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手ぬぐいの型紙教室。
今日は、型彫りした和紙に絹の紗を張る作業。
人工の漆である“カシュー”を刷毛で塗る。
シンナーを溶剤に使うので、半屋外で作業する。
あとは、吊りを切り離せば型紙の完成。
ところで、この教室に参加するために
初めて訪れた“立石”だけど、ここって、めちゃ面白い!
東京の下町風情がたっぷり残っていて昭和を感じる。
駅前から続く仲見世には、
お総菜屋やもつ焼一杯飲み屋、立食い寿司屋など、
昼間から地元の人々で賑わっている。
気取ってなくて物価も安くて暮らしやすそうだ。
「寅さん」の世界。好きだなぁ。
そんな場所から、ハイソな場所の銀座へ移動。
汚れまみれの作業着姿なので申し訳ないなと思いつつ
「久保紀波作品展」へお邪魔した。
実は彼女、真楽メンバーでもある。
お目にかかるのは初めてだったけれど、
「わぁ、カシューのにおい!」と、
場違いな私達を快く受け入れてくださった。
扇子の事、物づくりの事などたくさんお話を伺う。
作品を前にして創った人から話を聞ける幸せ。
うん、やっぱりこれだよな。
母の日が近いので扇子を色々拝見。
久保さんも大好きという梅柄の型染の扇子に、
目が奪われ、いただいて帰る。
色と図案がとても品良くて素敵なのだ。
やっぱりね、作品には人柄が出ますね。
どうもありがとうございました。
写真は、立石。
上:呑んべ横丁。路地裏に小さな飲み屋がひしめく界隈。看板とかもスゴク面白い。フォントも汚れ具合も光の具合も全部シビレル。
中:仲見世のメイン通り。けっこう狭い道幅の両側に色んなお店が並ぶ。
下:仲見世のもつ焼屋さん。真っ昼間なのに既にこの賑わい。(笑) |