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2011.2.27 [日] 6:45 pm |
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ブログ更新しました。
手作り看板と暖簾
http://mozuya.aleaders.jp/ |
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2011.2.27 [日] 11:40 am |
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本日から3日間、もずやギャラリーで琉球染織展を開催しています。
作品の展示だけでなく、琉球染織への理解を深めて頂くために、各産地の制作工程のビデオ放映、貴重な参考資料をご覧頂く企画とさせて頂いております。
看板と暖簾も私が自作しました。
不便な所ですが、ご来場お待ち申し上げておりますm(_ _)m |
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2011.2.22 [火] 4:36 pm |
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2月28日(日)から3月1日(火)の3日間、もずやギャラリーで展示会やります。場所は本社内です。
琉球染織の問屋ですから、内容や価格はそれなりです (^o^)
場所はちょっと不便ですが、遊びに来てくださいね。
http://mozuya.com/ |
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2011.2.15 [火] 2:04 pm |
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天然染料の堅牢度
友人のブログで質問があったのと、最近この件で思い当たることもがあったので、ちょっと書いてみます。
天然染料というのは大きく分けて植物染料と動物性染料に分かれます。
顔料は鉱物性という事になるのでしょうが、ここでは置いておきますね。
動物性染料は、コチニールやラック、貝紫などが有名です。
植物染料ではいろいろ種類が豊富ですね。茜や紅花、ヒルギ、椎、福木など、たくさんあります。
ここでは堅牢度の話をしますが、絹のような動物性繊維には動物性染料が、綿・麻・芭蕉のような植物性繊維には植物性染料が
相性が良く、発色も堅牢ども期待できるようです。
この堅牢度というのも、摩擦、日光、空気、など、何に対して強いのかというので内容が変わってきます。
染料の種類によって、性質は様々なので、個別に書いていくしかないのですが、ここでは省略します。
ただ、間違いなく言えることは、天然染料は堅牢度が一般的に低い、という事です。
化学染料と一緒だとおもっては絶対にいけないのです。
私は、琉球藍で無地染した紬を一重にして来ています。
これは、わざと色止めをしていません。
なぜかというと、天然の琉球藍の堅牢度を自分で実感してみるためです。
結論から言うと、半日着ていると、手首、足首、足袋はもちろん、襦袢、そして爪の間まで青くなります。
私の場合は角帯をしていますが、女性なら、帯に藍が付着するだろうと想います。
藍というのはそういう物なのです。
ただ、徳島の矢野藍秀さんの話では、天然の発酵建の阿波藍できちんと染めると落ちないのだそうです。
これも、近々、検証してみます。
弊社は永年、天然染料を駆使する染色作家とつきあいをしてきましたので、色の深みのすばらしさに魅入られながらも、
常に堅牢度の問題に肝を冷やしてきました。
ですから、断言しておきます。
天然染料は色が落ちます!
この前も、30年前にお買い求めになった茜染めの着物の色が落ちたといって来られたお客様がいらっしゃいました。
天然の茜をふんだんに使った、その作家の全盛期を想わせるすばらしい作品でしたが、それだけに色が落ちて、
襦袢にも色が移っていました。
こんなとき、私たち業者はどうするかといえば、メーカー(作家さん)と話し合って、応分の負担をしあって
修整するのです。いくらお客様に事前にご説明させていただいたとしても、無料の対応となるわけです。
普通に考えてください。
こんな事をしていて、割が合うと想いますか。
合わないです。
ですから、後染の世界では天然染料100%というのはほとんど存在しません。
先染の場合は、摩擦堅牢度はほとんど問題になったことがありません。
それより怖いのは、日光と空気に対する堅牢度です。
植物染料を多用する人間国宝にもなっているある作家の作品は、退色がひどくて大問題になっていると聞いた事があります。
色焼けと言うよりも、色が飛んでしまうのです。
ですから、それを解っている作家さんは、様々な工夫をされています。
染料の選択はもちろんですが、組み合わせ方や媒染、そして適宜化学染料を組み合わせる事も選択肢に入れます。
これには科学的データが必要なので、その面で沖縄染織における沖縄県立芸大、琉球大学の存在は非常に大きいと想います。
つまり、堅牢度に関しては、趣味の延長の仕事では決して対応出来ないと言うことです。
伝統染織の裏付けのない個人作家さんは、よほどの研究と用心をしないと、堅牢度の問題に突き当たるのです。
消費者の方々も同じです。
天然染料は、堅牢度が弱いだけでなく、色落ち、色うつりがある、そう想わなければならない。
私のような草木染を永年扱っている業者は、その怖さを熟知しているので、あくまでも『通常の着方をする分には差し支えない』
ように、出来るだけの対処をするということです。
たぶん、他のメーカーもほとんどは、クレームにならないように対処していると想いますが、一番の問題はクリーニングです。
昔の紅型でもよくありましたが、天然染料使用という事を知らないでやると、色が飛んでしまう事があります。
ですから、天然染料使用と聞いている着物であれば、かならずお買い求めになった呉服屋さんか、信頼できる加工屋さんに頼んでください。
安いからといって、ちまたのクリーニング屋とかに出すと、取り返しのつかない事になってしまいます。
それで、結論として、天然染料をつかった着物を身につけるとき、何に気をつけたら良いかというと、一番は『あまり神経質にならない』事だと想います。
