  
 | 
 2007.6.30 [土] 五周年パーティー | 
 
 
 | 
  
 | 
  楽しい二時間でありました。
 
あっという間。
 
 
幹事のしょうちゃん、
 
ゲームを企画してくれたリリコさん、
 
その他諸々のお手伝いをしてくれた皆様、
 
そして思い思いに夏着物をまとって集まってくれた皆様、
 
素晴らしい五周年のパーティーでした。
 
ほんとうに、どうもありがとうございました。
 
 
五年の時間は、
 
300人の着物仲間と、
 
もうすぐ2000にもなるキーワードと、
 
今日現在、39747件/189人分の日記と、
 
キーワードにちりばめられた感想が、
 
ネットの世界で真楽の財産となって存在してます。
 
受け継いで分け合って共有していける
 
大切な“知恵”だと思います。
 
ここまで素晴らしく真楽を育ててくださった皆様に
 
感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
自分も相手もその他の万人も、ともにうるおう楽しみ。
 
 
80人分の装いは、
 
ほんとにそれぞれ個性的で、
 
同じカタチのはずなのに、
 
着る人や組み合わせによって、
 
こんなにもそれぞれの“素敵”があるわけで、
 
だから着物って、
 
やっぱり奥が深くて面白い....。
 
眼福、眼福、ともにうるおう楽しみでした。
 
 
そして今回、私の(+1)は母でした。
 
私に着物の素敵さを教えてくれたのは母ですから、
 
一度は、真楽の集いに参加してほしいと思っていました。
 
最初は渋っていた母ですが、
 
パーティー中も座ったままの母でしたが、
 
やっぱり着物が好きなので、
 
80人分のそれぞれの装いを見て、
 
けっこう楽しんでいたようです。
 
引っぱって連れていって良かったなぁと思います。
 
母に声をかけてくださった皆様、ありがとう!
 
ネットの事はちんぷんかんぷんな母ですが、
 
これからは少し、話が通じる様になるでしょう。(笑)
 
 
いつまでも、平和に着物をまとって集える世の中であります様に....。
 
真楽から、真楽的な心持ちの人々の輪が広がっていきます様に....。
 
これからも末永くどうぞよろしくお願いします。
 
 
  
※着て行ったのは、
 
この時持ち帰った張正さんの雪花絞り。奇跡的なスピードで間に合いました。(笑)  | 
  
 | 
 2007.6.28 [木] 設立記念日 | 
 
 
 | 
  
 | 
  五年前の今日、ネット上に“KIMONO真楽”が誕生しました。
 
おぎゃあ!2002年6月28日です。
 
 
実はその数ヶ月前から、関心空間エンジンを使って着物好きが集まるコミュニティを作ろうと考えていました。が、名前がイマイチ決まりません。そんなある日、広辞苑を眺めていたら「真楽」という言葉が目に入りました。
 
 
しん-らく【真楽】自分も相手もその他の万人も、ともにうるおう楽しみ。(二宮尊徳の用語)
 
 
....と、あります。
 
「これだ!」と思いました。
 
 
それまで漠然と、着物は自分の為だけに着るもんじゃないなぁ....と感じていました。特に、夏の着物は、着ている本人はけっこう暑いのですが、すれ違う見知らぬ人にも「あぁ、涼しげだなぁ」という印象を残す不思議な感覚があります。私も街ですれ違う夏着物を着た人から、涼感をいただく事が度々ありました。洋服は己のセンスをアピールするツールであるのに対し、着物は“自分だけ”のツールじゃない気がしていました。冠婚葬祭などでの立場を表す装いや、母や祖母から譲られた着物との繋がりなど、相手や周りの人々と“楽しみ”や“喜び”や“気持ち”を分かち合える素敵な「モノ」です。
 
そして、関心空間エンジンも、自分が関心あることをキーワードにして、同じ関心をもつ人にも伝え、その関心事をみんなで共有していこう!という気持ちをカタチにする為のシステムです。
 
