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  2006年8月15日。
 
11年ぶりに復活した「森戸の浜の盆踊り」は、
 
老若男女、
 
漁師のじぃちゃんも、
 
商店街のおばちゃんも、
 
レゲエなにぃちゃんも、
 
上品なおば様も、
 
今どき風なネェちゃんも、
 
小さな子供も、
 
少年少女も、
 
そして帰ってきていたご先祖様も、
 
とにかく一つの輪になって、踊った、踊った。
 
 
盆バンドの唄と音は、
 
踊り手たちのノリに合わせてくれるから、
 
お互いが相乗効果でノリノリになり、
 
その場にいる人達全てが不思議な一体感に包まれる。
 
生演奏だからこその心地良さ。
 
 
たくさんの人が浜辺に集まって、
 
子供たちが絵付けしたちょうちんが風に揺れて、
 
みんな幸せそうな笑顔で、
 
平和な気持ちに満ちた二時間だった。
 
 
浜辺の使用許可の関係で、
 
当日の夕方から二時間で設営し、
 
二時間だけの「復活盆踊り」。
 
そして、当日中に撤収。
 
 
だからなのかな?
 
翌日、跡形も無くなった森戸の浜を見て、
 
「あれは、夢だったの?」と、
 
とても不思議な気持ちになった。
 
 
  
※写真は公式カメラマンの宮司さん撮影。
 
着ていた浴衣は、あやめの入った古典柄の藍染め。白地に赤い格子の半巾帯。昼間の準備段階からたすき掛けして浴衣でドカタ仕事。翌日、洗濯しようと思ったら、汗が結晶化して襟元が白くなっていました。  |