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2010.9.29 [水] |
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今日は愛車の点検、買い出し、そして美容院へ。
特別優待券を利用して、10年ぶりにパーマをかけてみた。
ゆるーいウエーブが出る程度だけど、顔まわりが少し華やいだかな。
お手入れもラクだし、まとめやすくなって満足。
若くて綺麗な担当のKさん、ありがとう! |
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2010.9.26 [日] |
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今日の日曜美術館は「究極の技と美を競う日本伝統工芸展—名品誕生の舞台裏に迫る」。
魅力的な帯留が印象的な小川郁子さん、今年度の総裁賞を得た磯飛節子さん、
久留米絣の松枝さんなど、注目の方々の工房と作業を拝見できてうれしい。
朝からテンションが上がりました! |
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2010.9.24 [金] |
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秋を通り越して冬のような本日は、メトロパスを利用して美術館めぐり。
まずは竹橋の国立近代美術館の「上村松園展」へ。
ひたすら美しい作品の数々。緻密な描写や素晴らしい構成はもちろん、
ごく若い頃から女性の艶やかさや情念を捉える研ぎ澄まされた感性を持ち、
それらを静かに表現する力量にも息をのみました。
丁寧に描かれたきものや襦袢の柄、簪から下駄にいたるまで、
きもの好きにはたまらない作品ばかり。
文字ではなく絵が訴える「内面」にも浸ることができて見応えたっぷり。
2階のアクアでのランチ後は、隣の工芸館「茶事をめぐって」へ。
こちらは現代作家による新しいお茶の世界。
全体に大振りで力強い作品がたくさん。ずっしりと重そうな水差し、茶筅は
ふれるのかしらと思うほど深いお茶碗など、フォルムも素材感もユニークで
モダンなお道具の数々。
使い勝手が良さそうなものは少なかった気がするけれど、
ここは造形美や新しい世界観を楽しめば良いのかな…
プリミティブ、アグレッシブといった単語が頭をよぎる作品たちには少し疲れて、
併設の「人間国宝・巨匠コーナー」の展示にほっとしました。
次は日本橋三越の「伝統工芸展」へ。
さすがに足が疲れたけれど、確かな技術と豊かな感性の結晶を観賞できて幸せ。
最後は新宿に移動して用事を済ませて帰宅。
満足の一日となりました♪ |
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2010.9.22 [水] |
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9月も下旬なのに涼しいと言いきれない日が続く。
何となく気合いの入らない毎日は、実家の整頓(笑)やら何やらで過ぎてゆく。こんな時期もありということで…。
雑事の合間にアンダリアの残り糸で妹分を作成。
小さくても形あるものを作ると、ちょっぴり気分が上向きます。
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本日の映画は「once ダブリンの街角で」@cinefil.
名前もないguyとgirlの関係、彼らの友人たちとの関係、guyの父とgirlの母が子どもを見守る姿勢のそれぞれから、深い愛情と信頼が感じられて、気持が暖かくなった。
「生存のための音」とでもいいたい数々の曲も心にしみて、そっとしまっておきたいようないとおしさに満ちた作品。
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昨日は映画史に必ず登場する「ロシュフォールの恋人たち」を(何故か)初めて鑑賞@movie plus.
日常的な設定の中で唐突に歌い踊り出すミュージカルはどちらかといえば苦手で、この作品も出だしはトホホな感じ。でも、しばらくすると異様な設定が鼻につかなくなって楽しめたのは、人生の軸は愛というわかりやすい設定と綺麗な色彩のなせる業かな。
いろいろな形の恋と愛がすっきり整理されて、見終われば気分爽快。全編が歌の「シェルブールの雨傘」でも美しい画面設定が際立っていたドゥミ監督。この作品も歌より躍りより絵画的な美しさが印象的でした。
若き日のドヌーヴは硬質な美しさ(+身体も固そうで、躍りには若干の違和感あり)
個人的には華のあるドヌーヴよりも、このような娯楽映画でも随所に確かな力量が際立つドルレアックに拍手を送りたい。彼女が若くして逝ったのは本当に残念。
事故がなければフランスを代表する「女優」として、味わい深くキャリアを重ねたことでしょう。 |
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2010.9.18 [土] |
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籠っていたひと月の反動か、今日も外出。
お目あては恵比寿麦酒祭。
何気なくのぞいたHPの情報に反応して即決♪
レトロ気分に浸りながら、屋内のビアホールで期間限定の白樽エビス、スタウトなどを堪能。
屋台が楽しそうで家族連れや若者でにぎわう屋外にまけずの盛況で、一時はトレイ片手に席を求める「麦酒難民」も出るほど! 幸い短時間で混雑もおさまり、のんびりと麦酒を楽しめました。
リボンちゃん列車や屋台など、子ども連れも楽しめる企画と並行してオトナもくつろげる空間があるのはよいですね♪ |
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2010.9.17 [金] |
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久〜しぶりに銀座へ。
まずは先日送っていただいた単衣の実家へ。
いつものことながら、目にも心にもたっぷり栄養補給させていただく。
本日の目から鱗は、大島の織元作という綿薩摩の着尺。
おなじみの絣ではなく、絹と見紛うほど細くてしなやかな糸をむら染めにして織りあげたもの。
張りも光沢も素晴らしく、しばし見とれる。
奥様のさりげなく素敵な着姿も拝見できて眼福なり。
次は新装三越へ。噂どおりの変貌にびっくり!
