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葉山は小さな町のせいか、公的機能を他の自治体に寄生している。法務局は横須賀だし、社会保険は東逗子に呼ばれるし、税務署は鎌倉だ。ま、本店所在地が葉山って会社も少ないわけだからしょうがないけど。(笑)
で、今日は税務署に用事があったので、ついでに鎌倉散策をした。
とは言え、仕事だしスクーターだし、普通にジーンズ姿。
いろいろあちこち気になるお店を一人で気ままに覗いて回る。あぁ、楽しい。
さて、鎌倉は若い頃から何度も来ているが、何故か大仏様には行った事が無い。つい先日は拝観時間が過ぎていて入れなかったので、思い出して行ってみた。近くから大仏様を見上げると澄んだ青空を背景に穏やかな顔でそこに居た。和むなぁ。大仏様の中にも入ってみた。小さな暗い空間は、胎児に戻ったみたいで落ち着く。大仏様は七百年以上も、ココにこうして座っている。ゆったりとした時間が流れていた。
そして、最後に寄った「花ぐるま」で出会いがあった。
男物の羽織りをひっくり返してディスプレイされた羽裏の柄に目が留まる。酒を飲んでまったりする男女。女性の顔立ちが美しくしぐさが色っぽい。気になるので降ろして見せてもらうが値段も分からないと言う。たぶん諭吉さんが数人は必要だろうなぁ....と、諦めるが、間近で見ると、着物の柄や足袋底の陰影まで驚くほど精細に描き込まれ、色焼けも少なくて絵としてみても美しい。他の着物や帯を見せてもらいつつも、どうしてもこの羽織りに戻ってきてしまう。その内、よくよく見てみたら右袖の裏では房事に励んでいらっしゃる。(笑)袖ってトコロが奥ゆかしくてノックアウト。もうだめだ、連れて帰りたい。出先のオーナーを捕まえて値段を聞くと予想通り。エイヤっと、一緒に帰る事にする。
昔からこうした着物の持つ色っぽい遊びが大好きだ。見えないトコロでこっそり楽しむスケベ心がたまらない。あぁ、大人は楽しいなぁ。ふふ。
それにしても、特に探しているわけじゃないはずなのに、どうしてこういうモノに巡り合ってしまうのかなぁ?スケベがスケベを呼び合うのかな?(笑) |