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2008.1.29 [火] 相撲と手仕事 |
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初場所千秋楽の両横綱相星決戦は、
ほんとうに力のこもるいい取り組みでした。
力と力のぶつかり合いに、涙が出ました。
白鵬も朝青龍もありがとう。
あぁ、そんな相撲な日々も終ってしまった。
ぽっかり寂しい。
ところで、相撲は一場所十五日間。
一日一番の個人戦が積み重なっていく面白さが、
つぃ毎日テレビの前に吸い寄せられてしまうのです。
だから、相撲な日々は手仕事に励みます。
アナログな手ぬぐい屋の雑務は、
相撲を観ながら手を動かせるのではかどります。
「時間です」を合図に手を止める。
ほつれた着物の繕い物なんかもはかどります。
きっと、
相撲と手仕事は相性がいいのだと思います。
最近は、相撲の場所に合わせて、
手ぬぐい仕事をスケジューリングしてみたり。(笑)
春場所では、
かなまら祭用の珍満つなぎ新色を畳まないとね。
....と、初場所中に新色を発注しました。
ちなみに今年のかなまら祭は、4月6日ですよ。
お楽しみに〜!
相撲を観ながら手を動かして、
かなまら祭で平和を祈って、
ワールドワイドに手ぬぐいを売る。
ここ数年は、
自由に好きなように暮らさせてもらっています。
有り難いなぁ。ありがとう。 |
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2008.1.23 [水] 美味しいワカメの為ならば |
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寒いですね〜。
今日、東京や横浜では雪だったそうですし、
一昨日が大寒ですから、
今が一番寒い時期かもしれません。
でも、火鉢の鉄瓶が、
しゅんしゅん湯気をあげてる様は、
なんだかとても和むので、
冬の葉山もけっこう好きです。
それに、
冬がちゃんと寒くないと、
美味しいワカメが育たないから、
冬は冬でちゃんと寒くないとダメなんです。
カキーンと冷たい海の中で、
今頃ワカメが育っていますよ。
あともう少しで、
きっと美味しいワカメが食べられるはず。
葉山のワカメ、
歯ごたえがあって美味しいんだな。
シャクシャクシャク。
大好きな冬の恵み、
収穫が待ち遠しいです。
※写真は、2005年2月11日撮影。
ワカメオーナー制度に参加した時の収穫日の風景。
茶色い採れたてのワカメを大釜で茹でると、鮮やかな緑色に。 |
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2008.1.20 [日] 新しい風が吹く |
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葉山の
町長選・町議補選が終った。
ひとりひとりが考えて動いて、
新しい風が吹いた。
小さな力だって、
結集すれば流れが変るんだ。
すごいと思った。
びゅ〜ぅん!
あぁ、いい風だ。 |
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2008.1.19 [土] 大相撲観戦 |
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朝10時に両国駅に着いて、
大相撲初場所七日目の観戦。
国技館に入って土俵を覗いたら、
呼び出しの“繁”が、
ちゃんと土俵上で扇子を持って
呼び出しをしている。
うわぁ〜、感激。
繁は序の口の呼び出しだから、
テレビでは見られないもの。
...と、
さっそく“生”観戦の洗礼に興奮する。
もぉ、その後は“生”ならではの体験を
たっぷり堪能した。
番付が上がるにしたがい、
力士の身体つきがお相撲さんらしくなり、
取り組み自体も技や迫力が増していく。
格闘技であり、客に見せる興行でもあり、
日本の精神性を感じる神事でもある相撲。
相撲好きな相棒に付き合って
テレビ観戦するうちに、
私もすっかりハマってしまった。
それにしたって、
今日の国技館の生な雰囲気は、
やっぱり違う。
アドレナリン大放出。
今度は桟敷席で観戦してみたいなぁ。
※追伸
今回は、真楽相撲部の第一回集会。
チケットゲットにご尽力いただいたちといち部長を始め、準備に関わった皆様、どうもありがとうございました。そして、ご一緒できたメンバーの皆様、楽しかったです。また、国技館で会いましょうね〜!
