|
朝から葉山で撮影。
お山はぽわぽわと部分的にピンク色。
気持ちいいなぁ。
夜、3月28日に心を鷲掴みにされた津田さんの布が届く。
津田さんは、石垣島で蚕を育て、糸にして、草木で染めて、機で手織りして布にする。一貫した手作業。個展の会場でこの布を見た時、糸の美しさに吸い寄せられた。品のいい艶とオーラを持つ小さな布。その場で「半襟に使ってみたい」と強く思った。
宝石のように布を纏う。
そんなとっておきの半襟があってもきっといい。
嬉しいなぁ。
メールを出したら返事があった。
***
宝石というたとえはぴったりです。
蚕の命と、蚕が食べた島桑の精気
そして真夏の藍の生葉
石垣島の幸がたくさん詰まった小さな布
素材がすばらしく、ちょっと宝石っぽい感じがします。
***
メールには、織っている時から「半襟にしてくれる人いないかな〜」と思っていたと書いてあった。言葉にしなくても、きっとその思いが布に織り込まれていたんでしょうね。そして、私に伝わった。不思議で素敵な布のメッセージ。
石垣島は、梅雨を思わせる暑い毎日だそうです。
島の自然を“布”という形ある物にする。
それが津田さんの仕事なんだと布に触れて理解しました。 |