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このあいだ、ある沖縄染織の有力者に聞いた話ですが、まるで公益法人の様な名称をつけた団体?が
沖縄本土復帰40周年での県の染織関係のイベントを牛耳ろうとしていると言うことです。
この団体?は現実には団体でも何でもなくて、仕入れをしている生産者の支払いを分引きと称して金額を減らしたり、
月会費を徴収したりしているそうです。
その団体を主催しているのが、色々とこれまで偽造や模造をやってきた人なのですが、
なんと、その人がこの団体?を使って、沖縄本土復帰40周年のイベントを県を巻き込んでやろうとしていると言うのです。
沖縄染織の信用を今まで傷つけてきた人ですし、ある組合はもう取引しない、このイベントからも撤退すると意思表示を
しているそうですが、もし、それでも県がこの話に乗るとすれば、いささか問題ではないでしょうか。
おそらく、この話は、沖縄に出入りしている流通業者の多くが耳にしていると思いますので、
この話が前に進むという事になると、沖縄自体が『いい加減な自浄作用のない産地』と思われかねません。
私がこの手のキャンペーンに県が一定の業者と手を組んで乗っかるという事にも疑問を抱かざるを得ませんし、
いくらなんでも、もう良い加減、学習して欲しいと思いますね。
百歩譲って、業者と組むのは良いとしても、その業者が県と組むのに適切かどうかという問題は大変大きな物だと私は思います。
京都市が東京に出した『白イ烏』というアンテナショップも問題になりましたが、
今回の40周年のイベントは、沖縄県全体に関わるイベントですし、そこで染織を仕切るのがアララな業者なら
沖縄県もアララな県だという事になりはしないでしょうか。
県の名前を使ってやる以上は、公明正大であるという事が何より大切だと思いますし、
なにより、県民が誇れるイベントにして、未来に希望を見出す内容が必要だと思うのです。
沖縄県は事実を把握していないのだろうと思いたいですが、誇り高き沖縄県民として
適切な対処をしてほしいと切に望みますね。
県政は沖縄県民の為にあるのですから。 |