|
五年前の今日、ネット上に“KIMONO真楽”が誕生しました。
おぎゃあ!2002年6月28日です。
実はその数ヶ月前から、関心空間エンジンを使って着物好きが集まるコミュニティを作ろうと考えていました。が、名前がイマイチ決まりません。そんなある日、広辞苑を眺めていたら「真楽」という言葉が目に入りました。
しん-らく【真楽】自分も相手もその他の万人も、ともにうるおう楽しみ。(二宮尊徳の用語)
....と、あります。
「これだ!」と思いました。
それまで漠然と、着物は自分の為だけに着るもんじゃないなぁ....と感じていました。特に、夏の着物は、着ている本人はけっこう暑いのですが、すれ違う見知らぬ人にも「あぁ、涼しげだなぁ」という印象を残す不思議な感覚があります。私も街ですれ違う夏着物を着た人から、涼感をいただく事が度々ありました。洋服は己のセンスをアピールするツールであるのに対し、着物は“自分だけ”のツールじゃない気がしていました。冠婚葬祭などでの立場を表す装いや、母や祖母から譲られた着物との繋がりなど、相手や周りの人々と“楽しみ”や“喜び”や“気持ち”を分かち合える素敵な「モノ」です。
そして、関心空間エンジンも、自分が関心あることをキーワードにして、同じ関心をもつ人にも伝え、その関心事をみんなで共有していこう!という気持ちをカタチにする為のシステムです。
だから「真楽」という名前は、ピッタリだと思ったのです。
夏に向かうこんな季節だったからこそ、特にそう感じたのかもしれません。
自分も相手もその他の万人も、ともにうるおう楽しみ。
着物をまとい、そんな気持ちの人々の輪が広がればいいなぁ....と願っています。
これからも、KIMONO真楽をどうぞよろしくお願いします。
えりりん@KIMONO真楽管理人
※写真は、
たのもしいKIMONO真楽の管理スタッフの面々。
左から_しょう・ぬほりん・ばすけ(敬称略)
2002年7月21日撮影@武相荘にて |