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2011.7.31 [日] |
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久しぶりに実家に立ち寄る。
Y叔父様の具合がよろしくなので母とお見舞いの相談をする。
ささやかでも何かできることがあったとして、それを実行してみんなが幸せになるとは限らない。
距離を置いて見守ることもポジティブな選択だと思う。
おみやげを届け、たくさんおみやげをもらう(笑)。
母が大切にしている鷺草が綺麗に咲いていた。
凜とした鷺そのものも、優雅に咲く鷺草も大好き。 |
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2011.7.30 [土] |
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仕事のあとS子さんと待ち合わせて「蕎麦屋で一杯」♪
タイムスリップしたような連雀町界隈は歩くだけで幸せな気分になります。
今日は知的で豪快な人生の先輩と一緒なのでなおさら楽しい。
まずはこちらで辛口の日本酒を。アナゴの酢のもの、鴨ロース、刺身湯葉が美味!
気分良く食がすすみ、天たね+せいろうそばも最高。
人生談(?)からちょと渋好みの映画まで、S子さんとの会話が楽しかったせいか、
今日はお酒もつまみもお蕎麦も、格別おいしくて感激する。
そして、界隈王道のルート(笑)、竹むらで白玉あんみつをいただく。
お腹一杯、幸せいっぱい!
今日は職場で一元屋のきんつばもいただき、母へのおみやげにこちらの粟まんじゅうなども買い求め、「和」食文化の魅力満載の一日となりました。 |
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2011.7.29 [金] |
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ヨレヨレに疲れて帰宅。
食事をして、ぼーっとしながら夕刊に目を通すと、今日の文化欄は興奮モノでした!
ポーランド出身でハリウッド的華やぎからは遠いスコリモフスキ監督の新作エッセンシャル・キリングが紹介されていた。83分セリフがない主演の男を演じるのがヴィンセント・ギャロ。
これだけでも、かなり不思議な作品であろうと思われる。
監督自らが「最高傑作」と断言したそうで、これは見なくては。
この作品には、同じポーランド出身のポランスキー監督の妻、エマニエル・セニエも出演している!
余談ながらポランスキー監督はスキャンダルにまみれても、キレのない作品が続いても許す(笑)。
ハリウッドで商業的に成功した『ローズマリーの赤ちゃん』や『吸血鬼』も楽しめたが、私は、監督自身が背負っているものと無縁でないはずの『反撥』やポーランド時代の『水の中のナイフ』が好き。
さらにふたりのヌーヴェルヴァーグの紹介も。
こちらは言わずもがな、ゴダールとトリュフォーの友情と決別を描いた作品らしい。
トリュフォー作品のヒロインには生理的に受け付けない女性もいる。それでも我慢して見ていると、嫌だなぁと思いながらも妙に納得するような、妙な自虐的快感があったりするのがちょっと悔しい。
『ピアニストを撃て』や『柔らかい肌』などの若かりし日のトリュフォー作品が好き。
『黒衣の花嫁』や『暗くなるまでこの恋を』のような質の高いエンタテイメントもいいな。
68年以降も政治的メッセージ色とは距離を置いて、細く長く映画を撮り続けると思われたトリュフォーが若くして逝ったのは惜しい。老齢に達した彼がどのような「女性」を描くのかを見たかった。
一方のゴダールは「恐るべき子ども」という印象が強く、政治的路線を進んだ70年代以降の作品はあまり関心が湧かない。
最近も話題になる作品はあれど、正直言ってさほど食指が湧かない。
だからゴダールファンというよりも、初期の何本かの作品のファンという方が正しいのかもしれない。
中でも彼のミューズ、アンナ・カリーナ主演の『女と男のいる舗道』は強烈なイメージが忘れられない作品。
原題は『彼女の人生を生きる』だけれど、この作品のヒロイン、実は命を落としてしまう。
ドキュメンタリーと寓話を混ぜ合わせたような不思議なテンポ。内容は深くて重くて、それなのに乾いた軽さの漂う作品だと思う。
世間から見れば「堕ちてゆく」ナナの、自己憐憫やお涙頂戴的要素と無縁の存在感が強烈な印象を残している。
それにしても60年代の映画の中のアンナやF.ドルレアック、ジャンヌ・モローなどヨーロッパ女性の着こなしや身のこなしは何とオトナでカッコよく見えたことか!
