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五月の青空アート市で、七五三さんからいただいた藍の種。
すぐに庭の片隅に地植えした。
その後は、一度間引きした程度で、雑草並にほったらかしな育て方。
肥料も特に与えなかった上、台風でなぎ倒されたり、虫に食われたりしたものの、元気にすくすく30センチ〜40センチ位まで大きくなった。もっと大きくなるのかなぁ?と、しばらく観察していたけれど、8月に入り、このままだと“生葉染め”のタイミングを逸するかもしれないと思い、先日やっとチャレンジしてみた。
70gの白絹地を、茎も含め500g位の藍で染めてみた。
藍は、葉をちぎり、ミキサーで藍ジュースにする....と、文献にある。
でも私は、ミキサーを持ってない。
すりばちでもいいらしいので、ゴリゴリしてみた。
道のりは遠い気がした。(笑)
しょうがないので、菜切包丁でざく切りにしていく。
台所中が、藍の匂い。
ザクザク切って、洗濯ネットに入れて、水で揉んでやっと藍ジュースが完成。
そこから先は、適当に“生葉染めの方法”で、染めてみた。
お風呂くらいの水温が染まりやすい....という事なので、鍋で火にかけながら藍の色を布にうつしとっていく。この暑い最中、火の前でナニヤッテンダロ?(笑)
でも、真っ白だった布は、なんとも言えない爽やかな藍の色に染まり上がった。
美しいなぁ....。
こんなにちゃんと美しい色に染まるんだ。
昔の人も、こんな風にして染色していたんだろうか。
草木染めの中でも、藍はやっぱり特別な気がする。
中でも特に、刈り取ったばかりの生葉で染めた色は、言葉にできない。
その時の、土と水と太陽....、そのまま色。
ありがとう。
※写真は、
上:庭で育っていた時の藍
中:鍋の中で染色中
下:染め上がった布 |