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2007.5.31 [木] 夏じたく |
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日本の夏じたく展を目当てに三渓園へ。
園内で先にお昼を食べて、食後の散策。
この前に来た時は確か梅が咲き始めてた。
今日は、もぉ植物が夏の勢いで生い茂ってた。
苧麻も発見。
わざと刈らずに残しているのかなぁ?
移動して鶴翔閣へ。
ざっくり全体を拝見し、
縁側トークで笑う。
作り手の素顔が身近に感じられる
作品と作家の展示会だった。
一衣舎さんで長襦袢をお願いし、
久保紀波さんの扇子をいただく。
扇子は、小熊廣美さんとのコラボレーション。
シンプルで涼しげな“一葉”。
箱書きが間に合わなかったから....と、
その場で桐箱に書いていただく。
なんという贅沢。
作り手の顔がわかるモノがいい。
モノに込められた思いが伝わってくる。
そうゆうモノに囲まれていたい。
※写真は、
上:百姓家の板間、外には夏草が生い茂る。
中:和紙に書かれた小熊廣美さんの書。
下:箱書きを書いてもらいながら。 |
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2007.5.20 [日] アート市の時の着物 |
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着物は、頂き物の久留米絣。
袖がまぁるくて、活動的な印象なのでお気に入り。
帯は、白地に緑が爽やかな半巾のミンサー帯。
肩掛のバッグの邪魔をしないようにカルタ結びで。
裸足にねずこ下駄。
ちょっと頑張ったのは、半衿。
この日、並べて売ってる手ぬぐいの柄のひとつである「波待ち縞」の手ぬぐいを半衿にしてみた。ぴょんと跳ねてる魚が衿元に覗くように頑張って位置合わせした。自分で言うのもナンですが(笑)、なかなか葉山っぽくて爽やかでしたよ。
手ぬぐいを半衿にするのはオススメです。
....と、思ったらけっこう皆さんやってらっしゃる。
先のきものサロン夏号でも掛け方の紹介をされてる通なお方が載ってました。(43P)
そうそう、早いとこSHOPに新作も並べなくちゃ。
でも、相撲が始まると色んな事が滞ってしまう。
あはは、やっぱりナマケモノ。 |
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2007.5.19 [土] きものサロン夏号 |
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....に、載っちゃいました。
106ページに、私のもんぺが。
そう、もんぺだけ。(笑)
だって、もんぺモデルは恥ずかしかったんだもん。
このもんぺの詳しい事は、
昔の日記に書いてあります。
亡き祖母は、いつももんぺを履いていました。
東北の女は働き者だったんです。
たぶん私も
野良着やもんぺが似合うタイプなんだと思います。
ナマケモノなのになぁ〜。(笑)
写真は、
梅の木に登って梅の実を収穫してるところ。
そう、そろそろ今年の梅の実もぷっくりしてきた。
まもなく収穫。もんぺの出番。 |
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2007.5.13 [日] 苧麻糸をつくる誕生日 |
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草の布をつくる矢谷左知子さんのワークショップ「草に沿う時間」に参加した。
自分のまわりの“そこに在るもの”でつくる事にこだわる矢谷さん。
いつもはひとりでほそぼそとやっている作業を、みんなと一緒にやってみようという初の試みだ。
まずは、今日現在あるかどうか分からない野生の苧麻を探しに山へ入る。自然が相手だから予定も段取りも無理な話。人間が自然に合わせるしかないのデス。
色んな雑草と供に苧麻もまだ刈られずに、元気に勝手にすくすくと育っていた。山から糸の分を少しいただく。そこから先の作業は、以前、沖縄の素材展で体験した苧麻績みと基本的には同じ。....なんだけど、糸にする為に栽培された宮古島の苧麻と、葉山の野生の苧麻では、「同じ苧麻かぃ?」というほど違っていた。おもしろいなぁ〜。それでもちゃんと美しく輝く苧麻糸がとれ、大地と太陽、自然の恵みに感謝する。ありがとう。
私もこの草と同じ一瞬に、同じ大地の上に存在し、48回目の誕生日を迎える事が出来た。同じ様に同じ一瞬に一緒に生きて関わってくださったたくさんの人々にも、大きな声でありがとうを叫びたい幸せな一日だった。
しかも今日は、母の日。
48年前の今日、きっと死ぬほど痛い思いをして私を産んでくれた母。
この命をこれからも大切に、より良く自分らしく生きていこうと思っています。
産んでくれてありがとう。
誕生日に糸をつくりながら思った事。
人はきっと、歳を重ねる毎に、人生の楽しみ方が分かってくるんだ。
野生の苧麻と栽培された苧麻が違うように、
人もそれぞれ違っていて、
最近私は、どんどん素のままの自分に戻っている気がする。
余計な物を剥ぎ取れば剥ぎ取るほど、糸は白く輝きを増す。
これから先の人生が、自分でもとても楽しみ。
まだ青さが残った苧麻糸は、大地から私へのお誕生日のプレゼントだ。
とびきり素敵なお金では買えない贈り物。
森羅万象に感謝、ありがとう。
※写真は、
上:野生の苧麻も山の中でこんなに立派に育っていた。
中:草ランチ。さっきとってきた苧麻の葉も天ぷらに。美味しかったよ。
下:つくった苧麻糸。素のままの色。 |
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2007.5.12 [土] 青空アート市 |
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葉山芸術祭のファイナルを飾る青空アート市。
今年は、とびっきりのいいお天気に恵まれ、
出展者もお客さんも笑顔のたえない一日だった。
あぁ、葉山って楽しいなぁ。
私はKIMONO真楽ちくちく部の隣で、
手ぬぐい屋を開店。
畳を敷いてちゃぶ台の上に手ぬぐいを並べ、
ビールを呑みながらのお店番。(笑)
ま、ま、ま、上がってお茶でも飲んでけば?
