない現実をえぐりだした問題作。
リリアナ・カバーニ監督は、収容所のシーンと戦後12年を経た日常の断面を交錯させながら、人の世の愚かしさと哀しさを冷徹に描いている。

過激な描写に話題が集中したが、監督は理性と激情のせめぎあいの狭間に陥り、過去から逃れられずに立ちすくむ二人の現実を細やかに描く。そして「過去」を消すことのできない二人の終焉は、狂気の犠牲となった人々へのレクイエムともとれる。
初めて見たときのショックは今でも忘れられず、月日を経ても、心が乱れ脱力感に襲われる作品。

2009.9.13 [日] 

ヒッチコック監督の『マーニ−』@cinefil。

1964年作というと東京オリンピックの開催年。なるほどいかにも合成チックなシーンもあったけれど、古臭さはなく楽しめた。ヒッチコックの登場シーンもチェックできたし♪

ヒッチ監督は既にモナコ王妃だったグレース・ケリーを渇望したが叶わず。グレースの華麗さ、美貌の中の冷酷さやスケールの大きさには及ばないが、小柄で壊れそうなティッピ・ヘドレンも悪くないと思う。華奢な彼女の娘がメラニー・グリフィスと知ったときは仰天した(笑)。

『ラストタンゴ・イン・パリ』はドミニック・サンダの妊娠で180度イメージの違うマリア・シュナイダーが抜擢された。これはドミニック・サンダで見たかった。今でもそう思う。
秋の夜長、自宅で映画を楽しめる幸せ。ビデオ録画もできない時代に映画ファンとなった私にとって、これは大きな歓びなのです♪

2009.9.10 [木] 

きもの好きの友人と待ち合わせ@表参道。
彼女のバイト先のお店に立ち寄る。
その前に銀座で美しいものたちに癒される。

今日の予想最高気温は28度だったけれど、うそつき+5日と同じIさんのお召で快適。10日になったので、帯は黒地のものに変えて、少ない持ち駒の中から秋を意識してみた。
街で見かけたきもの姿にも、秋らしい色合いが多く、洋服では味わえない微妙な季節感がうれしい。

メモ:
Iさんの抽象的な草花柄のお召
変わり麻地に刺繍と漆でアザミ帯を描いたK子さんの名古屋帯
二分紐に瑪瑙の帯留
竹籠バッグ
鱗模様の鼻緒の小判型草履(初おろし)

2009.9.8 [火] 

捻挫がよくなったと思ったら、今後は調理中に火傷した我が母@70代後半。
いわゆるせっかちで、若い頃から怪我の多い母だった。高齢になっても、ゆったりとは縁がなくて怪我が絶えない。 一昨年はきものでお稽古に行くときに、バスに飛び乗ろうと走って転んでバスを止めたというエピソードの持ち主。膝をすりむいて流血したのにきものは無傷というのも驚きだった。そこで母曰く「人間の身体もきものも丈夫なのよ」。返す言葉もございませんでした!

その反動か、娘の私は怪我とは無縁。タイムカード管理の通勤時代以外は、電車に飛び乗るとか改札口や階段に最短距離の車両(当然混む)に乗るなんてことはしないから。(あ、これらはモチロン母の得意技です)

脚立でバランスを崩して転倒→骨折、シルバー卓球クラブで転倒→骨折、植物愛好会の山歩で転倒→捻挫などなど、母の怪我歴はなかなかすごく、軽傷をあげたらきりがない。
それでも本人はケロッとしているので救われるが、
今回は予想以上に痛々しい患部にこちらがへこむ。

良くも悪くも自立心が旺盛なので、子どもたちにも助けを求めることが苦手。妙なところで遠慮したり、強がったり。
プライドを傷つけないように手を貸してきたが、そのさじ加減が難しい。母娘といえど、なかなかうまくいかないものだ。
しばらくは毎日通院となった。何があってもめげずに前向きなのは助かるが、もう少し慎重・ゆったり・丁寧に暮らしてほしいものです!!

2009.9.6 [日] 

今日も快晴。
裾除けも足袋も気持よく乾いてうれしい。
…………
怖い映画といえば…
「恐怖の報酬」と「サイコ」かな。
「テレーズラカン」の陰湿な展開も怖かった!
…………
夕方からは怖くない映画@自宅。
友人たちと保護者抜きで初めて映画館で見た懐かしの『小さな恋のメロディ』。

多民族の生徒たち、ユダヤ教徒は退室する宗教教育、「良き母」が食卓でピルや中絶を話題にする皮肉、パブに入り浸る男たちetc. 
オトナと子どもの間の壁だけでなく、英国社会全体をさりげなくシニカルに提示していたのね…

メロディの友人たちが墓地でミック・ジャガーのポスターにキスしたり、ダニエルたちが繁華街で『パットン大戦車軍団』のポスター前でおどけたり、女の子のスカートが超ミニだったりと、いかにも「70年代」の空気が溢れているのに古さを感じない。再見してこれほど印象が変わった映画は珍しく、なんだか得をした気分。

やわらかなフォルムの赤バスが懐かしくて、思わず109,159のルートを検索してしまった! Lambeth Rd. Rupert St.もAtoZで確認(笑)。

2009.9.5 [土] 

怪我やらなにやらで、しばらく外出ができなかった母を誘って銀座へ。

朝夕はひんやりするけれど、快晴のお出かけ日和で日中の予想は28度以上とか。初秋だけど、気温は晩夏。
何を着るか迷った末に、さらりとした単衣のお召しに三風魯の定番帯を合わせてみた。うそつきを着たので、汗もかかずに帰宅。同行した母は、麻の襦袢でも汗まみれに…

銀座界隈には、浴衣?!と思われる夏仕様の若い女性から、すっかり秋仕様の単衣に帯の方まで様々な着姿が。
その昔、真冬のロンドンで薄い綿素材のスカート+タイツ+エスパドリュ+革ジャンの女の子と、ロングの毛皮コートで完全防備した女の子が並んで歩いていたシーンを思い出した。

今日の目的は帯。
お気に入りの「渋〜い真綿紬」や紬織絣の着物を、これまでよりやわらかい印象で着たくなり、それにふさわしい一筋を探しに。
素敵な出会いがあって、生紬の和更紗の帯をいただくことに。仕立て上がりがものすご〜く楽しみです!
母も気分転換ができてよかった♪

2009.9.2 [水] 

もろもろの不具合を調整・改善したい…
気を引き締めて、焦らず、追い込まず。

朝日の連載小説『麗しき花実』は、奥深い物語の展開と挿絵の両方がとても楽しみ。
故郷へ戻ることを決意した理野さんは、
「松江はそんなにいいところかい、鱸が美味いんだってな」と問われてこう答える。
「白魚や公魚もおいしいし、鯔や鯉や鰻も獲れます、それに鯊や蝦や蜆もたくさん」

