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このたび沖縄での仕事を担当することになりました。
それで、なにか沖縄の帯か着物を持っておくといいなと考えたのですが、さすがに一から誂える予算はないので、京都出張のついでに、だいやすさんに行ってみました。
当初はみんさー織の半幅帯でも、と考えていたのですが、やはり2階に上がると自然布に釘付けになってしまいます。沖縄での仕事は10月なので、まずは袷の久米島紬をいろいろと羽織ってみましたが、どうもイメージが合いません。
気分転換に眺めていた宮古上布の棚で、1枚だけ、サイズの合うものを発見しました。しかも、宮古上布にしては格安です。最初に羽織ったときは着付けがまずく、独特の光沢と張りも気に入らなかったのですが、いったん棚に戻した後、なんだか気になってしまい、もういちど羽織ってみました。
この春に紺の上布を仕立て直したばかりですが、同じ上布でも質感が全く違います。ぱりぱりしていて、まるで海苔を着物にしたような感じで着付けにくいのですが、うまく着るときれいになじみます。
結局、宮古上布を連れて東京に帰ったのでした。
8月の沖縄出張と同窓会に着ていくため、麻の襦袢を手直ししました。白の紗献上に赤の帯締めを合わせる予定で、なにか沖縄モチーフの帯留を作りたいなあと考えているところです。 |