フロアガイドを握りしめて上階へ移動する。
8階のジャパンエディションの一画には、清課堂、露木木工所などの作品もあって楽しい。
路線変更は明確で各フロアともにぎわっていたけれど、食品フロアの盛況ぶりには負けてます(笑)
松屋では「昭和・メモリアル 与勇輝展」を見て、これまた各フロアを探索する。
三越、松屋ときたらやはり松坂屋も。
ということで、フォーエバー21で話題となった松坂屋にも足を運ぶ。大音量のロックが流れる21の隣で静かにネクタイを選ぶ初老男性あり。ミスマッチを絵に描いたようなひとこま。う〜ん「21」は「松坂屋」ではないね…
外に出るともう薄暗くて、出勤途中のきもの姿のお姉さま方にも遭遇する。本日見かけた方々は、みな暑さを感じさせない柔らかものでお綺麗。
ふと午後に出たであろう判決の被害女性を思った。
クスリと縁のない生活だったなら、彼女も今日ここを歩いていたのかもしれないね。
などなど銀座の日常と非日常に思いを馳せつつ帰路についたのでありました。 |
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2010.9.16 [木] |
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今日も涼しい!
大雨の中、先生のご都合で二週続けてのお稽古へ。
単衣にお太鼓の雀さんが大好きな染帯で。
先輩方の複雑なお稽古で長時間正座を続けたためか、
はたまた年齢のせいか、立ち上がると膝に激痛が走る。
正座、得意だったのに…(涙)
K子さんの三越単衣
お太鼓柄の染名古屋帯(雀と粟)
Iさんの凝った組紐
絽の帯揚げ
鎌倉彫の下駄
網代のバッグ |
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2010.9.15 [水] |
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昨日の夕立から空気がひんやりしてきて今朝は肌寒いほど。
「もうたくさん!」と叫びたいほど異様な暑さが続いた後では、涼しいというだけで幸せを感じる。
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父が入院して三週目。いろいろな請求書が届き始める。介護保険の利用も点数計算も介護支援の書類も初めてなので確認に時間がかかる。
これに慣れるのも嬉しくはないけれど、ささっとチェックできるようにはなりたい。
実家に眠っていた糸を利用してこちらを参考に編み始めたポーチは糸の足りないところを編み分けで胡麻化し、ファスナーをボタンに変更した手抜き版(笑)。
介護や病院通いで余裕がなかった日々を経て出来上がったら、アンダリアの季節は終わってしまいました(涙)。でも完成したので記念撮影。 |
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2010.9.13 [月] |
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夕刊でクロード・シャブロル監督の訃報を知る。
『いとこ同志』のジュリエット・メニエルのアンニュイな魅力が印象深く、『二重の鍵』も懐かしい。
またひとつヌーベルバーグの旗手が星になった。
ご冥福をお祈りします。 |
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2010.9.12 [日] |
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朝夕は秋の気配、日中は真夏!
初日の賑わいが話題の銀座三越のリニューアル。
こちらの「究極の一本」も気になるので仕事が一段落したら出かけたい♪
10日(金)主治医、ケアマネと面談する。大きな変化はなし。
11日(土)某理事会。週末の夜7時から3時間以上は長い。長すぎる!
懇談会と勘違いしているのでは… |
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2010.9.9 [木] |
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昨日の大雨以来、涼しくなって少しだけ秋の気配を感じる。
予報によると暑さはぶり返すみたいだけれど…
今日の映画はケン・ローチ監督の『この自由な世界で』(2007)。
今や「社会派の名匠」と言われるローチ監督は、20代の頃から弱者の生きざまを描き続けている。ハリウッドの資本に買収されることなく、地球規模の問題を提示する姿勢にブレはない。
不法入国者が身を潜めるイーストロンドンの一画は「ロンドンの第三世界」そのもの。荒んだ地区の厳しい現実は、魅力溢れるロンドンの「もうひとつの顔」に他ならない。
移民たちの労働斡旋に自己実現を賭けたアンジーのパワーと葛藤はこちらの心がひりひりしてくるほどリアルだ。
ローチ監督の作品は、いつもハッピーエンドでもビターエンドでもなく幕を閉じ、私たちは、地球の裏側の問題でも他人事と思えなくなって心を揺さぶられ、そして妙な居心地の悪さを覚える。
作品をとおした当事者意識の共有は映画というメディアの使命のひとつだと思う。商業映画をベースとして、その使命を全うし続けるローチ監督に拍手を送ります。
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午後からはお茶のお稽古へ。
先生は毎年8月はお休みになさるので、本来9月には使わない釣瓶を用いて
仮想八月(笑)のお稽古となる。洗い茶巾で一足遅れの涼感を堪能。
今日のきものはアンティーク。
暑さは和らいだものの単衣を着る気分になれなくて...
