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えりりんの空間
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2003.4.27 [日] 山菜

土曜日、東京で仕事をしていたら、岐阜の親戚から山菜が届いた....という連絡が入る。飛んで帰りたい気持ちを抑え(笑)仕事する。その日は帰宅が遅くなったので、日曜日を山菜DAYにした。箱を開けると、筍・たらの芽・コシアブラ・うど・わらび・山芋が入っていた。と、そこへ宮城の親戚からもたらの芽が届く。嬉しい悲鳴。筍は巨大なのが三本。大鍋が二つしかないので鍋をやりくりしつつ筍の下ゆでをし、調理は翌日。わらびもあく抜きするから翌日。そのまま食べられるたらの芽とコシアブラは、晩ご飯にてんぷらにしてサックリいただく。コシアブラはあまり流通に乗らない珍しい山菜で、苦味のあとに甘味と香りが立ち昇る。山の生命力を食べてる実感に、元気もりもり。切り口も瑞々しいうどの先っぽは、生でホタテと一緒に和風サラダにして食べた。あぁ、この食感がたまらない。うどの根の方はぬか床へ。翌日、筍とわらびは油揚げも一緒に田舎風な煮含めにした。もう一度さっとゆがいたわらびを生姜醤油で和えた一品も。うどのぬか漬けも味が丸くなりつつ食感はうどのままで美味しかった。
山菜は手間がかかると敬遠されるけど、その面倒な手間をかけて調理したそれぞれは、ほんとうに美味しい山の恵みで命の糧だと思う。
着物も、面倒なアレコレを超えた先に、たくさんの喜びがある。
何でもかんでも“簡単&便利”な現代の暮らし。
でも、山菜や着物の様に、面倒な手間ひまの向こうに、とても大切な何かがあると実感する今日この頃。

2003.4.20 [日] お誂え足袋

朝から薄ら寒いので、着ていた洋服の上からウールの着物を羽織り、インド綿スカートをばらして作った兵児帯をぐるぐるぐる。雨の日曜日の寛ぎ着。足下も寒いので、早速、みなこさん経由でお願いしてたお誂え足袋をおろして履いた。昨日のオフでみなこさんから受け取ったばかり。サイズは少し大きめな印象だけど、洗えばちょうど良さそうな感じ。
写真は、5足お願いしてたうちの一つ。キッチュな黒地に花柄なこの生地は、実は本業の撮影仕事で買い取りになった衣装のスカート生地。スタイリストさんに「米国の郊外に住む、通信販売にハマってるようなダサイ専業主婦」という設定でお願いした時に用意された三段フレアスカートだった。10年以上前の仕事の残がいが、今回の引越でたまたま出てきて目に付いて、絶妙なタイミングで足袋になった。悪趣味なプリント柄も足袋になると地味な普段着のアクセントになる。これは楽しい!家に余ってる布のハシキレが、足袋に蘇るなんて楽し過ぎる。もっと探そう!(笑)

2003.4.19 [土] 水色気分

真楽の皆と新宿散歩。
「三井家の着物」で見た絢爛豪華な着物達は、昔の職人さん達の精緻な技にいちいち唸りながら見入ってしまった。こんな家に嫁いでしまった女性は、家事や雑事はみんなお女中さんがやってくれるんだろうけど、野原を駆け回ったり海で泳いだりなんてオテンバな行為も出来なかったんじゃないだろうか?展示を見ながら、やっぱり晴れ着は私にとってヒトゴトで、例えば野良着なんかの方に興味がある自分に苦笑した。
着て行った着物は、水色が着たくて気分なお下がりづくし。塩瀬の帯は水色地にろうけつ染めで春らしい花の柄。去年、綿やウールの着物をたくさんいただいた同潤会アパートの室ママコレクションの目玉品。丸洗いに出したら、スッキリした水色に蘇った。落款があるので作家物だろうけど、私には解読不能。柔らかな春の日差しの中で、美しく映える素敵な帯だ。感謝、再び!>室ママ。
長着の方は、母のお下がりで、水色地に小さな薔薇の小紋。友人に貸して、返却後何故かずっと私の箪笥の中にある。(笑)仕立て直してないので、裄がものすごく短い。嘘つき襦袢で付け袖を一番短くしてもやっと着物と同寸くらい。母の着物は、仕立て直しても私のピッタリサイズまでは布が出ない。残念無念。
その他、帯揚げ・帯締めもブルー系でまとめ、白襟白足袋白草履....と、奇をてらわずに春らしくまとめてみる。オーソドックスな装いも、背筋がしゃんと伸びて気持ちいい。
夜の宴のエスペリアでは、美味しいイタリアンと共に着物話に花が咲く。それにしても同じ“着物好き”だと、初対面でも三分後には旧知の仲だ。面白いな、楽しいな。

