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宮 芳平展をみる
知人から紹介されて練馬区美術館に行ってきました。森鴎外の「天寵」のモデルになった方らしいのですが。
鴎外も藤村も漱石だってほとんど、教科書でしか読んでません。すみません。
ついでに、現代ものもフィクションはほとんど読みません。
先日、本屋さんで「雑女房」?
という絵本を見かけ、奥さんに恵まれなかった男の人の脱力系のエッセイかと手にとりました。
柚木先生の格調高い絵に???と思い
もう一度よく見たら、
「雉女房」という 悲しいお話でした。
粗忽者ですみません。
雉は、難しいですよね。見たこともないし。
さて、宮芳平展です。
絵のことはよくわかりませんが、
絵具を買うよりも子供を養うべきではないのかと
葛藤の中で教師をしていた様子。
会場に貼られていたエッセイの 一節一節に味があって、
鉛筆をお借りして、少し走り書き。
自問自答が見えてくるような 言葉。
「経てきた苦難が 私の心に刺を植えた
私はこの刺を抜きたい
私は柔らかな人間になりたい」
それから、絵の教室の入り口に掲げたという
木彫りの表札 穏やかではない言葉が
決意を表わしている。
11月24日まで。
西武池袋線は、ホームに路線案内が少なくて
旅っぽいドキドキ感が味わえました。
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