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えりりんの空間
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2007.10.30 [火] ミントティー

夏の終りにザクザク刈ったミントが、
また小さな葉をつけて育ち始めたので、
ミントティーを入れることにした。

【えりりん式の作り方】
・庭からミントをたんまり引っこ抜いてくる。
・水洗いしながら葉を一枚ずつにちぎってざるにためる。
・大変だけど、いい香りが台所中に広がる。
・柳宗理のティーポットがいっぱいになるくらいミントを詰める。
・すりこぎ棒で上から葉をゴリゴリつぶす。
・鉄瓶で沸かしたお湯を注ぐ。
・砂糖(三温糖とかも意外にいける)を好みの量投入。
・かき混ぜて、ティーポットに蓋をする。
・好きなカップとか湯飲みに注いで、ずず〜っとすする。

はぁ〜、うみゃい。

こんな風に、手間と時間をかけて淹れたお茶は美味しいよね。
でも、最近は家の中でもペットボトルのお茶が普及して、
急須でお茶を淹れる事が少なくなったらしい。
うーん。
手間と時間を端折って、何を得ているのだろう?

夏場の麦茶だって、
絶対にやかんで煮出した方が美味しいぞ。
ねぇ、のりんさん!(笑)

皆様も、豊かなお茶の時間を大切に。



※写真は、ティーポットと近所の下山川に生息するゴイサギの幼鳥。
このティーポットを見ると思い出すの。似てない?
コイツがね、ぽけぽけ歩く姿が可愛くて和むんだよ。
じぃ〜っと動かないから、周りの空気もとろ〜んとたゆたう。
豊かな時間がゆっくりたゆたう。

2007.10.28 [日] 集合!

フィンランドから一時帰国の友人を囲む会@しょうちゃんち。
集まった面々の一部は、昔このマンションを長屋の様に占拠していた。(笑)
友達が友達を「○○号室空いたよ!」と呼び込んで、
最後に移り住んだしょうちゃん達だけが今でもそこで暮らしている。
いやぁ〜、あの頃はほんとに楽しかった。
そんな勝手知ったる空間で、時間がギュインと十年前に遡る。
Hi8からDVD化した昔の映像は、ついこの間の事みたいだ。
写っているMacや子供たちを見ると、時の流れを感じるけれど、
大人達はさして変わっちゃいないんじゃない?
こんな風に長ぁ〜く付き合える友人達は、人生の宝物だね。
ありがとう。これからも末永くどうぞよろしく。

写真は、お土産(?)の、ミィとムーミン。
友人が関わった「プロジェクト・フィンランド」はオススメですよ。
自ら考え、自ら学ぶ姿勢を子供の頃から身に付けていれば、
世界はきっといい方向へ進化するはず。
フィンランド、行ってみたい所です。いつか必ず。

着て行ったのは、
・長着は、赤地に黒のよろけ縞が入った紬
・帯は、真楽バザーでキナコさんから譲ってもらった裂き織り
(短いので一重巻きしてお太鼓の中で辻褄合わせ)
・麻の葉柄の半襟をかけた麻の葉柄のポリ長襦袢
一緒にトライした染色教室でオモさんが石榴で染めた帯揚げ
・金茶と黒の縞の平組み帯締め
・赤レンガ色の保多織り足袋(黒田商店)
・蓮布鼻緒の草履(楽艸)

2007.10.25 [木] 楽しい実験

こんなのやります。

ジッケン、ジッケン。
神奈川県の実験。
葉山空間の実験。
アートの実験。

素直に、
やりたいこと、
やるべきだと思うこと
....を、続けていたら、
つながってきた。
面白いなぁ、ありがとう。

つながったので、
ジッケン、ジッケン。
愉快で楽しい実験イベント、
よってたかって葉山な空間
出現です。

「葉山空間アーティストギャラリー」
会期:2007.11.10sat - 2007.11.18sun
会場:邸園文化交流館はやま


p.s.
手ぬぐい屋としても参加します。
ぜひ、遊びに来てくださいね。
待ってまぁ〜す!

