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 2008.2.24 [日] 江ノ島へ | 
 
 
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  弁天様に呼ばれている気がして、一泊二日で江ノ島へ。
 
そのせいか、ひいたおみくじは大吉だった。
 
江ノ島には、日本の野外フェスの草分けとも言われる“ジャパン・ジャム(1979年)”以来だ。しかも、島の観光地エリアを訪れるのは初めて。
 
いやぁ〜、江ノ島、
 
私にはものすごく面白い所だった。
 
聖地でもあり、究極の観光地でもある。
 
昭和の匂いがプンプンしていて、よぉく探すとどんどんもっと昔へタイムスリップできる。
 
天女と五頭龍の伝説を感じながら、路地にも分け入り猫達と語り、島中を探検した。
 
 
遠くへ行かなくても旅はできる。
 
フードマイレージじゃないけれど、
 
まずは自分の周りから旅してみようと最近思う。
 
 
  
※写真は、
 
上:探検中。岩場も階段もガシガシ歩き回ったけれど、洋服の方が良かったと反省。どうもこの場所で私が着物だと不倫カップル風になってしまう様だし。(笑)
 
下:朝の開店準備。フイルムありマス、温い牛乳、ウッテマス。  | 
  
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 2008.2.21 [木] 組帯 | 
 
 
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  新年会で締めていた帯。
 
 
組帯。組物。
 
経糸だけをほぼ45度の角度の
 
左右から組み合わせて作る布。
 
 
モダンだけど、
 
飛鳥時代に伝えられた古代の技。
 
これは、追々キーワードにしよう。
 
 
昔の日記で締めてます。
 
締めやすくて、色々な着物に合う。
 
大好きな帯。  | 
  
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 2008.2.13 [水] 着物で写真に収まるコツ | 
 
 
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  美しいものは、なんてったってリアルに肉眼で感じ取る事が大切だと思います。記録する仕事をしながら、記録しきれない美しいものを残そうとする行為は「野暮だなぁ」とも思います。でも、やっぱり素敵な場所に着物を着て行ったら写真も撮っておきたいですよね。
 
そして、出来れば奇跡の写真を....。(笑)
 
さて、奇跡の写真を撮ってもらうには、ちょっとしたコツがあります。
 
というわけで、私は写真家ではありませんが、映像屋として撮影現場で培ってきた独断と偏見で、思うところを書いてみます。
 
 
【基本のキ】
 
・まずは、女優気分で撮られないと奇跡は起こらないと自覚しましょう。(笑)
 
・自然光で撮られましょう。パラフィンがかかった様な薄曇りのお天気が、余計な影を作らず光りが回り込んで肌も着物もきれいです。
 
・姿勢を良く。着物は布を纏っているだけなので、布の美しいドレープをつくる姿勢がとても大切です。
 
・立つ時は前重心の方がいいみたい。
 
・たまには、正面やカメラ目線ではなく、いつもの笑顔じゃない表情で撮られてみましょう。
 
 
【ステップアップ】
 
・屋内撮影の場合も、強いストロボは避けたいところ。発光部分に薄紙を貼るのも手らしいけれど、私は要ストロボな状況になるととたんに撮る気も撮られる気も失せちゃいます。
 
・「ニュアンスのあるポートレート」を撮られたい場合は、「望遠レンズで被写界深度浅め」を希望しましょう。
 
・ポートレートではなく記録として「着物の柄などをちゃんと見せたい」場合は、明るい場所で絞り込んで撮ってもらって、自分はなるべく動かない様にします。デジカメの場合は画素数はなるべく大きく。
 
 
皆さんの写真も素敵だったんですどね。
 
それにえーっとやっぱり難しい?余計なお世話?野暮?
 
でも、“着物で写真”、もう少し極めたらキーワードにもしてみたい気も....。
 
 
  
※写真はぬほりん撮影。女優気分ね。(笑)
 
機種:Sony DSC-R1
 
シャッタースピード:1/160s
 
絞り:4.8
 
ISO:160  | 
  
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 2008.2.10 [日] 真楽新年会@日影茶屋 | 
 
 
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  日影茶屋の大広間を
 
着物姿で埋め尽くしたい。
 
 
....そんな大きな夢が叶った日。
 
 
着物
 
日本家屋
 
日本の食
 
会席の老舗
 
春の陽射し
 
和の心
 
笑顔
 
 
本物に触れて、
 
五感の全てを刺激した日。
 
 
でも、それは、
 
夢のような一時でもあり、
 
だけど確かに、
 
深く心に積み重なる記憶であり、
 
この日を迎え、
 
過ごさせてくれたご縁に感謝。
 
 
いいなぁ。
 
美しいなぁ。
 
楽しかったなぁ。
 
 
“真楽”
 
 
自分も他人も
 
その他の万人も、
 
ともにうるおう楽しみ....。
 
 
 
今年も
 
どうぞよろしくお願いします。  | 
  
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 2008.2.7 [木] 旧暦元旦 | 
 
 
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  新年、あけましておめでとうございます。
 
 
 
今日は、昨日に比べて暖かかった。
 
庭の白梅が、いくつか咲いた。
 
旧暦だと、ほんとに“新春”って感じる。
 
 
また明日から寒いそうだけど、
 
いきつもどりつなんだろうけど、
 
それでも季節は少しずつ春へ向かっている。
 
 
さぁ、今週末は、
 
いよいよ真楽の新年会。
 
とても楽しみ。  | 
  
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 2008.2.6 [水] しつけ糸 | 
 
 
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  新年会で着る長着のしつけ糸をとる。
 
とは言え、新調したのではない。
 
 
若い頃に仕立てた着物を洗い張りし、
 
朱色の八掛を鉄御納戸色に染め直し、
 
すこぉし身幅を出して、仕立て直した。
 
 
そのまま箪笥に眠っていたが、
 
新年会で着ることにした。
 
 
今回のしつけは、
 
ずいぶんしっかりたくさんかかっていて、
 
全部とるのに少し時間がかかってしまった。
 
縮緬地で滑りやすかったのかな?
 