2003.4.12 [土] 浴衣の重ね着

綿の着物の気楽さが気に入って、浴衣だって綿じゃないか....と、浴衣の二枚重ね。肌襦袢替わりに白い綿シャツ。薄曇りでまだ少し肌寒い浜の朝も、重ね着だとちょうどいい感じ。下の柄が風でめくれて見えたりして、なんだか楽しい。いいじゃないか、こんな着方も。
以前、男性の役者さんが楽屋着として、紬の下に浴衣を重ね着していてイイナと思った事がある。見る人が見ると“ずぼら”な着こなしらしいけど、普段に近所で着てるなら許されるんじゃないかしら?どうかしら?(笑)
ただ、おはしょり部分がダブるので腰回りはモコモコになる。でもまぁ、いいのよ。普段着なんだから。
なんて思いつつ、午後に便所掃除をしていたら、湘南仲間の熊蔵から「天青にてんぷら食べに行くけど一緒にどう?」とお誘いが。天青は、鎌倉散歩の時に行った焼鳥屋さんの一階にある姉妹店で、前から「連れてって〜!」と言ってたお店。当然GO!だ。雨も降っていたので、帯だけ織りの帯を枕無しのお太鼓にして足袋履いてシャツ脱いで、浴衣二枚重ねのまま、鎌倉へ。いいのか?そんなカッコでお出かけして。(笑)まぁ、鎌倉も“近所”ってコトで許してもらお。ふふふのふ。
天青のてんぷらは旨かった。ぎんぽや筍がサックリ揚がって春の味。ご馳走さま。

2003.4.8 [火] 大島桜

4月6日の日記で、三ケ岡山の桜を“山桜”と書いたが、“大島桜”だと言う情報もあったので、お詫びして訂正する。大島桜は、伊豆七島や房総半島に自生する潮風に強い桜で、桜餅にはこの大島桜の葉を塩漬けにした物が使われているそうだ。新緑の季節になったら、葉っぱをよぉ〜く観察してみよう。
今居るデスクからは、庭の海棠がもうすぐ満開で、下に垂れて咲くその姿がしとやかな女性を思わせる。ココに居ると季節感が養われる。季節毎の自然が、着こなしを教えてくれるって事なんだな。

2003.4.6 [日] 桜咲く

天気がいいので、“三ケ岡山”へ登る。着ていた普段着の紬に、もんぺ&上っ張りを着て出かける。汗ばむほどの陽気だが、身八つ口から風が入って気持ちいい。お山の山桜は、すっかり葉桜。山桜は、ソメイヨシノみたいに絢爛豪華じゃないけれど、媚びてない楚々としたその咲き方がカッコよくて好き。山中でいろんな植物が芽吹いていて、キラキラとした生命力のパワーがそこらじゅうに溢れていた。てんこ盛りの元気をもらって山を下りる。
夕方、館山唐桟に着替える。近所に住む甥っ子が小学校に上がるので、家族が揃っての夕食会を近所の音羽楼(http://www.sunsun-navi.gr.jp/...)でお祝いするのだ。ここは、葉山の御用邸を手がけた宮大工が建てたという古い日本家屋で会席料理が食べられる。早い時間で他にお客が居なかったので、建物内を見学させてもらった。大正ロマンな洋間が特に素晴らしかった。弟夫妻も着物姿で、場所と着物がしっくり似合って、目に心地よい。
私は、唐桟に、青白コンビの紅型名古屋を合わせてみた。いつもの唐桟が、帯でぐっと春らしくなる。そしてこの唐桟は一旦着納め。仕立てていただいた一衣舎の木村さんの所へ戻って、水洗いした後に、“洗える唐桟の袷”として個展で展示される予定。カワイイ我が子が晴れ舞台に立つようで、なんだか私までドキドキする。あぁ、今から楽しみだ。

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