 
だから「真楽」という名前は、ピッタリだと思ったのです。
 
夏に向かうこんな季節だったからこそ、特にそう感じたのかもしれません。
 
 
自分も相手もその他の万人も、ともにうるおう楽しみ。
 
着物をまとい、そんな気持ちの人々の輪が広がればいいなぁ....と願っています。
 
これからも、KIMONO真楽をどうぞよろしくお願いします。
 
 
えりりん@KIMONO真楽管理人
 
 
  
※写真は、
 
たのもしいKIMONO真楽の管理スタッフの面々。
 
左から_しょう・ぬほりん・ばすけ(敬称略)
 
2002年7月21日撮影@武相荘にて  | 
  
 | 
 2007.6.24 [日] KAMAKURA_KURA KURA | 
 
 
 | 
  
 | 
  朝、ポストにTEAM GOGO!の「豪快な号外」が入っていた。30秒で世界を変えちゃう新聞。手配り隊を募集してたのは知っていたけど、家にも誰かが配ってくれたんだ。じぃ〜ん、ありがとう!中身は、分かりやすぅ〜く、この星に迫っている危機を暗くならずに教えてくれる内容だった。個人的な活動でここまで頑張ってる人もいるんだ。そうだよね、あきらめずに、みんなでとにかく「やってみま笑」!
 
 
そして午後から、鎌倉。
 
最終日のKURAさんの個展にお邪魔する。会場に居合わせたお客様たちと話が弾み、お茶を何杯もおかわりしてしまう。KURAさんの周りには素敵な人がたくさん集まってくるんだなぁ。作品も磁器なのにほんわかあったかいもんね。お人柄の賜物です。今回は、スカートをはいた小さな白い人を連れて帰る。
 
 
その後、9brandへ。
 
ずいぶん前に“Furoshiki”を見て、その発想力とデザインに「なるほどぉ〜!」って感心したんだった。その後、それは九印というブランドだと知り、最近、鎌倉に引っ越してきた事も知っていた。....けど、KURAさんのお友達だった事は繋がっていなかったよ。
 
そんなわけで、9brandでもさんざん長居してしまう。
 
 
そして、駅の反対側へ移動して「ロータスポンド」へ。
 
行こう行こうと思いつつ、やっと。
 
うぉぉぉ〜、ここはお宝の山ですよ。アジアの手仕事が小さなお店にギュギュッと凝縮しています。布好きには確かにたまらない。素材の事から、今の産地の状況まで、たくさんのお話を伺いました。また、たくさんの布を見せていただき、触らせてもくださいました。素晴らしいお店です。あまりに素敵な布が溢れていて、ちょっとヤヴァイ。(笑)
 
雨の中、頭からしゅーしゅーと湯気を出しつつ、鎌倉を後にする葉山人なのでありました。
 
 
  
※写真は、
 
上:ラッピングが素敵。梅酒を飲みながら作品を愛でていたら、筆が走った。
 
中:9brandから連れて帰った“ヤモリマグネット”。仕事場のキャビネットに生息。これは、オフィスに一匹いたら、和むぞぉ〜。
 
下:祈る人の隣に、今日から一緒。平和なオーラ発信中。  | 
  
 | 
 2007.6.20 [水] 麻、着ちゃいました。 | 
 
 
 | 
  
 | 
  ■6月17日(日)/父の日
 
家族が葉山に集合して、天ぷら屋さんへ。
 
葉山のちょっと先の秋谷にある「葉むら」です。
 
カウンターをずらりと家族で占拠して、
 
揚げたてをいただきました。
 
美味しかったぁ!
 
