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先日の結城オフで、微妙に疑問だった部分が氷解した。
着て行ったのは、母のお下がりで“結城繭紬”。
証紙を探し出して、色々確認してみる。
結果、経糸緯糸手紡糸を使用したいしげ紬の様だ。
証紙類に書かれた文言から。
・茨城県結城郡織物協同組合(→つまりいしげ)
・本真綿 結城手織紬 経糸緯糸極上手紡糸使用
・本場湯通し、自然乾燥、槌打ち/結城市 奥順
キーワードは糸。
手つむぎ糸が、先日見学した手だけでつむぐ本来の結城紬の糸。
それに対し、
手紡糸とは、手でくりだしながら機械の動力で引く糸のこと。
つまり、柳田さんが言うところのニセモノだ。(笑)
でもまぁ、なんだか色々スッキリした。
いい値段で買った紬らしいのに、この着物はしつけ糸がかかったまま母の箪笥で眠っていた。それを見るに見かねて私が救済したのだ。(笑)確か、母のサイズのまま何回か着て、私の寸法に仕立て直す時に洗い張りした。昔の日記にも書いたように、洗い張り後はとても柔らかな風合いに変った。
柳田さんが言うように、最初の洗い張りはとても大事だ。
そんなこんな色々あれど、この紬、私は風合いや着心地が気に入っている。気持ちイイ。
これからも大切に着ていくつもり。
今日、この着物は、シミ抜きのために悉皆屋さんへ持ち込んだ。
きれいになって戻っておいで....。 |