生まれ育った土地のことを問われたら、自分は何と答えるだろうか…
自然の恵みが「故郷」を代弁し、豊かな背景が目にうかぶやりとりを感慨深く読んだ今朝でした。

2009.9.1 [火] 

今日から9月。

子どもの頃、祖母が「お一日(オツイタチ)は心を引き締めて迎えるもの」と言っていたことを思い出す。

中・高を過ごした学園の会報が届く。母校愛は薄い方なのに(笑)、校舎や行事の写真を見ると懐かしさに胸がキュンとなる。
これも年齢を重ねた証拠かな。

昨夜から爆弾を抱えたような展開で疲れました…
Desperadoがテーマ曲って辛い。

2009.8.30 [日] 

両親を投票所まで送迎し、ヘビー級の買い物(笑)を手伝い、お礼に庭の花をもらう♪ 橙色の実に秋の訪れを感じます。

明日は31日。あの日も、あの集まりにもきもので出かければよかった、と後から思うことが多くて反省の夏。

しばらくは未練たらたらと眺めて楽しもうかな…

2009.8.24 [月] 

久しぶりに会う友人とランチ@ブラッスリー・レカン
http://r.gnavi.co.jp/...

上野駅の旧貴賓室だけあって、狭いながらも趣ある空間。最近は歴史を感じる空間に身を置くと、それだけで
ほっとする…

今日は久しぶりのきもの。着付けも組み合わせも、ちょっと難ありだけれども、きものを着ると心も体もやわらかになって、それだけで幸せな気分になる。

ランチは予約不可なので出たところ勝負。「場合によっては行列」と聞いていたけれど、今日は比較的空いていてのんびりとおしゃべりできた。

その後は寄り道も考えたが、絞り切れずにおとなしく帰宅することに。すると地下鉄から地上に出たところで、まさにバケツをひっくり返したような豪雨! ホームで電車を待つ人もずぶ濡れという激しさ。
寄り道していたらどうなったことか… 我ながらナイス判断でした(笑)

2009.8.18 [火] 

フリーダ・カーロの自画像ポスターが強烈な印象の「メキシコ20世紀絵画展」@世田谷美術館へ。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

濃密な展覧会、のびやかな空間の砧公園、楽しいおしゃべり&ランチ、そして懐かしい用賀を満喫する。
*敷地内のレストラン「ル・ダルジャン」
http://www.setagaya.co.jp/...

その昔(笑)、ベビーカーを押しながら、世田谷美術館の建設に合わせて整備されていたプロムナード工事の噴煙を浴びた日々が蘇る。「徒歩圏内に美術館ができる!」と舞い上がっていたのに、なんと開館と時を同じくして転勤という皮肉な巡り合わせ(涙)。

それから○○年。近くに戻ってからもなぜかご縁のなかった世田谷美術館。今日、初めて訪れたのに「再会」のような感覚は、そんな歴史があるからかも。
…………

ジンジャービール!
酵母部長みずえさん、レシピを楽しみにしています♪

2009.8.17 [月] 

TVの前で、ひとり熱闘甲子園!
今日も接戦続きで盛り上がる。
クレバーで粘り強いKG、もっと見たかったな。
お疲れさまでした&大学でも頑張って!

自家製ジンジャエールの素。
ビールで割っても、プレーンヨーグルトにかけても
楽しめます! 素敵なレシピ、ありがとうございます♪
…………

毎年巣をつくる駅前の某所。
今年は雛がかえらなかったのかと気をもんでいたら
ちゃんと育っていました。
この暑い中、親ツバメが一生懸命に餌を運ぶ姿に
感激。

2009.8.15 [土] 

八月は、時間の流れがより早く感じられる。
気がつけば、今日は15日。
それぞれの思いを胸に、黙祷を捧げる8月15日。

ご縁のある四校は、すべて初戦突破!
今、ここに存在し白球を追える幸せを胸に、次も
頑張ってね!

...........................
私もやってみました。
黄金、黄、茶、桜、そしてコーラル。
うれしはずかし、首を傾げ…(笑)
全体的には納得かな!

2009.8.11 [火] 

今朝の地震は、嫌な感じの揺れ方で怖かった…
豪雨、地震、夏らしくないお天気。
自然から人間への警鐘かと思う。

期限付きの招待券をいただいたので、横浜美術館で
「フランス絵画の19世紀」を観賞する。
http://france19.com/

お天気のせいか、比較的空いていてゆっくり見られた。
アントワーヌ=ジャン・グロの「レフカス島のサッフォー」、アレクサンドル・カバネルの「狩の女神ディアナ」が印象的。
企画展の後はコレクションも観賞する。休憩も入れながらマイペースで観たけれど、かなりのヴォリューム感があり、それなりに疲れた〜

カフェで一息ついて、ちょっとシュールなオブジェなどを見ながら、桜木町駅まで久々の横浜を味わって帰路につく。
海のそばっていいな!

2009.8.8 [土] 

プチ振り返り

6日(木)
世田谷パブリックシアターでblackbirdを観る。
http://www.yomiuri.co.jp/...

2007年のローレンス・オリビエ賞最優秀作品賞。
99%二人きりの舞台で、心身ともに消耗の激しいやりとりが続く。

へヴィーな舞台なのに、二人の存在感と役者魂のおかげで後味は悪くない。身体と心の芯に何かが残る不思議な作品で、戯曲も読みたくなった。

開演前には軽くお食事を。ピザもサラダもお手頃価格で美味。さらにギネスもあってニコニコ♪ 
http://r.gnavi.co.jp/...

7日(金)
バイトを終えるとものすごい土砂降りに遭遇。最寄りのバス停まで3分ほどなのに、文字通りずぶ濡れとなる。
移動中に雨は止んだものの、サンダルもワンピースもびしょびしょ。大好きな和菓子を買って気を取り直す(笑)

8日(土)
甲子園開幕!
こちらは曇り空だけど、甲子園は青空が広がっている。
悔いのない試合を!