雲丹、常節、空豆など、
 
天ぷらで食べるのは初めてな旬の食材。
 
お腹いっぱい。ご馳走さま。
 
 
さて、この日は相当暑かったので、
 
今年初めての麻着物。
 
白地に麻の葉柄のこの着物は、
 
先日、名古屋の大須で見つけて買ってきた物。
 
赤い塗料みたいな物が上前などに付いていて、
 
リーズナブルなお値段だった。
 
落ちそうだな....とは思っていたけど、
 
洗ったら見事にキレイに落ちちゃって、うふふ。
 
これは、この夏のお気に入り普段着に。
 
あぁ、それにしても麻はやっぱり涼しいなぁ。
 
 
■6月18日(月)
 
前から行ってみたかった新江ノ島水族館へ。
 
いやぁ、楽しい楽しい。
 
海の中は、宇宙よりも謎が多くてミラクルだ。
 
同じ地球なのにとても不思議。
 
いつまでも、陸でドンパチやってる人間は、
 
いい加減にしないと、
 
この星はきっと海で覆われてしまうよね。
 
 
で、ちょっと涼しかったので、
 
麻着物はやめてサマーウールの長着に、
 
織り八寸名古屋帯を枕無しのお太鼓で。
 
でも足袋の気分じゃなくて、素足に下駄。
 
まぁ、全体的には、
 
湘南ちょっとご近所モードな組み合わせかな。
 
 
■6月20日(水)
 
サマーウールと麻着物を洗う。
 
タライで手洗い。
 
あっさり乾く。
 
サマーウールは要アイロンな感じ。
 
うぅぅ、ちょっと面倒ですぅ。  | 
  
 | 
 2007.6.16 [土] 梅雨はどこ? | 
 
 
 | 
  
 | 
  朝起きたら、今日も晴天。
 
しかも、富士山まできれいに見える。
 
朝ご飯を食べて、浜散歩。
 
えぇとこじゃ....と、義父。
 
 
昼過ぎからは森戸神社へ。
 
今日は“潮神楽”という漁師のお祭り。
 
葉山の海の安全と大漁を祈願して、
 
毎年6月16日に行われる。
 
江戸時代から伝承されているそうだ。
 
境内は既に夏の陽射しで日なたは暑い。
 
でも木陰に入ると、
 
海風が心地良く吹き抜けていって
 
けっこう涼しい。
 
 
さて、ここんところ着続けているのは、
 
頂き物のサマーウール(たぶん)。
 
紫がかった格子柄は、さほど透け感もなく、
 
今の気候にちょうどいい。
 
また、織りが粗いせいか、
 
木綿よりも風が通って涼しい気がする。
 
とは言え、そろそろ洗おうかな?(笑)
 
こんな風に、
 
普段は季節に合った同じ着物を着続けている。
 
昔の人だって、
 
きっとそんな風だったんじゃないかなぁ?
 
テキトーに手を抜けば、
 
着物だろうが洋服だろうが、
 
メンテナンスも、きっとたいした違いはない。
 
 
気負わず楽に....が、私流。  | 
  
 | 
 2007.6.15 [金] 今朝の葉山 | 
 
 
 | 
  
 | 
  雨上がりの朝は気持ちいい。
 
晴れてきて、でも緑は露で濡れていて、
 
空気もなんだかキラキラしていて、
 
目に映る全てが美しい。
 
 
カメラを持って浜へ出ると、
 
今日は朔で潮が引いてて浜辺が広い。
 
海の家の建設も着々と進行中。
 
あぁ、もうすぐ夏だなぁ...。
 
 
淡々と日々は過ぎていくけれど、
 
庭の植物は、日々着々と育っていて、
 
毎年季節が巡るごとに花が咲き、
 
でも長い目で見ると変化もあって、
 
小さな発見に満ち溢れていて、
 
面白い。
 
 
今日は、相棒の父上が遊びにくる。
 
名古屋の先から、
 
自分で車を運転してやってくる。
 
もうすぐ八十歳だけど、
 
キビキビと切れのいい運転をする。
 
でも今日はドライブ日和だから、
 
のんびりゆっくり来て欲しいなぁ。
 
しばらく葉山で
 
いっぱい一緒に遊ぶんだ。
 
 
自分の中の“大切”を
 
大切に出来る今に、感謝。
 
 
  