オトナに見えて、実は結構ナイーヴだったりするところも不思議と許せて、女優とはそういう存在なのだろうと納得したのでした…(遠い目)。 |
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2011.7.24 [日] |
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昨日は真楽9周年のオフ会に参加。
周年オフ会デビューなので、出かける前は若干緊張気味だったものの、真楽のみなさまにお会いするや緊張などどこ吹く風状態。
皆様の夏きもの姿を興奮気味で(笑)拝見し、ワイン・シャンパン+バイキングを堪能し、まさに至福のひとときでした。
日記や写真で「お会い」していた方々と、直接お話することができて本当に楽しかった。
こんなにもたくさんの方々が自由に夏きものを纏って集うとは、なんて素敵な企画でしょう!
お題の「天の川」。
私はきものを夜空に、雲取の帯を「光の帯」=天の川に見立て、幼いころに父がプレゼントしてくれた大好きなブローチを帯留にして夜空に輝く星に見立てました。
また、私の中では15年ほど前に見たバングラデシュの農村で見た、直径15センチもあろうかという夜空に輝く巨大な星の群れが「南アジアの天の川」。
そこで、バングラの女性たちが手作りする伝統工芸のノクシカタもご紹介。更にしつこく(笑)、携帯に☆が輝くストラップをつけました。
幹事さんをはじめ、みなさまのおかげで本当に穏やかで濃密な素晴らしい時を過ごすことができました。
そして素敵なときを共有することができる真楽に改めて感謝。
また心地よく人と人とつないでくれる「きもの」の力に改めて感激した午後となりました。
きものメモ
夜空に見立てた山崎さんの縞の能登上布
雲取柄の紗の名古屋帯(三風魯)
薄浅黄の絽の帯揚げ+輝くブローチを三分紐に付けて帯留に
水晶の簪「氷花」(竹蔵龍)
銀鼠の細身エナメル草履(ぜん屋)
籠バッグ(西河) |
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2011.7.21 [木] |
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我が師は八月をお休みになさるので、前半最後のお稽古へ。
「真夏日は浴衣でどうぞ」のお言葉に甘え、普段着る機会のない浴衣を引っ張り出して準備していた。
ああそれなのに…真夏日どころか涼しい本日。
諸事情から予定変更もならず(苦笑)、K子さんの踊りのお稽古着の縮に半襟+小幅帯で出かける。
やはりこのようにきっぱりした柄は襟なしで素足に下駄の方が粋ですね!
K子さんの縮
琉球花織小幅帯+矢羽柄の細身の帯締め
網代バッグに桐焼下駄 |
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2011.7.19 [火] |
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昨日の昼から急激に具合の悪くなった雛が朝の6時10分頃、旅立ってしまった。
いつかは別れの日がくるこくることはわかっているけれど、何度経験してもひたすら悲しい。
自分なりに考え工夫して看病したけれど、急変の原因もわからず具体的に何もできない自分の無力が恨めしい。
昨日の夕方、実家のお隣の獣医さんに電話をしてお休みのところを自宅でみていただいた。
先天性のものらしく、薬を与えて祈るしかないとのこと。最後となった薬を飲んでしばらくして私の手の中で息絶えた。
小さな小さな身体で闘って、最後まで生きようと頑張ったMちゃん、天国からみんなを見ていてね。
.........................
悲しみにひたってめそめそしてもMちゃんは喜ぶまい。
気持を切り替えて仕事に向かう。
すると駅前のバス停に恩師を見つける。
しばらくぶりなのに、時間の流れを感じないやりとり、そして変わらずパワフルなお姿に元気をいただく。
この偶然はMちゃんがいなくなった淋しさを紛らわすため?
さらに昼頃、これまたご無沙汰していた友人からお誘いメールが届く。
やっぱりめそめそしていてはいけないね。
しばらく実行できなかった諸々の課題に取り組む契機になりそうな今日の遭遇&メールでした。 |
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2011.7.16 [土] |
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NHKで祇園祭の生中継を見る。
モダンでカラフルな浴衣姿がた〜くさん。
でも私は紺白の伝統柄の浴衣が好き!!