2009.8.5 [水] 

午後から未体験エリアへ外出。

まずは東京スカイツリーの工事現場へ。鳴り物入りで建設中のツリーだけど、いわゆるイベント感は薄くて、何というか地道な印象。
それでも押上駅を降りて北十間川に架かる橋にはカメラを構える人たちが。自転車で移動中の地元の方も、散歩中のご隠居さんも通りがかりにツリーを見上げて行く。

工事現場は予想以上に興味深くてついつい作業に見入ってしまった。 
「この状態は今しかない」という歴史の1ページ的な高揚感を静かに共有した印象。

スカイツリー体験の後は錦糸町へ移動してベトナム料理http://gourmet.gyao.jp/...
をいただく。
揚げ春巻き、フォー、寄せ鍋からココナッツアイスまで、どれも美味!
たっぷり食べて、おしゃべりして、リーズナブルなお値段に大満足。

アレンジしてくれた友人のおかげで、一味違う楽しい暑気払いとなった。

2009.8.5 [水] 

昨日の日記で、紺白の浴衣姿が見たいなぁと書いたら、今朝一番でお目にかかれました@朝刊。

東京ミッドタウンのECOスポットナビゲーターのKIKIさんの浴衣姿は、凛として涼しげ!

臙脂や辛子色ではなくて、さわやかなパープルの帯合わせが都会に生きる大人の魅力を引き出していて、朝から元気をいただきました。

2009.8.4 [火] 

こちらはお昼すぎまで曇り空。今にも降り出しそうな中、浴衣で出かける女性が目につく。行き先は江ノ島の花火大会のよう。

見かけた全員が、ピンクやラベンダーの大きな花柄の浴衣にこってり盛りヘア。帯にも頭にも大輪のお花を飾って、時計やピアスもキラキラしていた。「デコ系浴衣」とでも言いましょうか…

それはそれで微笑ましいけれど、やっぱり紺白の浴衣に博多や麻の半幅帯の浴衣姿がいないのは寂しすぎる。
粋で涼し気な伝統の良さ、わかってもらえないかなぁ…

2009.7.31 [金] 

フーさんおすすめの『きもののお手入れ&お直し』にあった、古い帯どめのお手入れ(というかお洗濯)を、
水洗いって勇気がいるなぁと、ちょっと緊張しながら試してみました。


結果は…

父方の祖母の形見の古い翡翠も、てっさい堂さんで求めためのうも、あっけないほど簡単な作業で驚くほど綺麗になりました。
本来の美しさを披露できた帯どめたちも喜んでいることでしょう♪

2009.7.30 [木] 

やった〜!
いろいろな意味でご縁のある学校が4校も甲子園の切符を手にしました♪

2009.7.28 [火] 

里山フォーラム主催の「からむし講座」に参加。市民館の入り口に移植した、からむし採取→靱皮を取る→苧引きという過程を短時間で体験できた。

からむしの葉でのしおり作り、編布(あんぎん)体験、『からむしと麻』鑑賞と、盛り沢山の企画で充実の半日!

気の遠くなるような工程の、ほんのさわりを体験しただけだが、反物になるまでに、どれだけの手間と時間がかかっていることかと、改めてからむしへの思いを深める…

田中陽子さんの『ゆずりはの詩』を読んだところだったので、からむしを守る昭和村や織り姫制度が、より身近に感じられた。
そして、地元にからむしを伝えようと活動する団体があることをうれしく思う。

…………………………
帰宅後、いただいたからむしの靱皮取りに熱中していると、息子が訪ねてきた。リクエストに応えて今日は外食。ガッツリとお肉を。
元気に過ごしているようでなにより♪

2009.7.26 [日] 

猛暑と強風、そして雨。お天気も気まぐれ。

週末に沖縄在住のいとこ一家が久々の帰省。そして都合のつく親戚一同が箱根に集合した♪ 今回、私は参加できなかったが、息子が勤務後に70代から2歳児までの大所帯に合流した。

ちなみに息子は二歳のYちゃんが可愛くてたまらない。今回はおしゃべりもしたそうで、ますますメロメロ。

彼は翌日も勤務なので、お酒はごくごく控え目におつきあいしたそう。 
そのためか「(周りがいくら盛り上がっても)ケジメがきちんとつけられてよろしい!」と、酒豪の叔父よりお褒めのメールが届く。褒められるのはありがたいけれど、社会人ですから、状況に応じてコントロールできないとね!
いずれにしても楽しい再会でよかった♪

……………
治療中で無理は禁物のワタクシは、家に籠って買いためてきたビーズやパーツで、プレゼント用の簪やピアスを作る。手を動かして何かできるのは理屈なしに楽しい♪

2009.7.24 [金] 

右下奥歯周辺の不具合(!)が引き金の不調で、予定キャンセルが続いている。痛みはとれたものの、治療中なのでかすかな違和感が残っていて、気分爽快とはほど遠い日々。追い討ちをかけるように昨日は腰を痛めて歩行も不自然となる(涙)。
脳に近い方は右、下半身は左が不調。やれやれだわ。

というわけで、意気揚揚とコーディネートしたのに、着る機会がないままに七月は最終週に突入してしまいそう。
あまりにも寂しいので、練習で着たときの画像を…

お天気と回復が重なりますように!

2009.7.20 [月] 

きものの世界に誘ってくれた友人が、先日第二子を出産した。おめでとうございます!

出産したその日のうちに画像つきメールが届く。
私の感覚では、ついこの間までは携帯もデジカメもなくて、電話と写真屋さんでの現像・プリントが当たり前だった。子どもが生まれた頃は、お店を出るやプリントを見てにんまりしたっけ(笑)。 

それが今や、産後間もないご本人からうれしいお知らせをいただける。 技術の進歩は目をみはるばかり。

悪質サイトや犯罪など、負の側面を忘れてはならないけれど、このようにスイスイと幸せを運ぶ機器としての携帯は便利で頼もしくも愛おしい。

きもの好きな友人のこと、来年の夏は親子そろって浴衣でお祭りに行くことでしょう♪ 

2009.7.18 [土] 

昨日は今月26日まで開催の五島美術館の「向付 茶の湯を彩る食の器」展を見に行った。
http://www.gotoh-museum.or.jp/...

黄瀬戸、志野、織部から青磁、阿蘭陀はデルフト窯製のものまで、多彩な向付を堪能できた。

焼の味わいが深いもの、繊細な絵付けに魅せれるもの、千鳥や割山椒のように形に惹かれるものなど、これまた奥の深い世界… 

それほど暑くなかったので、展示の後は庭園も散策。
静かな住宅地とはいえ、敷地の隣を大井町線が行きかう上野毛に、このような庭園が残っているのが奇跡のよう。展示は結構なにぎわいだったけれど、庭園はひっそりとしていて、なんだか得をした気分。
涼しくなったら、きもので訪れてひとりゆっくり物思いにふけるのもよさそう。

その後、二子玉川に移動してランチ&ショッピングを楽しむ。
当初の予定は、きもので五島美術館&周辺散策→早めの帰宅だったが、出発時もかなりの雨で断念。火曜日の外出は、突然の治療のため断念したので、結局きものを着なかった。

来週こそ、練習を兼ねて実際に着てみたコーディネートで外出しよう!

