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えりりんの空間
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2006.1.29 [日] 旧元旦

ぽかぽかと暖かく、
初春を感じるお天気の葉山から、
旧暦でもご挨拶。

新年あけましておめでとうございます。

さて、お屠蘇でも呑んで、
ゆっくりしましょうかね。
と、飲ん兵衛は呑む為だったら、
何でも口実。(笑)


*****
写真は、とある羽織の裏と袖裏。
いい感じでお酒を飲んで、(羽裏)
ほろ酔い気分でお楽しみ。(右袖の裏)
反対側の袖の裏には琵琶法師。

この羽織。只今、仕立て直し中。

2006.1.22 [日] 新年会

雪の影響で、一時はどうなる事かと心配した新年会。
でも、集まってみたら真楽メンバーは全員が着物姿だった。
「雪になんか負けるもんか!」という気持ちがビシバシと伝わってくる。
すごいなぁ、嬉しいなぁ、さすがだなぁ。

今年で三回目の葉山・音羽楼での新年会。
昭和初期に建てられた日本家屋に、晴着姿の着物ビト達が集う。
キラキラ輝くウキウキな華やぎ成分が充満する空間。
どうしてこんなに夢のように楽しいのだろう?
着物効果?
真楽マジック?
理由は何であれ、たくさんの笑顔と笑い声に包まれて、
心の底から楽しい時間を満喫した。
お集まりくださった皆様、どうもありがとう。
また来年もみんなでここに集えるよう、
今年も一日一日を大切に過ごしましょう。

※写真は、
KURAさんが撮ってくれたゴキゲンな私と、キュートな玉すだれに湧く会場。

着ていったのは、
20代の頃に作ってもらった紫地に桜などが染められた小紋。
紫地の総絞りに花柄刺繍の名古屋帯。
三浦清商店さんの東雲の半襟をかけた紫地に梅柄の長襦袢。
苔色の絞りの帯揚げ
紫色の鮫小紋の細い丸ぐけの帯締め
白足袋
そして、当日のヘアメイクは義妹つまりコユミさん!
先日の振り袖着付けの時、美しく変身する娘達を目の当たりにして「私も綺麗にして〜!」と、お願いしちゃった。いけてたかしら、うふ。

2006.1.21 [土] 雪の葉山

朝、起きたら雪。
一面真っ白な景色。きれぃ。
天気予報では、みぞれと報じられていたけど、
本格的にしっかり降ってる。
ゴム張りの下駄を履いて外に出たら、
どんどんくっついて、ぽっくり下駄みたいになった。
水分の多い雪だとこうはならないから、
かなり雪らしい雪。
裏山も真っ白に雪化粧。
しーんとしてる。

いつもなら、「わぁい、きれぃ。」と犬のように大喜びだけど、
明日は葉山で新年会。
みんな遠くから来てくださる。
明日の天気は晴れるとの予報だけど、
今日、これ以上積もると足下が大変。
きっと晴着の人も多いだろうし。

神様、雪はもうこの位で勘弁してください。
お願いします。

※写真は、午前8時半頃撮影
上:家から音羽楼へ繋がる小路
下:庭の様子

2006.1.20 [金] 夜なべ仕事

かぁさんがよなべぇをしてぇ〜、
新年会の準備。

今年はお料理のメニューも用意。
音羽楼の板長からは、
「葉山の初春を感じてね」と....。

名札は、プリントアウト用の紙が無いので、
余ってる紙を切って、筆ペンで手書き。
読めなかったらごめんなさいね。
でも「これなんて読むんですか?」なんて、
話のきっかけになるかもしれないし。

そんな新年会の楽しい様子を想像しながら、
ニヤニヤしつつの夜なべ仕事。
もうすぐ会えるそれぞれの笑顔。
みんなどんな着物姿で現れるのかな?
楽しみ楽しみ、あぁ楽しみ。

※写真は、久留米絣につんぬき。

2006.1.14 [土] どんど焼き@一色海岸

夜明けに降った雨は上がっていた。
良かった。
今日は、浜でどんど焼き
門松と正月飾りを持って浜へ出る。
やってるやってる。
去年のどんど焼きは、冷たい雨が降っていた。
今年は風も無く、雨も上がって、気温も暖かい。
大きな炎に近づき、お飾りを投げ入れる。
福餅をもらって、竹竿の先に垂らして餅を焼く。
あちち、美味しいねぇ。
お言葉に甘えて、樽酒も一杯。
ご近所の老若男女が集まって、世間話に花が咲く。
「その藍染め、素敵ですね。」と外人さんから、
流ちょうな日本語で声をかけられる。
聞けば同じ頃に葉山に越してきたご近所さんだった。
「私も着物が好きで昔はよく着ていたの。」とおっしゃる。
わぁ、じゃあ一緒にどんどん着ましょうよと盛り上がり、
あっという間にお近づきになる。
嬉しいなぁ。
ここに越してきて四年目。
だんだんご近所の顔見知りも増えてきて楽しい。
同じ場所に暮らしているんだもの。
色々と分かち合えたらいいなぁと思う。