藍染の着物に白っぽい帯をするなら、間にサラシを巻かれたらいい。
足袋が、青くなっても、それはすぐ落ちますし、天然藍の証拠だと想ってください。
インディゴを染めるときに入れる劇薬の怖さを知っていれば、そんなことは何でもないような気がします。
どうしても気になるのであれば、バインダー加工をするという手もありますが、それでも完全には止まりません。
私は後染製品ならば、完全には止まらないという事をお伝えした上で、この加工をお勧めしています。
これをすれば、意図的にこすり取ろうとしないかぎり、簡単には色落ちしないと想います。
先染に関しては、タンスにしまわないで長時間放置しない、ということです。
長時間というのは、何週間も、ということです。
私たちが主に気づくのは、タペストリーの変色を見るときです。
着用したり、陰干しをしたら、常識的な範囲で、タンスにきちんと収納するということですね。
あと、案外知られていませんが、タンスに入れる樟脳が原因になっている場合が多々あります。
樟脳に反応して、退色する事があるということを強く意識してください。
天然染料を使用した着物と同じところに樟脳は入れない方が良いです。
絹にはムシはつきません。食べるのはウールだけです。
最近のムシは贅沢で、カシミアしか食べないとも言われています (^o^)
入れるなら、タンスの一番上の棚の四隅のみ。
あとは要りません。
パラジクロロベンゼンは化学薬品だということを忘れないでください。
堅牢度を含めた繊維製品の品質については、日本の繊維産業があまりに優秀過ぎたために、消費者の基準が厳しくなりすぎているような気もします。
傷が無くて当たり前、色は落ちないのが当たり前。
我が国の繊維産業はこれらの問題と真正面から戦って克服してきたのです。
でも、天然のものはそうはいかないのです。
立ち向かうのには化学の力が必要なんですね。
色のついたタオルが開発されたのも、ついこないだの事なんですよ。
色も話も『落ち』が無いようで、すんまへん |
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2011.2.15 [火] 2:03 pm |
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もずやギャラリー展示会のお知らせ
ようやく自作の暖簾も完成しましたので、展示会をやりたいと想います。
もちろん、暖簾の展示会ではなくて、着物の展示会です。
期日は
平成23年2月27日(日)〜3月1日(火)の三日間です。
今回は、お遊びと勉強会をかねて、沖縄文化へのご理解を深めて頂く会にしたいと想います。
いろんな、資料やビデオを見たり、沖縄のお菓子やお茶、泡盛を飲みながら(もちろん、飲まなくてもOK)
ゆっくり遊んで頂く機会にしたいと想います。
場所は前回と同じ、弊社ギャラリーです。
今回は、暖簾がでていますので、場所がわかりやすくなっている?かと想います。
気軽に遊びに来てくださいね。
場所はここです。
http://mozuya.com/... |
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2011.2.11 [金] 0:19 pm |
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今日は羽曳野も大雪です。
もう10センチ以上積もっています。
こんなの生まれて以来記憶がないです。 |
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2011.2.4 [金] 10:18 am |
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昨日は泉州慶応倶楽部の新年会でした。もちろん着物を着ていきましたよ。着物はうちでお願いして織ってもらっている首里の無地紬。帯は祝嶺先生ののミンサー。羽織は久米島紬のクバングワーです。やっぱり着物を着ていくと、先輩方から声がかかるし、会話は弾むし、御利益は多いですね。一次会は中華で、二次会は3人でラウンジ。帰ろうと想ったのに、先輩に誘われて、もやしてんこ盛りのラーメン。おかげでタクシーで帰るはめになりました(>_<) |
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2011.2.3 [木] 1:04 pm |
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私は、着物ファンであるとともに、沖縄染織のプロデューサーをしています。プロデューサーって何?と言われたら、作り手にデザインや素材、市場動向をアドバイスして、作り手の長所を引き出す仕事です。それとともに、作ってもらった作品を流通させる仕事も合わせてしています。
ですから、私の持っている着物は沖縄の物が多いですし、仕立て方は琉装になっています。もちろん、内地の物は和装仕立てにしています。
沖縄物も5年前までは絶好調でしたが、今売れにくいという事よりも、好況に良い気になって、沖縄染織本来の美しさをなくしてしまいました。色も作りも昔と比べたら数段劣っています。いちばんいけないのは沖縄ならではの特色がなくなっています。沖縄の染織は沖縄の人達の美意識がこもって居てこそ沖縄染織といえるのであって、沖縄でつくっているとか沖縄の伝統技法が使われているというのでは、気の抜けたコーラみたいなもんです。
私の外部ブログにはそんな想いをツラツラ書いているのですが、一人でも二人でも、気づいてくれて、将来の沖縄染織を担っていってほしいな、と想っています。 |
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2011.2.1 [火] 7:37 pm |
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今日、入会が承認されました。
わからないことが多くて、難儀していますが、がんばって書き込んでいきたいと想っています。
みなさん、よろしくお願いします。 |
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