2009.7.13 [月] 

突然の激痛に耐えかねて歯科医院へ駈け込む。
原因は親不知かも知れない。

歯茎の腫れがひどいので、とりあえず薬で落ち着かせてから処置をきめるとのこと。
「切開」と聞くだけで震えてしまう。
...........................

実家に埋もれていた1968年初版の実用百科事典「和裁 洋裁」に「籠づけ中形」を発見。どうやら籠染はこのようにも呼ばれたらしい。
そして「量産が可能」との一行が。希少価値となり、ついには絶滅に直面する今日とのギャップに驚く…

2009.7.11 [土] 

銀座線で高校球児と思われる若者たちに遭遇。校名を書いた小さなプラカードを持っていた。ということは東東京大会の開会式?
もう地方予選の季節到来とは、この一年も早かったな〜

子どものころからスポーツは観戦派(笑)
なかでも甲子園と箱根駅伝、国立競技場(ラグビー)は年中行事のようなもの♪

スポーツをドラマ仕立てにするのは好みでないけれど、事実は小説より奇なりを目の当たりにすると、身が引き締まることがある。それは純粋に勝負の面白さだったり、感動だったり、努力だけでは報われない現実の厳しさの再認識だったり、さまざま。

最近の宣誓には、まわりへの「感謝」が多いように思う。他者への感謝を実感できるのは素晴らしいこと。

………………
極端な字数制限のある原稿を送信して一息♪
今週は2回きものを着る予定があり楽しみ!

2009.7.7 [火] 

昼間は暑さと強い風の荒れ模様のお天気だったが、夜になったら涼しい風が心地よい。
今日は七夕。

曇り空だけど、煌めく星がいくつか見える。
子どもが成長すると七夕飾りも作らなくなり
ちょっとさびしい。

そんなことを思っていたら、手作りのカードが届いた。
立体的な星を見ながら、織り姫と彦星に思いをはせる。そして、少しずつ周縁に追いやられているさまざまな事が、これ以上弱い立場に置かれぬようにと願う。

2009.7.5 [日] 

えりりんさんの日記拝読。

潔く美しい一反ですね! あらためて籠染めの魅力に浸っています。

大正時代からある技法でも、裏表異なる柄付は昭和30年代からなのですね。 とすると戦後の高度成長とバブルと停滞という目まぐるしい変化を体現して幕を閉じる技と言えそう…

キーワードの表記はHPを参照してカタカナにしましたが、そんな経緯に思いを馳せると、やはり籠染めの方が
ふさわしい。追って編集したいと思います!
情報に感謝です♪

画像はバティックの端切れで作った扇子入れ。
こうして見ると左のはもっと裾つぼまりにすればよかった…

2009.7.1 [水] 

昨日は蕎麦好きの友人より「お時間あれば蕎麦屋で一杯しませんか」とのうれしいお誘いをいただき、いそいそと出かける。
今回2人で選んだのは「神田まつや」さん。
お昼には何度か足を運んでいるけれど、夜は初めてなので、混雑を心配しながらもワクワク。
http://www.kanda-matsuya.jp/...

5時半に待ち合わせると店内は早くも満席状態。ほとんどのテーブルが相席で、これまたほとんどのテーブルにビールや御酒が運ばれ、生き生きとした空気が流れている。

湯葉わさび、焼き鳥、天種などをつまみに御酒を楽しみ、たくさんおしゃべりして素敵な時を過ごした。
店内の活気も心地よく、粋な蕎麦屋で一杯を堪能する。
もちろん〆のざるそばも美味でした!

こじんまりと気取りのない店内の蕎麦鉢や古時計、松をかたどった欄間が美しく、こんなお店にはきものが似合うなぁとの思いを深める。
雨模様だったので洋服にしたことが本日唯一の残念でした!

神田の前は飯田橋ギンレイホールで二本立てを鑑賞。
http://www.ginreihall.com/

『エレジー』では、70年代にワイルドな魅力で活躍したデニス・ホッパーとデボラ・ハリーが枯れた味わいの役者になっていて驚く。さらに原作がフィリップ・ロスだったことも知らずに見たので、これにも驚く。ペネロペ・クルスはもっと瑞々しく美しく撮れるのでは?と思った。着衣のマハに似ているとの設定のためとはいえ、前半の前髪はどうかと…

『ロルナの祈り』は途中入場のため、キーとなる場面を知らずにエンドロールを迎えてしまった。やはり映画は最初から見なければ! 
抑制のきいた演出がロルナの怒りや悲しみを際立たせていただけに、途中入場を猛省(涙)。

2009.6.26 [金] 

Michael もFarrahも星になってしまった…

アメリカの光と影というフレーズが浮かぶ。

2009.6.25 [木] 

「ゴージャスな盛りヘア」用らしいけど、ボリュームアップ=きものヘアにも良いのでは?とひらめいて購入したセレアップヘア

早速試してみたら、「盛り」というギャル系とは違う自然なボリュームが出て正解でした♪ 
髪質や頭の形にもよるでしょうが、頭のテッペンに向けての傾斜に欠け、前頭部にボリュームが出ないワタクシには救世主かも。コーム状なので装着も簡単で、ズレる心配もなさそう。

2009.6.20 [土] 

研修中は平日休みが多い息子が、木曜日に一泊する。
モリモリ食べて、たっぷりおしゃべりして、サウナでリフレッシュして戻って行った。

ふらっと私服で来たので外見は変わらないけれど、それなりに考え、行動し、鍛えられながらも今のところは楽しくやっている様子。
実家を離れて過ごした四年間は、彼にとっての宝ものとなった。

誕生年と二十歳になった年のイヤープレートを眺めながら、改めて月日の流れは速い…と実感する。

さかのぼって火曜日は、近場へ着物で外出。
10日の紬の妹分を着た。
改めて画像を見ると帯が軽すぎる…
帯締めもミスマッチ。やれやれ(汗)。

このようないまいちコーディネートも、自分なりの着こなしを模索する旅の入口と思えば楽しい?♪

2009.6.14 [日] 

昨日は「ルーブル美術館展—17世紀ヨーロッパ絵画」@国立西洋美術館へ滑り込む。蒸し暑い中、100分並んでの入場。立ちっぱなしで腰がいたくなり、同い年の友人と「展覧会も体力勝負!」と苦笑する。

�T「黄金の世紀」とその陰の領域、�U旅行と「科学革命」、�V「聖人の世紀」、古代の継承者? という3つのテーマに分類しての展示。

比較的スムーズな流れで観やすかった中、フェルメールの「レースを編む女」には際立った人だかりがあった。
この作品と向き合うと、群衆の中にあっても静寂に包まれ、心が休まるような感じがする。作業に没頭する人の姿が与える心地よさなのかも知れない。