蒸し暑い夏の夜に、白場の多い伝統柄の浴衣は最高に素敵だと思う。
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なかなか着る機会のないK子さんの浴衣たち。
この夏は着たいなぁ。 |
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2011.7.15 [金] |
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蓬平温泉のお湯はとても濃厚で、お肌がしっとりする。
いたるところにある「すべりやすいので注意」表示も納得の「ぬるぬる」とした名湯で、湯上りは文字通り「すべすべお肌」になります。
男女のお湯が入れ替わったので朝もじっくりお湯を楽しみ、品数豊富な美味しい朝ごはんをいただいて出発。
温泉宿を発つときはいつも「もう一泊したい」と思う。
とはいえ昼には35度近い真夏に、周辺を散策する余力もないのでおとなしく帰路につく。
宿と駅ビルでおみやげを求め、Maxときの二階席から果てしなく続く緑を眺め、高崎あたりから緑が少なくなることを実感する。
帰宅して実家に預けたJ&M+ひなたちを連れ帰り、息子を駅まで送って今回の任務完了(笑)。
画像は浴衣。紺白の露芝模様がとても爽やか♪ |
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2011.7.14 [木] |
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出雲崎へ。
前回訪れたのは12月下旬。「鉛色の空」と厚ぼったい暗雲が強烈なイメージとして焼き付いている。
あれから5年。雲ひとつなく明るい真夏の空、そして新しい駅ビルには全国区の華やかな店舗がたくさんで、鉛色とは程遠い印象に自分の記憶を疑う(笑)。
5年の間の変わりように戸惑いながら、レンタカーで移動する。
海に向かうこと30分余り。無事に目的地に到着。
遮るものが何もない墓地でお花を供えるだけでも汗が噴き出してくる。倒れない程度に滞在して目的を果たす。
みんな喜んでくれたと思う。
境内と墓地に咲く野の花たちの鮮やかな色、そして青い空。日本海を飛びゆくかもめたち。
こちらでお昼をいただきながらも、訪れる季節でこれほど印象が変わるものなのかと驚いた。
駅へ向かう道には深い森の緑、日の光を浴びてキラキラ輝く田畑の緑が溢れのどかそのもの。
このような地に生まれ育ったら、自分の人生はどのように展開したのだろうと思った。
幼いころから都会の喧騒や刺激が特別なことではなく育った自分とは違う自分になったのだろうか?
無事に目的を果たした後は宿へ移動。
とろりとした独特のお湯が心地よい!
久しぶりの温泉を満喫して心身ともにリラックスできた。 |
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2011.7.11 [月] |
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父の初盆。今日は三人でお寺へ向かう。
去年の夏も暑かったけれど、今年はより暑いと思う。
車中、見事なまでの入道雲を発見する。
強烈な陽射し、路面の照り返し、熱風。
まだ7月上旬なのに「真夏」「酷暑」では足りないような暑さ。
新しい日本語が必要では?!
心が清らかになるような時間を過ごし、あらためて父を偲ぶ。
.....................
箪笥の整理をして、夏物をまとめる。
涼やかな布や帯をながめ、あれこれ遊んで幸せな気分になる。 |
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2011.7.10 [日] |
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先週は慌ただしく過ぎてしまった。
5日・6日 仕事
7日(木)
夏物を着ようと楽しみにしていた産地見学会の日。
なんと朝から大雨で急遽洋服に変更。
いつもながら、手仕事の素晴らしさに興奮する一方で、後継者が育たない現実に哀しさと苛立ちの混じった複雑な気持ちになる。
美しいものが途絶えてはいけない。
自分にできることはあまりに小さくて、今回はちょっと暗い気持になってしまった。
体験は楽しく、お食事も美味だったのに…
【おまけ】
デビュー予定だった帯と小物の代わりに、柔らかい山羊皮に型押しを施したバッグを。
雨の日デビューは酷と思えど、濡れてもシミにならずガンガン使えると聞いたので決行(笑)
8日(金)
「おはよう」と籠をのぞくと、昨夜から元気がなくて心配だった末っ子が、
巣の中で天国へ旅立っていた。
やっと鳥になったという感じのちいさな雛。
ひたすら悲しくて朝から憔悴する。
天国でみんなを見守っていてね。短い期間しか一緒にいられなかったけれど
個性的なワイルド系の可愛い姿、忘れないよ。
9日(土)
仕事。
帰りに雛たちのために、止まり木と餌入れを買い足す。
鳥が飛ぶのは当たり前のように思ってたけれど、以前どこかで、
鳥にとって「飛ぶのはとても危険な行為」と聞いた。
特に雛鳥にとっては命がけらしい。
巣立ち間もない雛たちを見ていると、まさに決意の飛行という感じがする。
これで巣にもどりやすくなったね。早く気付いてあげればよかった!
