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新年、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
....と、今年の新年会は真楽らしく旧暦の元旦にセッティングした。
暦的なお日柄もバッチリなはずなのに、あいにくの雨模様。
だけど、そんなお天気にもめげず、華やかに装った真楽メンバーが続々と葉山の音羽楼に集まってくださった。総勢60名のキモノビト達は、それぞれが自分らしく個性的にハレの気持ちを装いに表していて、集まった一人一人が輝いていた。
あぁ、着物って素敵だなぁ。
古い日本家屋に差し込む冬の陽射しが、柔らかな陰影をつくる。綸子や刺繍や絞り。着物は、自然光の中でこそ、その美しさの本領を発揮すると思う。肉眼でしか感じ取れない美しさに、60人分のスパイラル効果でウキウキとテンションが上がっていく。
そして、次々に運ばれるお料理も、手が込んでいて美しく美味しい。差し入れも含めたお酒も、酒好きの完璧なチョイスで酔い心地も良く幸せな気分になれる。
今年も、夢のような時間。
いつもはネットというバーチャルな空間に集っているからこそ、こうしたリアルな集まりも大切なのだと思う。これからもずっと真楽の新年会を続けていけます様に....。
ところが、この素晴らしい音羽楼という空間での新年会は今年が最期になってしまった。この歴史的建造物を所有するオーナーの都合により、ここが売却される事が決まったのだ。この建物を会席料理の店として活用していた「音羽楼」も、三月末で閉店してしまう。
またひとつ、着物が映える日本的な空間が消滅する。
悔しくて、悲しくて、残念で、虚しい....。
でも、この空間の最期を、華やかにそして盛大に、美しいキモノビト達が花を添えられて良かったと思う。集まってくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
この空間が消滅しても、みんなの心の中に、美しい思い出となってずっと残っていきます様に....。
今年も素晴らしい新年会になりました。
どうもありがとうございました。
※写真は、
上:雅な葉山の別荘空間に集う60名のキモノビト
下:ちびえりちゃんの振り袖姿は、まさに眼福。あぁ、きれいだぁ〜! |