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 2005.7.31 [日] 三周年イベント “k o r e k a r a” | 
 
 
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  みんな、それぞれの色でキラキラ輝いていた。
 
夏着物を纏って集まった一日。
 
はずむ声と華やいだ笑顔と美しい着物で溢れた空間。
 
この楽しい時間をみんなで共有できた事に感謝。
 
 
たぶん、それぞれの一生分の持ち時間の中で、
 
昨日の様な楽しい時間の割合は、
 
きっとほんのちょっぴりだけで、
 
たいがいは、辛くて苦しくてしんどい事の方が多いと思う。
 
でもそんな時間を乗り越えてこそ、
 
楽しい時間がダイヤモンドの様に輝くんだよ。
 
頑張った人へのご褒美。
 
昨日の楽しさは、みんなで頑張ったご褒美だと思う。
 
真楽の楽しさも、みんなでお互いを思いやりながら、
 
それぞれの思いを繋げて共有して、
 
大人なサイトに育ててくれたみんなのおかげ。
 
これからもよろしくお願いします。
 
 
そして、小冊子に書いたメッセージ。
 
かなり本気です。
 
これからも平和に着物を纏える未来であります様に...。
 
そして、
 
メンバーみんなの“これから”に期待してます。
 
 
※下の写真は、せさん提供  | 
  
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 2005.7.24 [日] 真南風/maapai | 
 
 
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  テキスタイル方面での、石垣昭子さん・真砂三千代さん・真木千秋さんのコラボレーションである“真南風/maapai”。以前、ニューヨークで個展を開く事になった時「音も必要なんじゃない?」と、パートナー達も音楽方面で結束した。それが、石垣金星さんや真砂秀朗さんを中心とした音楽での“真南風”。
 
今日は、一色の海の家「Blue Moon」で、その真南風のライブだった。
 
一色の浜は店と波打ち際が近いので、音楽と波の音のブレンド具合がすごくイイ。金星さんの唄声と三線の音色に酔いしれるうちに夜が降りてくる。真砂さんのインディアンフルートが八重山を思い出させて心にしみる。金星さんにつられて泡盛がすすむ。(笑)アンコールはカチャーシー。酔いも回って引っ張り出されて引っ張り込んで踊る踊るみんなで踊る。
 
でも、海の家はライブは9時まで....という決まり。
 
「踊り明かしたい人は西表島にいらっしゃい。28日から豊年祭だよ。」と金星さん。飛んでいきたい。
 
 
もうひとつ。
 
会場で30年来の友達に会う。バッタリ会う。
 
会うべき時に会うべき人と会う....という不思議な事が最近多い。
 
そして、縁ある人は、クモの巣のようにあちこち不思議と繋がっている。
 
面白いなぁ、楽しいなぁ。
 
 
※着ていた着物は、
 
・グレー地に鳥柄の木綿を浴衣風に
 
・ミンサーの半幅をカルタ結び
 
・下着は湯文字と胸の晒だけ
 
・足下はビーサン  | 
  
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 2005.7.20 [水] 甲状腺と帯締め | 
 
 
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  六年前に左側の甲状腺を切除した。
 
術後は、年に一度の検診が必要なのに、丸二年さぼっていた。
 
いい加減そろそろ行かなくちゃ....と、東京へ。
 
甲状腺の手術は、首筋をパックリ横に切るので、手術前は「あぁ、着物が着られなくなるなぁ....。」と覚悟していた。でも、原宿にあるこの専門病院は、手術がとても上手かった。今ではたぶん言わなければ傷跡は分からないと思う。ある意味、専門病院の職人技かもしれないな。
 
受付を済ませ、待ち時間が二時間あったので、一旦病院の外へ出る。昼食を済ませ、まだ時間があったので、前から行ってみたかった「ギャラリー朱」と「青山八木」へ足をのばす。
 
三周年イベントは持っている物を着て行くつもりなのだけど、何か小物くらいは記念に新調したいなぁ....と思い、それぞれのお店で帯締めを見せていただく。
 
朱ではピンとくるものが無かったけれど、青山八木で魅かれる帯締めに出会う。白の絽綴れの帯に合わせるので、色目の多い強いモノをイメージしていた。が、こちらに揃っている“八木オリジナル”な道明の帯締め達を見て、「捜していたイメージ」をあっさりごみ箱に捨てる。一旦、白紙。
 
どの帯締めも、実にあっさりとしていて品が良い。最初から、その細さ(三分弱)と色目に魅かれた写真の物に決める。鎌倉組みというそうだ。夏なのだから、こんな組み合わせもすっきりと潔くていいかもしれない。
 
病院へ戻らなければならないので、あまりゆっくり出来なかったけど、こちらのお店は今度またゆっくり行ってみたい。
 
キケンガアブナイケド....。  | 
  
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 2005.7.9 [土] 葉山のこみち | 
 
 
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  長者ケ崎の素敵なレンタルスペース「ブルーミクス」で、私も写真提供した「葉山のこみち」という本の出版記念パーティー。会場のキャパを越える50名の老若男女が集まって楽しい時間だった。
 
この本は、地元で参加している葉山環境文化デザイン集団のメンバー有志で作った本なのだけど、すごく素敵ないい本に仕上がったと思う。
 
この本に込めた思いは、先日の日記(05.5.21)に書いたけれど、私は日本中の「こみち」を大切にしたいと思っている。車が走るための道路ではなくて、人が歩くための道をちゃんと残しておかないと、どんどん町が機能しなくなる。商店街や町がイキイキと元気な場所は、暮らしている人達の暮らしぶりや素顔が見えて個性的だ。そんな場所はきまって散歩が楽しいこみちの残る町だと思う。
 