苦肉の策で引っ張り出した夏お召しはずいぶん前にこちらで手に入れたもの。
今なら手にしないであろう一枚だが、当時ご縁の深かった国立で一目ぼれ。
ちょっぴり苦いけれど、思い出の多いきものなので大切にしている。
袂が長くてお稽古にはふさわしくないけれど、大胆な柄行きが好評でした(汗)
夏お召しに麻の半幅帯
渋い桃色と白の変わり組み帯締め(Iさんより)
鎌倉彫の下駄
網代のバッグ |
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2010.9.7 [火] |
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久しぶりの横浜へ7月以来のきもので出かける。
まだまだ暑いけれど、きものを着られるだけで嬉しくて、今日は暑さも吹き飛ぶ♪
とはいえ、猛暑日に単衣は着られないということで、大活躍の小千谷の着収め。
小千谷縮に捨松のカラフルな夏八寸帯
ブルーグレーの絽の帯揚げ
真田二分紐にKURAさんの帯留
舌切雀の扇子(アトリエkinami)
銀の波千鳥の簪(神楽坂ここん)
籠バッグ
辛子色の前つぼの焼下駄 |
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2010.9.6 [月] |
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タイミングよく特別コーナーにディスプレ中の青いエビスはASUKA CRUISE。
早速ゲット♪ |
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2010.9.5 [日] |
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朝夕はほんの少し秋を感じるものの、日中は真夏の日々!
猛暑でなかなか疲れが取れない日々は家で映画に浸るのも良し…
本日は1962年度アカデミー外国語映画賞とヴェネツィア国際映画祭特別表彰に輝いた 『シベールの日曜日』を観る。
初めてみたのは中学生の頃@自宅のテレビだった。
アンリ・ドカエによる冬の木立や湖面が墨絵のように美しかったこと、12歳という少女シベールの年齢設定になぜか居心地の悪さを感じたことを覚えている。
時を経て見直すと、作品を貫く二項対立的な構図と社会的弱者の声にならぬ痛みがひりひりと感じられた。
インドシナ戦争、キリスト教的でないとして少女の名前を変えてしまう指導者の傲慢さなどなど、悲劇の根は深い。
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2日(木)
ヒッチコックの『フレンジ—』(1972)は公開当時に劇場で見たけれど、あまり印象に残っていない作品。
40年の時を経て見るとそれなりに楽しめた。
とはいえ、ゴミも生活の臭いもさらけ出した「リアリズム」は、G・ケリーをはじめとするクール・ビューティーを好んでお洒落に演出したヒッチ監督には似合わない。
本領発揮とは言えなくて、後味はちょっぴり虚しく淋しい。
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3日(金)
本日は『華麗な関係』(1977)を。
耽美派と言われたロジェ・ヴァディム監督がラクロの『危険な関係』をリメイクした作品。
独自の世界観で一世を風靡したヴァディムにしては、あまりにも凡庸で華麗とは程遠い…
S.クリステルも???で、これまた淋しい作品。
彼が発掘したバルドー、A.ストロイベルグ、ドヌーヴ、そしてJ.フォンダと創り上げた世界のなんと素晴らしかったこと。まさに奇才とミューズの幸せなマリアージュ。
彼女たちと創り上げた世界には遠く及ばぬ晩年の作品は、昨日に続いて哀しい後味。
長年の蓄積がキャリアと比例しない創造の世界も厳しい。
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4日(土)
介護疲れで体調不良の母を労う。
ひたすら休んで体力の回復に努めてね。 |
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2010.9.1 [水] |
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新しい月の始まりは大安なり。
それにしても暑い。洗濯ものを干すだけで汗が流れる。
7月にお願いした単衣が届く。
いつもながらの丁寧な梱包とプラスαのお心遣いに感謝。
さっそく紐解いて、ひとりでにっこり。
繊細ながらさりげない主張のあるぼかしが美しく、
さまざまな帯を引き立ててくれそう。
大切に着てゆこう。
嵐の8月が過ぎて、お一日にこのきものが届いたことで
心の疲れが癒される。眺めているだけで、じんわりと心が暖まる。
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これまた久しぶりの映画観賞@自宅は1967年制作の
『世にも怪奇な物語』。
ジェーン・フォンダがバービー人形みたいに美しい第一話。
アラン・ドロンの美貌に潜む残虐さと愚かしさをえぐりだした第二話。
テレンス・スタンプの怪演(快演)が見事にハマった第三話。
E.A.ポーの原作を各監督が俳優の際立つ個性を活かして染め上げた
三つの物語は鮮烈な印象を与えて、40年余を経ても色褪せないのはさすが。
きものと映画が好きで本当に良かった♪ |
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