玉止めも裏に隠れていたし。
 
しつけひとつにも、いろいろある。
 
 
私はこの先、
 
何枚の着物のしつけ糸をとるのだろう。
 
いや、とる事ができるのだろう。
 
今までに何枚の着物のしつけ糸をとったっけ。
 
すっかり数は忘れたけれど、
 
すーっと抜けるしつけが好きだ。
 
あれはとても気持ちイイ。  | 
  
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 2008.2.4 [月] 立春に雪かき | 
 
 
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  今日は立春。
 
だけど、朝から雪かき。
 
家の前や駐車スペースの裏庭など。
 
スコップ片手に
 
汗だくになって筋トレもどき。
 
ジムに行って鍛えてると思えば一石二鳥。
 
現代人は、
 
どんどん生活を楽にして、体をなまらせて、
 
健康管理の為にお金使って体を鍛えている。
 
なんかどこか妙な気がするんだけどなぁ。
 
 
不便を楽しむと、
 
いろいろ無駄がない気がする。
 
自分のエネルギーを無駄なく使って、
 
心も体も健康に。うほっ。
 
 
さて、天気がいいから
 
日なたの雪はどんどん溶ける。
 
陽射しがキラキラ輝いて、
 
雪を被った枝の下には新芽がふくらむ。
 
どっかり雪は降ったけど、
 
春がくるよ。
 
春は近いよ。  | 
  
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 2008.2.3 [日] 葉山も雪景色 | 
 
 
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  ドサドサという雪の音で目を覚ます。
 
窓の外は一面の雪景色。
 
 
写欲にかられて起きる。
 
ポケットにカイロを仕込み、
 
カメラを持って浜へ。
 
 
うぉ〜!
 
モノトーンの世界。
 
そのまま二時間以上夢中で撮る。
 
めったに見られない景色に
 
たぶん興奮してるのだ。
 
映像屋の性だなぁ。
 
 
これから、
 
「グリーンフォーラムinはやま」
 
というシンポジウムへ出かける。
 
葉山で撮りためた映像を提供した。
 
とりあえず行ってきます。
 
 
  
※後日記
 
シンポジウムの会場は、湘南国際村という山の上にある施設だった。
 
バスも運航中止となり、車の通行も少なく、山の上だからどんどん吹雪いて、ホワイトアウト状態だった。雪に閉ざされたそこは、シャイニングに出てくるあのホテルが思い出された。
 
でも、誰も発狂することもなく(笑)、悪天候の中にもかかわらず50名以上の参加者が集った。進士五十八先生の基調講演もとても興味深かった。「コンクリートはもういらない!」をアカデミックに解くとこうなるんだな。道筋は違えど目指すべき方向は間違ってない。
 
提供した葉山の映像も好評だった。なんにせよ、良かったよかった。  | 
  
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 2008.2.2 [土] 唐桟を洗う | 
 
 
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  先日の相撲観戦で相棒が着ていた館山唐桟。
 
「よみくずし」という古い織柄を、斉藤裕司さんが復元したものだ。遠目では無地に見えるが、大変手間のかかる織柄だ。以前、工房にお邪魔した際、個展用に織られた反物を譲っていただいた。これは、その布を一衣舎で洗える仕様の袷に仕立ててもらった相棒ご自慢の着物。
 
....なのに、あぁそれなのに、上前の膝頭近辺にシミを発見。
 
ずいぶん古い食べこぼしのシミのようだ。
 
 
どうする?
 
洗える仕様の木綿着物だけど、プロに任せる?
 
 
悩んだ末、やっぱり自分の責任で、自分が納得のいくようにこの布を扱いたい....と思った。愛を持って丁寧に扱えば、洗えるはず。
 
 
そこで、くにえさんが紹介してくれていた「しみ抜き剤 親父マイブレンド」を試してみた。既に通販で「特製竹ささら」も入手してあった。
 
説明書通りに、糸の言い分を聞きつつ、とにかくやさしく丁寧に。
 
 
結果。
 
驚くほどきれいに仕上がった。
 
シミは探しても分からないほど消えてなくなり、全体的に薄汚れてへたっていた布が、ふっくらしっとりと生き返った。すごぉ〜い!
 
生乾きの状態でアイロンをかけたのだが、甦った風合いに自分でもうっとりしてしまった。たぶん、水洗いを極めた「オヤジ」さんの究極のレシピだからだ。しかも自然環境に負担が少ない成分のみだから自然素材と相性がいいんだろう。
 
 
オヤジさん、くにえさん、ありがとう。
 
館山唐桟「よみくずし」復活です。
 
 
  
※以上、先々週のチャレンジですが今頃レポートしてみました。  | 
  
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 2008.2.1 [金] 福寿草 | 
 
 
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  今月のサイトトップは、福寿草。
 
新年を祝う花として、
 
「元日草」とも言われるそうだ。
 
 
でも、この花、
 
露地だと二月ぐらいに開花する。
 
この写真も、
 
2007年2月4日に
 
富士の麓の忍野で撮った。
 
 
そうなの。
 
つまりは旧暦なの。
 
福寿草は、旧暦の元旦頃に咲く。
 
まもなく旧元旦です。
 
新暦だと2月7日。
 
 
そして、
 
真楽の新年会も、もうすぐです。  | 
  
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