個人的には「バトテバ」の物憂げな視線と光に照らされて挑発的ともとれる胸元の対比が印象的。謎めいて艶めいて、夫を戦地へ追いやったダビデのエピソードにも説得力がある…

まさに半日かけての鑑賞だったけれど、じっくり鑑賞するスタイルの友人とはペースが合うので、気を使わずにすむので楽しかった。混雑する大規模な展覧会は苦手だけど、ペースの合う連れがあれば、たまには覚悟をきめるのもいいかな…。

2009.6.10 [水] 

昨日(ロックの日♪)はKさんと山口伊太郎さんによる「源氏物語錦織絵巻」を見に大倉集古館へ。

下絵からメモ書きのある試作、そして作品を同時に見られ、試行錯誤や時間の流れも感じ取れる展示だった。
絵画を超える絵画ともとれる緻密な表現は見事としか言いようがない。

「後から書いたのですか?」との質問が多いという、かな文字の部分も当然ながら織り。墨のかすれた感じや繊細な筆遣いまで再現された作品を見て、改めて「西陣に織れぬものなし」を痛感した。

ご子息によるギャラリートークは大盛況。
古希を迎えて、壮大なプロジェクトを開始した伊太郎さんは、長生きのコツを問われるたびに、「今日一日をしっかり楽しく生きること。先のことを気にしても仕方ない」と答えていたそう。
プロジェクトを遂行するにあたって、10年先があるかどうか…、このように手間をかけていては間に合わない…というたぐいの消極的な発想は全くなかったという。

現状に満足することなく常に前進あるのみ。毎日の暮らしを楽しみ、何でも吸収する柔軟な姿勢にパワーをもらった。良い意味で「年齢相応に安住しない」との思いを新たにする。

根津に移動してのランチは「夢境庵」で。
月曜日から始まったというお店一押しの葛入素麺をいただく。滑らかなのにコシがあって美味しかった。
根津神社の鳥居のトンネルや、池のカメや水鳥に癒されて、Kさんとのおしゃべりも楽しみ、満足の梅雨入り前の一日だった。

きもの覚書:
K子さんの結城縮に枡蔵さんの緯和紙つかみ織帯
臙脂の飛び絞り帯揚げに伊藤組紐の二分紐、めのうの帯留
竹籠バッグに白エナメル草履

2009.6.7 [日] 

久しぶりの晴天。

cinefilで『テス』を見る。

公開当時は「文芸大作」という印象が強すぎて、特別心に残る作品でもなかった。ところが長い年月を経て改めて見ると、重苦しいながらも満たされた感の強い作品だった。

N.キンスキーの、倦怠の色濃い美貌が醸し出す表情は、テスの苦悩を生々しく訴えながらも無垢な魂に司られているかのよう。 当時17歳だったという彼女の存在が、ポランスキー監督に『テス』を作らせたというのもうなずける。 

N.キンスキーは完璧な骨格の持ち主。他の作品や画像では、ちょっと下卑た感じの表情も見られるけれど、テスの彼女は無垢な美しさに精神的タフさと演出なしのエロスが加わって本当に綺麗。 

この作品は『テス』の映画化を勧めたという、ポランスキー監督の亡き妻シャロン・テートに捧げたもの。
ポーランドから当時の「西側」へ渡り、マンソン事件で失意の底に落とされ、再出発のロスでスキャンダルにまみれて再びヨーロッパへ。
小さなズレや誤解が元で運命に翻弄され、自らの人生をコントロールできないままにさすらうテスが生きる姿は、ある時期の監督自身とも重なるのだろう。

すっかり黄ばんでしまった原作も取り出して、映画と原作の幸せな関係にも浸る。

2009.6.6 [土] 

お昼過ぎまで雨。のんびりと家で過ごす。

あの独特の臭いが苦手で、美容院でのカラーは最小限にとどめ自宅リタッチで「やつれた感」を出さないようにしている。

櫛を使って生え際に塗るのも、ラップをかぶせての放置時間も結構好きで、これまではクリーム状のものを使っていた。 今回、特に理由もなく泡状のものにしたら、ラクにきれいに仕上がった。 生え際や襟足も、これまでよりいい感じ。

ただ揉みこむときに、思ったより泡が飛ぶ。気づいた時には既にテーブルやジャージに小さなシミがたくさんついてしまった。匂いもきつくないので、色落ちに問題がなければ、次回も使おうかと思う。その時は耳と、周辺のへのガードを徹底しよう!

勝どき在住のTくんからの情報。
今夜21時からテレビ東京の「アド街ック天国」に新富町が登場。Tくんの奥様のご実家の周辺が紹介されるとのこと。この夏は、小千谷に麻帯、竹籠に更紗のパラソルであのあたりを散策してみたい♪ 

2009.6.3 [水] 

昨日は先生のご都合で変則的なお稽古。
頭ではわかっているつもりでも、身体がついていかない。ということはすんなり動けるほど、頭にも入っていないということか(涙)。
流れるようなお点前を目指して、もう少し気合いをいれましょう。さもなくば永遠の初心者(汗)。

きもの:K子さんのお召
帯:羽のように軽いあけずば織りの名古屋
帯揚:桔梗柄の飛び絞り
帯締:橙の水玉入りの細めのもの

そして今日は某所で重労働。疲れた〜

2009.6.1 [月] 

カレンダーを一枚めくって6月に。

今月の特集@cinefil imagicaは[ロマン・ポランスキー監督]で、2005年の『オリバー・ツイスト』を除く5作品は、初期から70年代のもの。

特にポーランド時代の『水の中のナイフ』は、なかなか見る機会がなかった。子どもといっていい頃にテレビで見て以来、心にひっかかっている作品なので朝の10時から、ちょっと気合いを入れてテレビの前で過ごす。

個人的には、良くも悪くも角が取れた感のある近年の作品より、鋭い洞察力で人間の営みの闇を切り取るような初期の作品のファン。
研澄まされた感性と、突き放したような視点、その中に潜む絶望感など。見終わって元気になるようなものではないけれど、時を経ても何かが残るという点で見逃せない作品が多かった。

他に『反撥』(1965)、『袋小路』(1966)『吸血鬼』(
1967)、『テス』(1979)が見られるので楽しみ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日は再び小田原へ。
用事を済ませて、のんびりと散策の第三弾。
桜の時期には混雑していた小田原城も昨日は
ひっそりとして、散歩中の地元の方とすれ違うくらい。
静かに紫陽花やつつじ、菖蒲などを楽しんだ。

散策中に立ち寄った井筒屋さんで、こもの整理に
よさそうな引出しに遭遇する。帯揚げ、帯締め、帯どめ、羽織紐など、帯周り品のよりよい(笑)収納のために引出内径などの細かいサイズを測っていただいて検討中。思い切って箪笥を変えるべきか、こまめな入れ替えとこもの整理で乗り切るべきか・・・
きもの関連の収納・整理は楽しくも悩ましいです!