着て行ったのは、
・長着は、館山唐桟。齊藤裕司さん作「唐桟古渡り 乱立」/一衣舎の洗える仕立て・袷
・父方祖母が着ていた錦紗地に友禅染めで紅絹裏のついた古い物を仕立て直した長襦袢。だいぶ生地は弱っていたが、かわいい色の大柄な友禅柄でどうしても着たかった。裄と袖丈がちょっぴり足らない。
・帯は、藍の長板型染の名古屋帯。
・からし色の帯揚げ
・小豆色の唐組の帯締め
・白足袋に黒漆二枚歯の下駄 |
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2008.1.17 [木] 鏡餅のその後 |
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鏡開き後のお餅、どうしてますか?
私の場合。
砕いたお餅のカビが生えた部分は、一晩、水に浸して柔らかくしてカビを取り除く。きれいに洗って、ざるに並べて寒くて乾燥してる場所にざるごと吊るして干す。かびてない部分はそのまま。使いやすい分量に分けて、使わない分は冷凍する。
まずは、かびてない部分で揚げ餅を作った。これがね、シンプルだけど美味しいんだ。多めに作って、ご近所さんや甥っ子の所へ勝手にお届け。味覚が発育中の子供達には、香料や添加物の入っていないおやつを食べさせてあげたいなぁと思うから。
かびてたり汚れてたりした部分は、お湯を差して柔らかくした後、小鍋で火を通しながら練って、糊にした。手ぬぐいのかけ紙をかける時などにちょうどいいのだ。広口瓶に保存。
■揚げ餅の作り方
・鏡餅を砕いて乾燥した部分を使う
・新しい植物油を火にかける
・なべ底に沈めた菜箸の先から小さな泡が出始めたら餅を投入
・低めの温度でとにかくじっくりゆっくり揚げる
・きつね色になったら油取りの紙を敷いたバットに上げていく
・熱いうちに塩をふる
※低めの温度がコツ。でも最初はなかなか塩梅がつかめず、中が固かったり、真っ黒に揚がっちゃったりするけれど、失敗は成功のもと!と、何度もトライしているうちに上手になってくる。まぁ、着物の着付けと一緒だね。(笑) |
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2008.1.16 [水] MacBook Air |
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うっ、薄!
帯板かと思っちゃいましたよ。(笑)
でも、帯の隙間からパソコン....って、
もうほんの少し先の未来なのね。 |
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2008.1.14 [月] 振袖 |
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真楽メンバーの中にも、
成人式を迎える人も居れば、
着付けをしてる人も居る成人の日。
みんな早起きしたんですね。
私も一昨年着付けてあげたIちゃんの紹介で、
今年も頼まれ、Tちゃんを我が家で着付け。
もちろんヘアメイクはコユミさん。
あぁ、赤い振袖姿が可愛いなぁ。
でも最近の振袖は大きめに仕立てられているので、
小柄なTちゃんには、布が余るし裄もダブつく。
ま、着付けてしまえば気姿にはさほど影響しないから、
やっぱり着物ってすごいなぁ....と思う。
着る人に合わせられる着物の曖昧さ。
そこが、好き。 |
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2008.1.13 [日] どんど焼き |
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一色海岸のどんど焼き。
12日の予定だったけれど、
雨で一日延期。
大きな炎の中に、
門松や正月飾りを投げ入れる。
ダイナミックな炎が勢いよくうねる。
生き物の様な動きに魅入ってしまう。
引っ越してきたばかりの頃より、
毎年少しずつ人出が増えている様な気がする。
日本らしい季節の行事が、
見直されてきているんじゃないだろうか?
