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昨日は、
ひじきをいただきに行ったはずが、
なぜか着物までいただいてくる。
用事のついでにちょっと立ち寄るつもりだったのに、
「そう言えば母の着物がたくさんあるの」と、
箪笥の中を見せてくださる。
うわぁ、素敵なのが、こんなにたくさん眠ってる。
そして、私の時間が止まる。(笑)
持ち主は明治生まれの良家の奥様。
着物が好きでいつも着物を着ていらしたと言う。
私の知人であるその人の娘は、私の母と同世代で、
オシャレに洋服を着こなすモダンガール。
ゆえに、着物はほとんど着ない。
“母の形見”として持っていたそうだが、
「着てくれるなら是非!」と、ゆずっていただいた。
“持つ”目的ではなく、“着る”目的で選んだ六枚。
じゃんじゃん着させていただきます....と、
今日は、その中の一枚に袖を通した。
今は亡き人のナニカを受け継ぐ感覚。
それもまた、着物の魅力。
※写真は、
【上】いただいた着物達。
・かすれ麻の葉柄の綿紅梅か絹紅梅
・黒地に小紋の絹薄物(ポップで個性的!)
・グレー地に鳥柄の木綿の単衣
・紺地に色使いありの久留米絣、厚手木綿の単衣
・紺地の久留米絣、木綿の単衣
【下】今日の着物
・紺地によろけ縞の木綿(たぶん)の単衣 |