※写真は、
 
上:朔の一色海岸。
 
中:先月種まきした藍もこんなに育った。
 
下:あじさいと三ケ岡山。
 
 
ちなみに最近カメラをDSC-R1に変えた。デカイのでご近所仕様だな。(笑)  | 
  
 | 
 2007.6.7 [木] 関心空間の特集 | 
 
 
 | 
  
 | 
  本家の“関心空間”が、
 
最近「関心空間の特集」というコンテンツを始めたみたいです。
 
隔週水曜日に更新されるそうですが、今、掲載されてるvol.3は、「初夏、涼を彩る和の風物詩」です。老舗がお手本。水無月モダン....、ほぉほぉほぉ。
 
着物好きとしては、なかなか気になるキーワードがなにやらいっぱい並んでいます。ふむふむふむ。
 
 
しかも、あら、素敵なプレゼントが。(笑)
 
 
 
  
※写真は、私の周りの、涼を彩る和の風物詩。
 
上:柿渋で染めた縞が入った夏紬。シャリ感のある絹。
 
中:新善光寺のあじさい。2004年6月20日撮影。
 
下:潮風に揺れる浜辺の手ぬぐい。  | 
  
 | 
 2007.6.2 [土] 有松・鳴海 | 
 
 
 | 
  
 | 
  諸々のレポートは、
 
絞りエキスパートのフーさん日記を参照されよ。(笑)
 
 
....と、手抜き日記。
 
 
この日はお祭りだったせいか、
 
ホントに楽しい一日だった。
 
絞りのキーマン達から、深くて濃いお話を聞き、
 
力いっぱい勉強した。
 
そして、次の予定が押せ押せになるほど、
 
皆さんきりなくお話くださる。
 
口下手なはずの方まで、
 
どんどん止まらずお話しくださる。
 
これもきっと真楽パワーなんだろう。
 
興味津々な目つきでじっと聞き入られたり、
 
鋭い質問がさらっと飛んできたりするわけだもの、
 
そりゃあどんどん語りたくなる。
 
私達は私達で、
 
つくり手から直接うかがうそれぞれの話は、
 
たまらなく面白くて興味がつきない。
 
もっともっと色々聞きたい。
 
 
直結はイイ。
 
こんな機会をつくってくださった、幹事役のお二方に感謝。
 
どうもありがとうございました。
 
 
  
上:巨大なのれんも、もちろん絞り。
 
中:古い町並みにしっくり溶け込むキモノビト達。
 
下:ご縁があった雪花絞り。パズルの様に計算され尽くして畳まれた布に、染色時の色んな要素が偶然に重なり合って生まれる模様。面白い!  | 
  
 | 
 2007.6.1 [金] 遠州路 | 
 
 
 | 
  
 | 
  かつて「遠江(とおとうみ)の国」と呼ばれた土地。
 
穏やかに晴れ渡ったその日、
 
メンバーがご縁を紡いでくださって、
 
その地で営まれている工房への訪問が叶う。
 
 
立派な長屋門の奥で、ひっそりと布が生まれていた。
 
着やすさを追求した布は、たくさんは無理。
 
ここで出来る分だけをつくっていらっしゃる。
 
独特な布は、独特な糸や機から生まれていた。
 
そして、そこには手間を惜しまないこだわりがあった。
 
 
今、日本で、玉繭をざぐって糸にできる人は、
 
皆すでに高齢なのだそうだ。
 
助成金で成り立つ日本の養蚕業からは、
 
屑繭である玉繭は流通されない。
 
糸の未来が心配。
 
昭和初期まで、あんなに盛んだった日本の絹。
 
いったいぜんたいどうしちゃったんだ?
 
そんな流れに任せて大事な基本を無くしちゃイケナイ!
 
着物が日常着に戻ってくれば、
 
着やすさにこだわる人が増え、
 
ものづくりや素材に目を向ける人が増えると思う。
 
そうゆう流れに戻って欲しい。
 
 
  
上:庭に干された糸。気持ち良さそうだった。
 
下:訪問者達。ほぼみなきもの。  | 
  
 |