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  5月にあった葉山芸術祭で、狩集広洋さんの奉納ライブペインティングを見た時から「この曼荼羅ペイントを帯にしたらカッチョエーなぁ」と企んでおりました。で、根回ししたり、描いてもらう帯を調達したり....の準備が整い、帯の素材感を見てもらおうと、海の家オアシスに持参してみたところ、ソッコーその場で「よっしゃ!描こう!」ってな事になり、いきなりライブペインティングが始まってしまいました。キャー、嬉しい。まず「どこがどう出るの?」という事で、その場で巻いて見せ、前板のセンターを決めました。そこに緻密な龍っぽい柄を描き始め、その後、そこをセンターに両側へ曼荼羅模様がシンメトリーに繋がるようにどんどん描いていきます。いやぁ〜、ユニーク!あれよあれよと筆は進み、1時間もかからずに曼荼羅帯の出来上がり。うふふふふ、正当派からは大きく逸脱する作品だけど、私にとっちゃ宝物だわ。「洗っても大丈夫かな?」と尋ねた所「大丈夫だよ、薄くなるかもしれないけど。ま、薄くなったらまた描くし....」と、メンテナンスのお約束までいただいて、にまにまほくほく。なんか、こゆのってスゴク楽しい嬉しいらんららん!
 
帯の素材は、浅草のミドリ屋さんで買ったウール素材の黄色い無地。ペイントは、狩集さんご用達の布用マジックの黒。それはそれでキッチュでチープな感じが軽くていいと思うのです。
 
伝統は伝統としてきっちり大切にしたうえで、今を生きるアーティストとも「着物」で繋がれるのは、とても楽しくて刺激的です。
 
この帯は、29日の森戸の花火大会でデビューさせます。あ〜、楽しみっ!
 
 
■狩集さん
 
http://funky802.com/...
 
■葉山芸術祭
 
 http://www.hayama-artfes.net/ 
 
※上の写真は芸術祭の時の狩集さんと作品の末端。下の写真は描くのを見入っている私。  |