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  父の日なので、弟一家とそれぞれの親達が集まって家族で会食。
 
休日は一年前から予約が埋まるという日影茶屋の離れだが、ダメモトで聞いてみたらちょうどキャンセルが出て部屋がとれたというラッキーな私達。
 
ここは創業300余年。葉山と言えば日影茶屋....というくらい有名な老舗だ。離れの周りは蓮の花も咲く池がぐるりと囲っていてとても涼しげ。夏目漱石ら文人墨客に愛され、しばしば文学作品の舞台にもなったそうだ。そんな素晴らしい空間でいただく会席料理は、たっぷり葉山らしくて美味しかった。特にきんめの刺し身と茄子の翡翠煮が鮮烈な印象。ここにもプロの仕事が。
 
ゴキゲンな父たちを見て、みんな口元がゆるゆる。素敵な父の日でありました。
 
ありがとう!
 
 
今日は、弟夫婦も着物だった。
 
私達四人は着物で、昭和一桁生まれな親達が洋服。昨今、ありがちな情景なのかな?
 
歳をとれば、帯を後ろで結ぶのもシンドイだろうとは想像できる。でも、面倒くさがらずにいくつになってもオシャレを忘れたくないなぁ....と思う。そんな思いもあり、着物とは末永く付き合いたい。マイペースでね。
 
 
着て行ったのは、
 
・母のお下がりの絹芭蕉。瑠璃色の地に花柄が染め抜いてある。仕立てが素晴らしいので裄出しだけして、初おろし。適度なシャリ感が涼しくて、今日の気候にピッタリだった。
 
・先日来から着ている麻の長襦袢。
 
・白地にピンク&グレーの博多献上帯。
 
・千草色になでしこ柄の絽の帯揚げ。
 
・白地に複数の挿し色が入ったレースの帯締め。
 
・銀色の麻の足袋。めうがや。
 
・黄色に転んだ真珠色の白くて細身な革草履。
 
 
※写真は、
 
上:中庭で弟と。麻の着物をクテクテに着てなかなかイイぜよ。(笑)
 
下:庭も建物も見どころ満載で、食後の散策では会話も弾み、ナニヤラ語る私。
 
 
■日影茶屋
 
http://www.kanshin.jp/...  |