帰ってきてしばらくしたら、雨が降り出す。
ザーザーと久しぶりの大雨だ。
まるで、どんど焼きの間だけ、雨を止めててくれたみたい。
ありがとう。

2006.1.13 [金] 福寿草

仕事で過去の画像を探していて見つけた福寿草。
別名「元日草」とか「朔日草」とも言われるそうです。
この写真は、2002年2月21日に池上梅園で撮ったもの。
実際には2月初旬頃から咲き始めます。
それなのに何故「元日草/がんじつそう」なのか。
そうです。
これも“旧暦”のお正月頃に咲くから、そう呼ばれていたんです。
おめでたい名前なので、今でもお正月に飾られたりするそうですが、
それはハウス栽培されているんですって。

福寿草は、春一番新年を祝う花。
やっぱり、旧暦で暮らしたいなぁ....と、思います。

2006.1.9 [月] 成人式の晴着

先日の日記にも書いたけれど、今日は朝から我が家で振り袖の着付け。三人一緒に7時に来てもらって、ヘアメイクは義妹担当。着付けの助っ人として、今年はかおかおさんに手伝ってもらった。着付け自体は特訓のかいあって(笑)、けっこうスムーズに三人三様の振り袖娘が出来上がる。とてもかわいく素敵な振り袖姿なので、写真を載せたい!でも本人達の許諾をもらってないから、着付け風景と成人式会場前の様子で雰囲気を。本当に可愛くて綺麗でちょっぴり色気もあって、ふわぁ〜っと開いた花の様だった。女の旬だね。
そして、そうした節目に、お祝いの気持ちを込めて振り袖を着付けてあげられるのは、とても素敵な事だ。本人達も母親達も喜んでくれたけれど、私も幸せな気持ちを分けてもらった。ありがとう&おめでとう!

部屋をざっと片付けて、お祝い気分のまま、近所の蕎麦屋へ呑みに行く。あれこれつまみながら十四代をコップで二杯。蕎麦をたぐって帰ってきたら、疲れが出たのか激しい眠気に襲われて、そのまま昼寝。起きたらすっかり日が暮れていた。

さて、お正月気分をそろそろ日常モードに切り替えなくちゃ。

2006.1.6 [金] 受け継いで着る

お正月は、いつも明るい色の着物が着たくなる。
三が日の間、長着は生成り色に亀甲文様の結城紬で過ごす。
二日は東京の実家へ。
宮城から叔母が来ているので、叔母から譲られた羽織りを着て行った。
祖母が叔母に買い与えた反物で、ピンク色の羽織りだった物を、白緑に染め替えて私の寸法に仕立て直した。露芝の地紋が入ったシボの大きいちりめんで、適度な布の重みが羽織っていて心地良い。「あぁ、こうゆう色もいいねぇ。」と褒められ、生まれ変わった羽織りを集まった女達で愛でる。こんな時間が好きだ。

そして今年の成人式は、地元繋がりで頼まれてなんと三人も振り袖着付けをする。勿論、プロの様には出来ないが、近所のオバちゃんレベルで頑張ってみようと思う。実は義妹をモデルに特訓なども重ねてみた。あとは出来る範囲で精いっぱい力を尽くすだけだ。
さて、その中のひとりは、母親の振り袖を着る。昔の着物は、生地も技法も仕立ても全てが良くて、今の物とは明らかに違う。箪笥の中でずっと眠っていた母親の振り袖を、受け継いで娘が着る....。すごく素敵だ。今回、準備や相談で、それぞれの母娘と何度も話をした。そして、深い“母心”に度々心が動かされた。私に娘はいないけれど、娘を持つ母の気持ちが少し分かって、「振り袖なんかゼッタイいらない!」と頑なに拒否した二十歳の自分を反省した。今更だけど、ごめんなさい。

2006.1.1 [日] 迎春

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

心穏やかに着物をまとえる
平和な一年であります様に....。

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