2007.10.18 [木] 伝説のスピーチ

久々に、“セヴァン・スズキ”ちゃんの伝説のスピーチを聞いた。
最初は私も「何だっけ?」と忘れていたけど、すぐに思い出した。

まずは、ご視聴くだされ。

この伝説のスピーチは、1992年の地球サミットで12歳だった彼女が、そこに集まった大人達にガツンと衝撃を与えたスピーチだ。
12歳だった彼女も、もぉ28歳なんだね。
来日するんだね。

そういえば、
今年は、戻り鰹がなかなか戻ってこなかったんだって?
海水温の影響らしいよ。
けっこう近い未来にも、私達が普通に食べてた魚も食べられなくなるらしいし、思ってた以上に、地球の壊れるスピードは加速してるね。

明日の晩酌の為に、
大人も今日の行動を考えなきゃイケナイね。

この星で生き延びる為に、
自分の頭で考えて行動しなきゃイケナイね。



※写真は、海に沈む夕陽と天日干しされた葉山の稲。

2007.10.16 [火] 眠る着物達

先日また「良かったら着てください。」と着物や帯をいただいた。
旦那様の親戚筋から託されたそうだが、引越のため処分したいとおっしゃる。子育て中の彼女は、着物を着る気もないし興味も無いとキッパリ言い切る。託されたまま、畳紙を広げることもなく保管されてきた着物達。持ち帰って、いただいた物を改めて眺めてみた。

青地の雨コートがあった。
衿の形が個性的で、アクセントのくるみボタンも可愛い。
コート類は、昔のデザインの方がバリエーションがあって遊んでいて楽しい。
生地も織りで格子を表現していてモダンな印象。
若干小さめだけど、可愛いからこれは自分で着る事に....。
うふふ、雨の楽しみがまたひとつプラス。

また、しつけがついたままの羽織が二枚あった。
一枚は友禅。もう一枚は、茶系の更紗。
二枚とも同じ百貨店の畳紙に、残布と一緒に入っていた。
畳紙には、二枚とも28年前のタイムスタンプが押されてある。
お誂え時のタイムスタンプ。
つまりこの羽織達は、28年間袖を通される事も無く、ずぅ〜っと箪笥に仕舞われていたわけだ。

うぅむ。こんなにエレガントで美しいのに。

どんな経緯でこれを仕立てたのだろう?
なぜ着る機会がなかったのだろう?
この糸目をひいたのはどこのどなた?
花びらのぼかしを挿したのも同じ人かな?
ぽってりしたちりめんはやっぱり丹後だろうか?
糸はどこの産地かな?
お蚕さんは日本で育ったお蚕さんかな?

きっと、同じ様に箪笥の奥で眠っている着物達は多いんだろう。
しつけがついたままの着物達は思いを馳せるとちょっと重い。
美術品の様な扱いを受ける着物達もなんだか哀しい。
着物は、人が着てこそ....と思うんだけどな。

今回、私の元にやってきた着物達。
私が愛せるものは末永く大切に着ます。
それ以外のものは愛してくれる人を探します。
縁あってやってきたのだと思うから、着てあげたい。

....秋のせいか、センチメンタル。



話は違うけれど、お隣の鎌倉でこんなアートフェスティバルが始まりましたよ。
今日から28日まで。散策ついでにいかがでしょ?

2007.10.13 [土] 道 草 話

上の写真は、
この前の日記に書いた
道端の蓼の花。

中の写真は、
庭の刈り残しの藍が
更に育って咲いた花。

ほらね、そっくり。


下の写真は、
夏に刈り取られた後、
更に育った道端の苧麻。

昔は、街中で着物センサーが働いた。
ピピピッ、あ、着物。
素敵に着こなしてるぅ。...って。

今は、道端で苧麻センサーが働く。
ピピピッ、あ、苧麻。
なんだ、イラクサかぁ。...なんて。

ふふふ、面白い。

2007.10.10 [水] 金木犀

ここ最近、
みんなの日記にもよく登場している金木犀。
葉山でも散歩してるとあちこちで
ふわんといい香りが漂ってきます。
あぁ、すっかり秋ですね。

ところで、今月の真楽トップも金木犀です。
気がついてくれてたかしら?
パソコンからいい香りは漂わないけど、
そこは是非、想像力で補ってくださいね。

そうそう。
生葉染めの時に刈り残した藍が、
更に育って花をつけています。
最近、道端にたくさん咲いてる蓼の花にそっくりです。
「藍から青へ」で調べてみると、
いただいた藍の種の種類は「タデアイ・たで科」。
そっくりなわけですね。
植物は、育ててみると
多くの発見があり色んな事が分かります。
卓上で図鑑や書物を紐解くよりも、
私は実践で学ぶ方が性に合ってる。

そんなこんなで、いつか、
「葉山の素材」でなにかしたい....。
葉山の仲間と構想中。

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