2009.5.29 [金] 

何気なく手にした2009年開成あじさい祭りのチラシにわくわく情報を発見。6月6日から14日まで、あしがり郷瀬戸屋敷にて特別展「伝統と技の世界」が開催される。その世界とは、寄木細工の世界、竹細工の世界、つむぎ織りの世界で、それぞれの体験・展示・販売がある。

どれも体験してみたいな。
中でも、つむぎ織りの世界には今年も伝統工芸展で受賞された大高さんのお名前が♪ 

あじさいを楽しむのはもちろん、保育園の子ども太鼓から野点まで、イベントは目白押しのよう。
ロマンスカーが臨時停車する日もあるので、都合がついたら出かけてみたい。

数度の出入りを経て、神奈川県民に定着して12年。地元や小田原、箱根エリアの魅力を再認識して、最近やっと神奈川都民から県民になった気がする。
地元愛が深まると、日々の生活に潤いが生まれることを遅まきながら実感!
 

2009.5.27 [水] 

家に籠って諸作業の一日。

夕方cinefilでケン・ローチ監督の『麦の穂を揺らす風』を見る。深い色合いの緑が印象的。『ケス』を初めて見たときも緑に心が揺れた。

http://www.cqn.co.jp/...

カンヌのパルム・ドール受賞作だが、英国では反英的との批評もあったとか。

尊い生命を犠牲にせずに成り立たない戦争。
どれだけの涙が流れたことか。
21世紀に入っても、未だ負の歴史を繰り返す人の世の愚かしさがひしひしと伝わる。

ローチ監督は、さまざまな状況における人間の愚かさ、哀しさ、優しさを常に当事者の視線で描き続けてきた。だからこそ時代も国境も超え「共有」できるのだと思う。

『夜空に星のあるように』で劇場映画に取り組んでから40年以上。幸か不幸か同じ英語圏ゆえ、ハリウッドに流れた作家が多い中、英国にとどまり軸のぶれない作品を作り続けてきた。見事な作家だと思う。

2009.5.26 [火] 

今日はRの研修第一弾の最終日。
周りの皆様に恵まれ、第一弾は充実した日々だったようでなにより。これまで出会った多くの方への感謝の気持ちを忘れずに、次も頑張ってね。

さて…
民藝館や三渓園での時を振り返り、改めて手仕事・アート・ものづくり(表現はいろいろかな)に魅かれる自分を認識する。
これからも、美しいものに魂が揺さぶられる喜びの多い人生にしたいものです。

2009.5.25 [月] 三渓園

先週は仕事で納得のいかないことがあり、ちょっとブルー。 でも土曜日に「日本の夏じたく」に伺って、もやもや解消!

ゆったりとした空間できらめく作品の数々を堪能。さらに作り手のお話をじかに聞けることが楽しくて、後ろ髪を引かれながらの移動を繰り返し、急用でご一緒できなかった友人の分まで楽しみました。

そして、お目当てだったキイさんの、それはそれは美しい扇子をいただきました。繊細さと凛々しさと、えもいわれぬやさしさが詰まった美形扇子です。 石さんにアドバイスをいただき、キイさんにご挨拶もできて大満足♪ KURAさんにもご紹介いただき、ありがとうございました。

このところ手編み熱が再燃しているので、ネパールの麻糸も連れ帰る。これはバッグにしようかな。キッチンマットもいいかな♪

プチ・ブルーを一掃して、心躍るひとときを過ごすことができました。あらためて真楽に感謝です!

2009.5.17 [日] 

バタバタと過ぎた一週間のまとめ日記。

11日(月)
今日から風炉。相変わらず超スローな歩み。でも稽古のたびに、お花やお軸で季節の流れを心にとめて楽しむことができるので、みなさまのご厚意に甘えて続けていきたい。 K子さんの絣紬に塩瀬の染め帯。画像を見て紐は無地にすべきだったと反省。

12日(火)
7月に出産を控えた友人と会う。待望の第二子は男の子だそう。一姫二太郎ですね。 大変な状況にあっても冷静でサラリと笑顔で乗り越えてゆく姿は頼もしい。来月も会いたいね♪

14日(木)
ちょっと遅れて母の日のプレゼントをもらう。
お手伝い券に始まり、マグカップやスニーカーなど、いつも実用的でしゃれた物を選んでくれるのがうれしい。
今年は「花より団子」でした(笑)。

16日(土)
Yさんと日本民藝館へ。

「棟方志功—倭画と書の世界—」を愉しむ。倭画も書も、形式と無縁の美へと連なる躍動感にあふれている。思わず微笑みたくなる表情の翡翠やかっぱたち。まろやかな菩薩、色鮮やかな花たちなど。

画も書も版画と同じく大胆で奔放な印象が強い。しかしお軸の質感や色味、陶製の軸の質感に至るまで心を配った作品は統一感があって、力強くも美しい。
まさに「この色でなければ!」と思える、作品の枠となる部分(何というの?)の和紙や織物の色選びや質感の見事さ。無地のみならず、作品にぴったりの紋様を配したものもあり、作品を支える部分や全体の構成にも感銘を受けた。

常設展もゆっくり鑑賞し、お向かいの西館(旧柳邸)の公開も楽しみ、心豊かな半日となった。
渋谷でランチの後、Yさんと別れて新宿で所用を済ませて帰宅。雨にならなくてよかった。

2009.5.10 [日] 

bibibiさんの情報に感謝♪ 

五年ほど前、我が地元で下駄を中心とした小倉さんの展示がありました。

黒塗りの台に花火の鼻緒、白木の台に鬼灯の鼻緒などなど、どの下駄も粋で素敵。見ているだけでワクワク。他のお客様が鼻緒と台を選ぶ姿を見るのも楽しかった。

迷いに迷った末に選んだのが、最初に目についた雀さんの鼻緒。 振向く雀さんと羽ばたく雀さんが左右の鼻緒に描かれている。台は小倉さんにアドバイスをいただき、胡麻竹の右近に決定した。

小さなお店で洋装に自作の下駄を合わせて丁寧に対応してくださった小倉さんの姿が、とっても自然で素敵だったのを覚えている。

胡麻竹は素足にはくと適度な刺激が本当に気持ち良く、足袋をはいても足元が涼しく感じられる。 

江戸の粋と細やかなこだわりが凝縮された小倉さんの下駄を眺め、ひとりでにんまりしてしまった♪

2009.5.9 [土] 

連休は模様替のための整理整頓と大掃除に明け暮れました〜 
ついでに実家の網戸の張り替えもこなし、筋肉痛に。
網戸は人海戦術で自宅も新しくなる予定だったのに、後半の悪天候でお預けになり残念(涙)。 新品網戸を見た後では我が家の網戸が余計くすんでみえる…

ホームセンターで小道具を揃えると、作業そのものは思っていたよりもラクで楽しかった♪ 

子どものころは暮れになると障子やふすまの張り替えを手伝ったなぁ、と遠い目に。
頼んでしまえば簡単だけど、時間がある時はこんな作業も新鮮!

