|
撮影の予定が無くなったので、午後から仕事をサボって、鎌倉山のGallery招山へ行く。
「西表の風と彩」
石垣昭子(染織衣)+星公望(草民具)
2005年6月3日(金)〜12日(日)11:00〜17:00
■Gallery招山/鎌倉市鎌倉山2-22-33/tel.0467-32-1712
今日は、「Talk+」という事で、石垣昭子さん、星公望さんを囲んで、西表の自然や「地球交響曲第五番」のお話などをいろいろ伺う。
初めて伺ったGallery招山は、中に入ると鎌倉を一望するロケーションで、気持ちいい風が吹き抜ける。西表から吹いてきた風かもね。トンビが眼下を飛んでいた。
そんな心地良い会場で、西表島の自然や祭り、ガイア5番の事、人間と自然の関わり合い方、星さんの道具を作る手先など、生きる知恵がたっぷりつまったお話を聞く。文化人類学の先生がたくさん学生を連れてきたので若者も多い。この先生、人出が必要になる豊年祭の度に学生を送り込み、持ちつ持たれつな関係みたい。そのまま石垣さんの工房に居着いてしまって帰ってこない学生も居るそうだ。(笑)肉声が届く範囲の小さな集い。今日、ここに居る事ができて嬉しかった。
その後、ワインと軽食が振る舞われ、更に会場はアットホームな雰囲気となる。
葉山からは、真砂三千代さんが来ていた。石垣さんと真木千秋さんを含めた三人のコラボレーションである“真南風/maapai”は、洋服というよりは“衣”といった感じの衣服。布の力がそのまま衣になっている。ゆったりとした形は着物にも通じていて、着物好きにもいいかもしれない。力のある布たちが、素敵な“真南風”になっていた。
※着ていったのは、
・柿渋染めの夏紬。シャリ感のある絹。
・斉藤光司さんの館山唐桟(五十鈴縞)の昼夜帯。タックをとったお太鼓に。
・生成の絹半襟をかけた桃色の長襦袢。単衣。長着が透ける素材なので、長襦袢の色が影響して全体的にピンクトーンな着姿。
・薄紅色の平組みの帯締め。
・鳥の子色の絽縮緬の帯揚げ。
・ベージュの色足袋。
・畳表の草履。 |