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2010.6.24 [木] 6:50 pm

夏着物の上に着る紗羽織がほしくて、ずっと探していました。
母の羽織は昭和初期〜中期のものなので、いまの時代に着るには丈が短すぎるのです。

でも新品を買うお金を工面できるわけでもなく、ワインを飲みつつ未練がましく母の短い紗羽織を眺めていると、ふと、かなり裾に縫込みがあることに気づきました。

これなら10cmは出せるかも!
早速、縫い目をほどきました。

今日はここで終了。続きは7月です。
筋目を消して、まつり縫いをすれば、ちょうど必要なシーズンに、ちょうどいい丈の紗羽織が手に入ります。
お針は楽しいな。

2010.6.18 [金] 3:56 pm

浅草・仲見世の辻屋総本店さんで、パナマの草履を購入しました。

このお店では、購入した草履や下駄を足にあわせてすげてもらえるので、これまで焼桐の右近下駄や白草履、時雨下駄を購入しています。
お店のおじさん達とも顔なじみ。

ショーウィンドーに張り付いてパナマの草履を眺めていると、「もうパナマを編める職人は減るばかりだから、早く買っといたほうがいいよ。」と言って、昔のパナマと、最近のパナマを見せてくれました。

昔のパナマはかかとを中心に円を描くようにして細かく編まれています。でも、今のパナマは粗くまっすぐに編んだものを草履の形にしているだけでした。

「買う人が減ってるから、職人もいなくなっちゃうんだよなあ・・・」というおじさんの一言に、購買意欲が燃え上がってしまったのでした。
お店には10年前に編まれたパナマと1年前に編まれたパナマがありました。
編み目は古いほうが細かいのですが、鼻緒もパナマで編まれているところが気に入り、1年前のほうを購入しました。

帰宅してからも、箱から取り出して眺めてはにんまり。
どんなところに履いていこうか、梅雨が明けるのが楽しみです。

2010.6.14 [月] 9:07 am

このたび、念願の銘仙を手に入れました。

アンティーク着物店で見かける銘仙は、身丈140cm台のものがほとんど。
柄行には惹かれるものの、対丈に長手袋で着るかなあ・・・と、躊躇して購入することができませんでした。

今回見つけたのは、未着用で身丈157cmのものです。
いったいどんな経緯で作られたものなんでしょう。

冬になったら、黒の別珍羽織と合わせよう。
どんな帯がいいかな?
生地が柔らかくなるまで着倒そう。いずれは八掛も同系色のものに換えたいな。

しつけ糸のついた銘仙を眺めながら、夢は膨らむばかりなのでした。

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