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最終日の「呉服島内 東京秋展」へ。
紅花で染めたという赤い紬の“赤”に魅かれた。
なんとも、いい色。いい雰囲気。
クッキリと深い笑い皴が顔に刻まれたおばあちゃん。
可愛くて色艶のあるおばあちゃん。
私が目指すそんなおばあちゃんになれたなら、
こんな色の着物を着たいなぁ....。
こんな着物をくたっと崩して着たいなぁ....。
なんてね、妄想、妄想。
着て行ったのは、
しょうちゃんも今回のイタリアに持参していった茶の紬。
男物の一疋を半分ずつにして単衣に仕立てたお揃い着物。
そんなこんな無理を聞いてくれた呉服屋さんもずいぶん前に閉店した。むぅ。
長襦袢は一衣舎オリジナルの麻絹を初下ろし。
盛夏用にと仕立てたけれど、少し地厚になったので今くらいがちょうどいいかも。
半襟は出がけにクリーム色の楊柳をざっくりな糸目でちゃちゃっとかける。三河芯パス。
今くらいの季節は日に因ってコロコロ気候が変わるので、前もって準備が出来ない。「出がけに針を持つのはよくない」とは言われているけど、しょうがないよね。九月は乙女心と秋の空。
帯は、これも母が勝手に用意してくれた物。縮緬地の染めで開き名古屋。「日本橋萌」の畳紙に入っていた事しか、私に分かる情報は無かったけれど、島内さんは「京都の○○ですね?」っておっしゃっていた。分かるんですか?すごいなぁ。....で、聞いたそばから忘れる私。ダメ過ぎる。
草履は、蓮布の鼻緒をすげてもらった楽艸さんの草履。
涼しくなって、秋三昧。
P.S.
電車に乗って東京へ行く....ってんで、久々に化粧をしようとドレッサーを開けた。すると、筆の先や鏡の隅にカビが生えてた。考えてみたら、梅雨以降まともに化粧をしていない。ダメだ、ダメ過ぎる。(笑)いや、笑い事ぢゃない。 |