そして今日、友人から届いたのは大倉集古館で開催中の山口安太郎さんの「源氏物語錦織絵巻」のカード。山口さんが105歳まで情熱を傾けた作品は本当に見事だったそうです。友人お勧め♪ ぜひ行こうと思う。

2009.5.1 [金] 

いろいろ考えて、ものすご〜く遅まきながらナビを設置。報告すると早速Rから「これで迷わずどこへでも行けるね♪」とのメールが。はい…行けるはず!

ナビ取り付けを渋ってきたのに、ついたらなんだかうれしくて、早速いじってみる。なるほど、音声ガイドと車線ガイドで、とっさの判断につきまとう不安は解消されそう。

実家の庭に咲くすずらん。
かつては東京のど真ん中の祖父宅の裏庭に咲いていたもの。移植してから数は減ってしまったけれど、いろいろな歴史を受け継ぐ大好きな花!

2009.4.30 [木] 

カレンダーどおりではないRとランチ。
自然食のバイキングでもりもりいただく。
美味しかった、楽しかった♪ 
これからもお互いに元気で充実した日々を過ごしましょう。 今日はありがとう!

2009.4.28 [火] 

土曜日は雨の中、Yさんと伝統工芸展@日本橋三越へ。
昨年よりも作品数はかなり少なかった気がする。その分、すっきりとした配置で見やすく好感のもてる展示だったと思う。

一人でじっくりと拝見するのも良いが、友人とあれこれお話しながらの鑑賞も楽しい。

素敵なきものや帯の数々に、いつまでも「雨だから洋服」という単純な我が思考回路にカツを入れたくなった(笑)。 雨でも猛暑でもきものを楽しむ余裕を持ちたいな・・・

押山元子さんの「子雀香合」に心惹かれ、鳥好きを再確認♪

月曜日はお茶。
炉での最後のお稽古となる。
備忘録:八雲塗、薫風

2009.4.21 [火] 

昨日は久しぶりのお茶のお稽古。
先生のご都合もあり、前回からひと月以上あいてしまった。私は雑事に追われて、せめてのシミュレーションもせずに臨んだので…(後略:笑)。
もっと頑張らなければと痛感の一日。
その一方で、和やかでゆったりとした時間を体験できるだけでも幸せを感じる。

装いメモ
K子さんの藍大島
アンティークローズの綴れ名古屋帯
臙脂と深い藍のぼかし帯締め
白綸子地に臙脂の飛び絞り帯揚げ
白エナメル草履

2009.4.16 [木] 

世界フィギュア・国別対抗戦開幕♪
今日はこれを楽しみに寄り道もせずに帰宅しました。

個人的に一番気になるのは、SPでトリプルアクセルに挑戦する浅田真央選手。
結果は、苦しんできたSPで自己ベストの快挙!
のびやかで美しい演技に魅せられて気分爽快。

今夜はスカッとする話題がもうひとつ♪
イチロー選手の記録達成。祝・3085本安打!

「オリックス戦を見い行きたい」という息子のリクエストに応え、夏休みの度に神戸に行ったのは震災後の数年。天然芝が美しいグリーンスタジアム神戸(当時)の外野席で、迫力あるプレーを見たのは素敵な思い出です。

今日の主役二人は、人一倍の努力を売りにしない姿勢もクールですね! 

2009.4.14 [火] 

朝刊で、足柄在住の大高さんが今年も東日本伝統工芸展で受賞されたことを知る。
おめでとうございます!

地域に溶け込み、真摯に作品を作り続ける大高さんの紬は、ぬくもりと透明感のバランスが絶妙だと思う。
だから紬織絣着物にも、いろいろな帯が映えて帯合わせが楽しいのでは。

21日から26日まで日本橋三越の新館7階で開催される東日本伝統工芸展、「春の雨」を見に行こうと思う。

2009.4.12 [日] 

早いものであれから一年。
心の中ではいつも一緒。
これからもずっと一緒に歩んで行こうね。

2009.4.8 [水] 

所用で通いづめの小田原。
昨日は、雑事諸々を片づけた後、人の流れにのって小田原城へ。
柔らかな陽ざしと穏やかな春風に誘われて、たくさんの人が満開の桜を楽しんでいた。

初めて小田原城へ行ったのは、○十年も前の幼稚園の遠足だった。当時は保護者同伴だったとはいえ、世田谷から小田原はかなりの長距離移動。それでも飽きることなく車内でも楽しかったことを覚えている。
お城の階段で集合写真を撮ったことも印象的だった。
そんな遠い日の記憶を楽しみながら、ゆっくりと散策。

青い空と白いお城の壁とほんのりピンクの桜。
はらはらと風に舞う花びらは、はかなくも美しく、ボートに乗ったり、記念撮影に興じる人たちの笑顔がなんだかうれしくて、心豊かな午後を楽しんだ。

2009.4.4 [土] 

母から届いた和菓子。今回はお干菓子で、千鳥や蝶、桜の花びらや蕨などが愛らしく美しい。
忙しい日々の後では、お菓子にお茶をいただく時間が、よりありがたく幸せを感じる♪

一緒に届いたのはシンビジウム。日本女性が開発した「サマークィーン・ニューヤスコ」というそうです。
実家の居間は、「蘭の間」と化していた時期があったけれど、最近は外に出しておく期間が長くなったとか。それでもしっかり花をつけるのは、環境に順応してきたからとのこと。

近所の桜も咲きそろい、いよいよ春本番。
出会いがあり、別れがあり、生命が華やぐ季節♪

2009.4.3 [金] 

WBC観戦や親戚一同が集まっての中華街でのお食事など、楽しいイベントもあったけれど、子どもの卒業、引っ越しなどで三月半ばからの二週間はあっという間に過ぎてしまった。
その間、私にしてはかなりの「長距離」ドライブや「力仕事」が続いて疲れました〜。

ハードな半月が過ぎて一段落。
やっと「真楽」を楽しむゆとりができてうれしい!
これからは春の装いを楽しみたいな。 

2009.3.15 [日] 

車で移動の一日。

手仕事の美しさと伝統の重みに魅せられる一方で、
きものの世界に漂う「絶滅寸前」感も直視する。

「ひとつの生物が絶滅したら、もうひとつの地球を作らなければいけない」とは環境論の一説。
この重さが「親の代にあったものが子の代に絶えてはいけない」という村田悳次さんの言葉と重なる。

装いメモ:
淡い色合いのみさやま紬
藍に生成の花を織り込んだ枡蔵さんの名古屋帯
浅葱色の三分紐に楕円の象牙帯留
小豆色の小紋長羽織

2009.3.13 [金] 

風が強くて洗濯物が乱舞状態!