...ってな感じのゆる〜いお茶の間モードで、
お客様に対応した。
老若男女のいろんなタイプのお客様とお話するのは、
面白く勉強になり、そして楽しい。
お陰様で手ぬぐいもそれぞれの柄がたくさん売れ、
新しい持ち主の下で可愛がられながら育っていくはず。
そう言えば、
まだ少年っぽさが残る好青年が、
若干恥ずかしそうに“珍満もだん”を買ってくれた。
プレゼントだって言ってたけど、
いったい誰にプレゼントするのかなぁ?
広げるとなかなか大胆な柄だったりするからね、
制作者としては、その後がとってもキニナルゾ。うふ。
あぁ、手ぬぐい屋ってのも楽しいなぁ。 |
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2007.5.10 [木] お楽しみの準備色々 |
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裏庭奥の黄菖蒲は、
その後、どんどん咲いて美しい。
まるで黄色い絨毯のよう。
そして、
せっせと手ぬぐいを畳む日々。
やっとなんとか手ぬぐいの準備は完了。
5月12日の葉山芸術祭・はっぴーくらふとバザールに、
手ぬぐいりんりんとして出店します。
真楽ちくちく部の隣でやってます。
暇そうにしていたらお声をかけてくださいね。
今年は、だいぶ新作が増えました。
中でも「富士ぼかし」は、5月12日がデビューです。
後列左から、
・砂浜縞
・波待ち縞
・珍満つなぎ/灰青
・幸運豆絞り
中列左から、
・珍満つなぎ/紺
・珍満つなぎ/桃
・ろごあられ
前列(新作)左から、
・富士ぼかし
・珍満もだん
さて、お店のしつらえはこれから。
そして、着物は何を着よう。
ジタバタしながらも楽しい準備。
ではでは、あさって、森山神社で会いましょう。 |
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2007.5.6 [日] 字名・菖蒲沢 |
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行政指導により廃止されてしまったけれど、
私が暮らす場所は、以前「菖蒲沢」という字名だった。
裏山の麓に一軒の廃屋があり、
洗濯物を干しているとその家がよく見える。
ここ数日、その家のまわりに自生している菖蒲が、
次々と黄色い花を咲かせ始めた。
端午の節句に合わせたようにちゃんと咲く。
廃屋に黄菖蒲。
なんだか幻想的な風景だ。
近づいて写真を撮ろうと思ったら、
地面は沼というか沢というか水があって、
中へ立ち入る事が出来なかった。
ご近所さんの話では、
この家がまだ別荘として使われていた時は、
家の前も普通の庭で、水も無く、
こんなにたくさんの黄菖蒲は咲いていなかったと言う。
人が住まなくなって放置され、
いつの間にか山の水や雨水が溜まり、
菖蒲が自生しやすい環境になったらしい。
つまり、“元々の自然な状態”に戻ったって事だ。
今、菖蒲沢と言われていた地域で、
こんな風に菖蒲が群生している場所は他に無い。
どこも宅地や駐車場になってしまった。
だから気付かないかもしれないけれど、
ここは確かに「菖蒲沢」で、
きっとそれが自然な状態なんだろう。
字名には、昔の人の知恵や教えが込められている。
大切な教えなのだ。
というわけで、
最近は自主的&積極的に、字名を使っている。
何丁目何番地....、よりもずっといい。 |
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2007.5.4 [金] 葉山スタイル |
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銀座や京都でそれぞれ似合う着こなしが違うように、
葉山にも、葉山に似あう着こなしがある。
ここで着物で暮らしてみてたどり着いた感覚が、
.....こんな感じ。
どこかいい加減で、力が抜けてて、くだけた着方。
五月の初めの葉山スタイル。
・長着は薄手の木綿。格子柄は染め。めずらしいよね?鎌倉のはなぐるまさんで見つけた物。
・半巾帯は、去年の真楽バザーで譲ってもらった物。カルタ結びにして、黄色い帯締めをプラス。
・半襦袢にベージュの木綿の半襟をかけて。筒袖なので裄や袖丈は関係なし。
・下着は、胸に晒を巻いて、二重ガーゼで作った湯文字のみ。
・足下は、モチロン、げんべいのビーサン。
・閉店しちゃった「きなり」のもちづきさんが今年作った麻素材の肩掛バッグ。紐が幅広でラクチンだし、布素材なので大きなポケットが着物に付いてるみたいに身体と着物に馴染むのですよ。 |
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2007.5.1 [火] どくだみ |
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今月のトップは、どくだみの花。
白く、可憐でかわいい。
今年はまだ咲いていないけれど、
五月の末ぐらいになると庭中にたくさん咲く。
どくだみの効用を抽出するなら、
この白い花をつける頃がいいそうだ。
去年、庭のどくだみで作った化粧水。
半年使ってみたけれど、
これがなかなか調子いい。
臭いけれどイイ感じ。
どくだみはほんとに万能選手だね。
薬草の知恵、
もっとちゃんと勉強しよう....。 |
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