“みち”は、暮らしの要。
 
私は、葉山の細いこみちが大好きだ。
 
カラコロ下駄の響きが似合うこみちを守りたい。
 
 
※着て行った着物は....、
 
・かすれ麻の葉柄の綿紅梅/この着物をくださったのもデザイン集団のメンバー。着姿を見せたらとても喜んでくださった。
 
・白の亜麻で半襟をかけた半襦袢。
 
・白の博多献上帯を小さめのお太鼓結び。
 
・茄子紺の細目の帯締め
 
・松原染織工房の藍グラデーションの帯揚げ
 
・麻の湯文字
 
・麻の葉柄の鼻緒のねずこ下駄  | 
  
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 2005.7.6 [水] 偶然の神様ありがとう。 | 
 
 
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  金沢の町を歩いて散策。
 
結構な距離を、写真を撮りながら、路地に迷い込みながら、探検。
 
兼六園でマシュー・バーニーと会う。と言うか、出くわす。実は四回目。
 
美術館のカフェで食事してたら隣卓へ。ホテルのエレベーターで。ホテルの入口で。そして兼六園で。アーティスト本人と同じ時空をニアミスする快感。透明な交信。これだから旅はやめられない。ドキドキ・楽しい!
 
 
※着物
 
最初の日とほぼ同じ。
 
帯揚げを藍のグラデーションの絹絽に。
 
帯締めを茄子紺の細目な冠に。
 
そう言えば、湯文字も麻で夏仕様にして涼やか快適。  | 
  
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 2005.7.5 [火] 休憩 | 
 
 
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  同じ着物ばかりじゃ、ナンなので、ここらで箸休め映像。
 
そう言えば、金沢滞在中、着物姿の方は一人も見かけなかった。勝手なイメージで金沢は着物っぽい町だと思っていたので、ちょっと意外。梅雨だし、暑いし....っていう季節柄かな?  | 
  
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 2005.7.5 [火] 拘束のドローイング9 | 
 
 
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  今日は、一日中金沢21世紀美術館で過ごす。
 
午前中に展示を一覧。午後、「拘束のドローイング9」という映画を鑑賞。終って、再び展示を。
 
ここは、かなり近未来チックな場所。城下町としての金沢に、真逆なベクトルの空間が出現していて面白い。
 
帯を半幅帯に替えた。白地のミンサーを文庫結び。映画鑑賞中は、文庫をクルリと前へ回して二時間半。
 
 
着物という衣服は、確かに「拘束」とは無関係ではないかもしれない。  | 
  
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 2005.7.4 [月] 金沢へ | 
 
 
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  マシュー・バーニー:拘束のドローイング展を観る目的で相棒と一緒に金沢へ。
 
目的は果たせた。同じ時空で交差できてしまった非日常。嬉。
 
ま、それはそれ。真楽日記では“着物で小旅行”な場合の参考になれば....と、そんなレポートを。
 
二泊三日分の荷物は、飛行機で手荷物範囲のゴロゴロ付きバッグひとつにまとめる。着替えの衣類は、半幅ミンサー帯(1)、帯締め(1)、帯揚げ(1)、足袋(2)、湯文字(2)、肌襦袢(1)、胸用晒(2)、パジャマ用タイパンツ(1)、パジャマ兼用Tシャツ(2)、予備でバティックサロン(1)。
 
これだけで済んでしまうから、着物旅はある意味とてもコンパクトだと思う。
 
雨コートと折り畳み傘は持参したけど、コートは使わなかった。
 
履物選びは悩んだ末、美術館に入る事と雨を考慮して、ゴム張りしてある黒田商店さんのしゃみ右近下駄にした。正解だった。バティックサロンに素足で履いてもさほど違和感も無く、かなり懐の深い下駄だと思った。
 
 
金沢は、しっとりと着物の似合う素敵な場所だった。香林坊にあるホテルにチェックインして、初日は長町近辺をブラつく。あまり人の居ない武家屋敷で我が家のように寛ぐ。夜は、お腹と相談して軽くおでん屋で。これがまた、いろいろあれこれ美味しかった。昼間に見つけた「よし坊」というお店。その日の気分は、その時にならないと分からないので、旅は出来るだけ「行き当たりばったり」が好き。単に我が侭な気分屋とも言えるケド。
 
 
※着て行った着物
 
・絹のシャリ感があって薄くて透ける琉球絣/紺地に琉球柄
 
・白のシャリ感のある洗えるシルックの長襦袢
 
・絹のシャリ感のある半襟
 
・白の絽綴れ/名古屋帯
 
・藍色の絽の帯揚げ
 
・瑠璃紺のレースの帯締め
 
・白足袋
 
・黒田商店さんの黒マット台に白の鼻緒のしゃみ右近下駄
 
・白の編み手提げ/確か無印  | 
  
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 2005.7.1 [金] 海開き & White Band Day | 
 
 
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  雨だけど、
 
今日、葉山は海開き。
 
夏が始まる。うきうき。
 
 
昼、イギリスから郵便小包。
 
ホワイトバンドが到着。
 
わくわく。お、なかなか。
 
布製×10個
 
シリコン製×10個
 
どっちもフォトジェニックぢゃん!
 
 
発行が遅れに遅れていた
 
みんなで作った葉山の本。
 
「葉山のこみち」がやっと完成。
 
予約の方々に手配り。
 
手から手へ。ほわん。
 
 
布製のホワイトバンドを腕に早速。
 
海開き初日の一色の浜は、
 
雨のせいか、ぼちぼち・のんびり。
 
ぢゃあって事で、森戸のオアシスへ。
 
いつもの顔がいっぱい。
 
25年目のオアシス、既に老舗だ。
 
夏の浜は、既に文化だ。
 
さぁっ、楽しい夏が、ハ・ジ・マ・ル!   るん!
 
 
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