昨夜は帰宅後、cinefil imagicaのロベール・ブレッソン監督特集に浸り、『スリ』『バルタザールどこへ行く』「少女ムシェット』の三本を見る。

特に後の二本は、ずっとずっと見たかった映画なので
スクリーンでなくてもうれしい!

映画が大好きになった頃は、今でいう「アートシアター系」の作品を封切りで見逃せば、アテネフランセやフィルムセンターや名画座が頼り。それこそ一期一会と気合を入れてみていたっけ。
あれから?十年。このような作品を自宅で見られる時代が来るとは! 技術の進歩に改めて感謝。

さて、NHK総合に登場の浅田真央選手。夜10時から、見逃せません! 

2009.3.8 [日] 

昨日は所用で小田原へ。
文字どおり「小田原提灯」のお出迎え。

古くは遠足で訪ねた小田原城、最近は新幹線の乗り換えなど、長いおつきあい。でも街を散策する機会はあまりなかったので用事を済ませた後、ゆっくり歩いてみた。

栄町の「焼きもの処」「井出漆器」「古布美」などなど、こじんまりしたお店でお手頃価格の素敵なものを発見する。 履物店にもレトロなバッグなどが。
今回は、小さな丸盆と淡い色合いのトンボ玉を連れ帰る。トンボ玉は手持ちの古いビーズと合わせて羽織紐にするつもり。

食料品も日用品も我が地元より断然お安くて暮らしやすそう。ずいぶんと個人商店は減ってきているそうだけど、大型店中心の新興住宅地に比べるといろいろなお店が多く、活気があっていいな。

尋ねる機会の増える街なので、楽しい発見が楽しみです。

2009.3.6 [金] 

灰色の空、氷雨

まだ面倒なものは残っているけれど、ひとつ片付いて少しすっきり。

週末は映画ときれいなものに囲まれていたい…
和三盆も忘れずにと。

大好きなケン・ローチ監督の『sweet sixteen』と『この自由な世界で』@早稲田松竹
特に後者は公開時に見られなかったのでぜひ!

日曜日は友人と着付けレッスンの予定。それぞれの悩みが改善されるといいな。

2009.3.5 [木] 

きものとは無縁(笑)の場所での資料整理中、山住正己著『本を読む 教科書を読む』の中に志村ふくみさんを紹介した章「自然・色・人との出会い」をみつけて、ひとりにんまり。 

志村さんの『一生一色』から引いた言葉の数々がちりばめられている。

きものに関心が深まってから、このように思わぬところでの小さな出会いが増えてうれしい。

備忘録:
近藤富枝『文士のきもの』河出書房新社
志村ふくみ『白夜に紡ぐ』人文書院

2009.2.27 [金] 

ちょっとしたプレゼントを探しに行き、淡いピンクの
ラムカンをチョイス。これにお菓子と小物を添えて
送りましょう。
「アンティークローズ」というか「桜色」♪
http://www.lecreuset.co.jp/...

 さて、「だんだん」は残すところひと月あまり。
HPで発見しました。夢花コレクション♪

http://www9.nhk.or.jp/...

花村のお母さんのコレクションページもあるといいな。
藤村志保さんの美しい着姿を画像でも拝見したいです。
凛としたたたずまいはあこがれ。

2009.2.22 [日] 

箱根の寄木細工の新しい風雑木囃子の作品展@銀座松屋7F。 
デザインや色遣い、日々の暮らしの中に溶け込む用の美の探究が感じられ、可愛らしいボタンからオルゴールやワインクーラーなど作品数は多くないものの印象的だった。 

銀座三越でも寄木細工の露木氏の実演や体験スペースが。こちらでも「ざざんざ織のケースに寄木細工の鏡」のコラボやお香立て、指輪入れなど、素敵な試みがたくさん。

伝統の寄木細工に新しいセンスが加わって、今後の展開が楽しみ♪

画像は、ずいぶん前に宮ノ下で求めた寄木細工の簪。
麻やウールなどの普段着に添えるお気に入り。

2009.2.20 [金] 

本日のおやつは母が作った和菓子@実家。
きみしぐれをいただき、桃に見立てた可愛らしいお饅頭は持ち帰る。

以前からあこがれの和菓子作りを習い始はじめた母。
元気の源は年齢を重ねても尽きない好奇心。
健康でなによりです。

2009.2.18 [水] 

陽ざしは暖かそうだけど今日も寒い。
それでも春はもうすぐ。

実家の庭に咲く梅の花を切ってもらった。
薄桃色の花びらがきれい。家の中は暖かいので、
あっという間に満開状態になってしまう。
はらはらと散る花びらを拾って一息。
さて、午後も面倒な仕事を片付けよう。

2009.2.14 [土] 2:26 pm

昨日は、友人とシネスイッチ銀座へ『そして、私たちは愛に帰る』を見に。こちらは金曜日がレディスデーで900円でした♪ 

2004年ベルリン映画祭の金熊賞『愛より強く』でノックアウトされたファティ・アキン監督の最新作です。
軸のぶれない視点、骨太の構図の中の細やかな演出やセンスよい音楽はさすが。
英国のケン・ローチ監督と並んで、新作を追い続けたい監督のひとりです。

ランチの後は、ギャラリー小柳で14日まで開催の束芋さんの「ハウス」へ滑り込み。

『悪人』の挿絵以来気になっていた束芋さん。
緻密さと迫力が混じり合った映像は圧巻。
アーティストたちの真髄に触れて満足の一日でした。

2009.2.11 [水] 11:43 am

定期的にきものを着る機会を増やしたくて、昨年始めたお茶のお稽古。 
動機は不純だったけど(笑)、すっかりその世界にも魅せられて。

今日は先生に勧められた「趣味・茶の湯裏千家」の第2回目。NHK教育テレビで22時から。忘れずに見よう!

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