10日(日)
7月10日は、映画の世界にどっぷりつかるきっかけとなる作品を初めてみた記念日!
中学生だったあの夏はこんなに暑くなかった…
今日は朝から太陽がぎらぎら照りつけてひたすら暑い。
午前中、美容院へ。
担当のKさんは若くて美人でいつも元気いっぱい。
夏バテ知らずといった様子で、手際良くカットを終えると
アイロンを使った簡単なアレンジも教えてくださった。
なんと5分で見違えるほど軽やかなウエーヴヘア。これは素敵!
「自宅でも試してください。慣れればホントに簡単ですよ」。
夏場は暑さにめげてよほどのことがない限りまとめ髪で過ごすけれど、
ブロッキングから教わったので頑張ってみよう。
日曜はさすがに工事もお休みなので、その後の外出はやめた。
静かに自宅で過ごす午後が「とてもありがたい」現実に凹む(涙)。 |
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2011.7.4 [月] |
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突然『7月4日に生まれて』を思い出し、反射的に在米中にNYCの友人宅の
バーベキューではしゃいだ記憶が蘇る。
今日はアメリカの独立記念日。
そぎ落としたくても難しい事も多く、あの頃描いた自分の将来はどんなだったかなと
遠い目になる。
あれから30年近くの歳月が流れて、ふと意識した独立記念日@自宅は大規模修繕の
騒音と人の出入りの多さで、必要以上に疲れた。
そんな本日のハイライトはJ&M一家のお引っ越し。
こじんまりとしたペア向けの籠はあまりに手狭。
広々とした新居、気に入ってくれたみたいです♪ |
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2011.7.3 [日] |
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突然エンジンがかかって、ちくちくに励む。
まずは昨年から持ち越した(笑)課題、絽の袖(洗える絹)をつけた「うそつき」を作成。
なかなか良いです!
絽小紋はこれで一枚省略できるかな・・・
ただ小千谷や上布類で試すと、当然ながら麻の袖がしっくりくる。
よ〜し、次は麻の袖を作ろう←いつの日か(爆)
続いて愛用の筒袖の絽半襟を取り換える。
購入時についていた半襟を使っていたけれど、純白すぎる「白」が気になり、昨年求めた洗える絹の絽をつけたみた。
生成に近い優しい白だと思ったのに、筒袖襦袢につけてみると「純白」とあまり変わらない(涙)。
でも、ほんの少し目に優しい白になったかな。
さらに麻襦袢の絽縮緬半襟を絽につけかえ、夏の準備@襦袢類はできた。
今月は見学会、真楽9周年の会と楽しいことがたくさん。
体調を整えて楽しみたい♪
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巣から出て、毛づくろいをしたり飛ぶ練習をする雛ちゃんたち。
愛らしい仕草と声がたまりません。 |
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2011.7.1 [金] |
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今日から七月!
仕事が予想外に早く片付いたので、先日お願いした帯を受け取りに行く。
雨の夕暮れの薄暗いビルの中でご縁をいただいた。
あのときも十分に素敵だったけれど、今日、自然光のもとで見ると
糸の輝きが更に美しくてうっとり。
帰宅して、このきものにはこの帯留で…etc.と、あれこれ引っ張り出して、ひとりで興奮する。
きものに魅せられた幸せをかみしめる夕暮れは最高です!
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雛ちゃんたちが順調に育っているのも嬉しい。
ヒナワンはすっかり「鳥」になって、自由に籠の中を飛んでいます。
巣から出てくるものの、上段の止まり木にうまく移動できない弟妹を見守る姿もたまらない!
........................
そして宅急便でうれしいモノが届き、ハッピーなお一日となりました。 |
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