だとしたら嬉しいな。
カキンと寒い朝だからこそ、
この炎がありがたい。 |
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2008.1.11 [金] 鏡開き |
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開いてみたら、
かもし菌たちが結集して、
こんな悪戯。
「かもすぞぉ〜〜〜!」
か、かわいぃ。 |
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2008.1.9 [水] 大きな画像 |
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美術館を出たところで、
作品に影響された相棒が撮った
ピピロッティ風味えりりん。
いつもの小さい画像だと、
なんだかただの喪服風な黒っぽい着物も、
ほんとはこんな感じ。
やっぱり大きな画像の方がいいかなぁ。
美術館なんかへ行く時の着物は、
当日の気分を大切にしたいから、
なるべくその日に着たい物を決める。
自分もインスタレーションな着方がいい。
自由に着物。
※画像はクリックすると大きな表示になります。
・長着は黒地に蚊絣の大島紬
・長襦袢は絹の白地に赤と灰の抽象線画。叔母の着物だった生地を長襦袢に仕立て直した物。
・半襟は黒地に麻の葉柄。絹。
・帯は茶色地に抽象的な三画(鈍金)・四角(緑/朱)の織り柄の名古屋帯。
・帯揚げは三浦さんの生地を石榴染めしたなんとも言えない深い濃い色/オモさん作。これ、ものすごくいい色で重宝してます。ありがと、オモさん。
・帯締めは金茶と黒の平組み。
・足袋も半襟と同じ様な黒地に麻の葉柄。
・黒田商店さんの黒マットな桐スクエア台に白い鼻緒の下駄。 |
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2008.1.9 [水] からから |
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愛車を工場へ入れるため東京へ行くと相棒が言うので、
ずぅっと前から行きたかったPipilotti Rist:Karakaraをやってる原美術館へ寄ってもらう。
「ダイヤモンドの丘の無垢な林檎の木」で、
しんぼうたまらんくなって、盗撮。
だって、誰も居なかったんだもん。
作品に混ざった自分のシルエットにくらくらしちゃったんだもん。
よい子の皆さんは、
ぜっっっっっっったいに真似しないように。
Restroomの「隠れたサーキット」という
鑑賞者参加型の作品も、
もちろん、しっかり参加。
あー、そーとー楽しかったぞ。
んだんだ、ポジティブにいってみよう!
からからは、原美術館で、2月11日まで。
いやぁ〜、美術館へ行くなら、やっぱ平日に限るね。
たっっっっっっぷり、満喫。
あなたに大賛成! |
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2008.1.7 [月] 御奉射神事(おびしゃしんじ) |
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長柄の御霊神社で行われる新春恒例の神事、“御奉射祭”に行ってみた。
古くから新春一月七日に行われるこの神事は、伝えられるところによると、起源は文治三年(1187)。この神社を創建した長江太郎義景が弓の達人だったことから、鎌倉武士の典型とされ、そのことに起因した神事と推察されるらしい。
気になったのは、その由緒正しいアイテムだ。
的は、和紙貼りの黒重ね丸。
弓は、青篠竹で長さ70cm。
弦は、麻糸。沖縄の素材展で見た美しい極上の大麻繊維と同じだった。
握り中央は白紙巻き、上下には細かい細工の紙垂。
矢も、青篠竹で50cmで白紙の矢羽挟み。
これを今年小学校へ入学する男児が、介添えのうえ射る。
今年は四人の男の子がこの神事に参加していた。
そのうちの一人は、紋付袴姿。かっこいい。
こんなに古式ゆかしく行われている古い神事なのに、見物人はほとんどいなかった。
....というか、こうした事に興味を持つ方が、“変な人”なのかもしれない。
でも脈々と続けられてきた神事や祭りには、現代人には解明しきれない謎や浪漫があって気になってしまう。時空を超えて、旅する感覚。
スクーターでひょいと走って出かけられる旅。
こんな一人旅も楽しいのでありますよ。
相棒が七草がゆを作ってくれましたよ。おいちぃかったでしゅ。 |
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2008.1.4 [金] 庭の花 |
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紅白に咲く椿。
冬の庭には
椿や山茶花が
たくさん咲く。
いろいろな種類が
次々と咲く。
いつもいつも
自然のなす技は
すばらしい。
にんげんなんか
敵うわけがない。
一輪いちりん
うつくしいなぁ。 |
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2008.1.2 [水] お正月の着物 |
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東京の実家へ。
お正月だからか、
柔らかものが着たくなる。
久しぶり。
とろんとした絹の重み。
するすると肌に触れる心地良さ。
陰影がうつくしい布のたるみ。
柔らかいのも
かたいのも
それぞれ好き。
お蚕様に感謝。
多くの職人さんに感謝。
柔らかな絹をまとい、
ふぅわりとこころまで柔らかくなる。
家族が集まって、
わいわいと一緒にお節料理を食べる。
今年もみんな元気にお正月を迎えられた。
どうもありがとうございます。
森羅万象に感謝。 |
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2008.1.1 [火] 敬頌新禧 |
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あけまして
おめでとう
ございまちゅう。
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ことしも
どうぞよろしく
おねがいします。
:::
あっという間の
人生だから、
ゆっくり
じっくり
楽しみながら
暮らしましょう
と、思います。
今年も平和に、
着物がまとえる一年であります様に。 |
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