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2008.5.28 [水] 甲状腺と型染め |
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九年前に左側の甲状腺を切除した。
術後は、年に一度の検診が必要なのに、丸三年さぼっていた。
いい加減そろそろ行かなくちゃ....と、東京へ。
....と、ここまで書いたら、
前回検診した日と同じ内容の日記じゃないか。(笑)
しかもサボってる期間が一年、長いぞ。だめだなぁ。
表参道にあるこの専門病院は、いつもとても混んでいる。
診察室が増えていたけど、待ってる人も増えていた。
血液検査を済ませ、最初の待ち時間は青山一丁目の銀行へ。
行きは青山通り、帰りはキラー通りから裏道へ。
てくてくてく....。朝の散歩は気持ちイイ。
戻って診察。次の検査まで待ち時間は一時間半。
病院を抜け出し、原宿の街をぶらぶらする。
でも、朝の10時半。まだどこのお店も開いてない。
てくてくてく....。静まり返ったウラハラを散歩。
開いたばかりの表参道ヒルズを冷やかして病院へ戻る。
超音波検査でジェルプレー。
まぁ、今回もほぼ問題は無く検診終了。
病院の近くでお昼ご飯を済ませ、てくてく歩いて、
フロムファーストのsou・souへ寄って買い物。
次の目的地、小倉充子展を目指す。
高樹町の交差点で、ふと思い出し、
昔住んでいたマンションの前を通ってみた。
まだ残ってた。でもあれから三十年。
周りの景色はだいぶ変っていたけど懐かしい。
てくてくてく....。ギャラリー介へ。
小倉さんの型染めは、圧巻だった。
ガツンガツンに頭を刺激され魅入ってしまった。
大胆で、カッコいいなぁ。
こんな世界をつくり出すのは、どんな方なんでしょう?
蛸柄の手ぬぐいをいただいてギャラリーを後にする。
渋谷へ向かう途中、田中直染料店で型紙用紙を買う。
小倉さんの型染めに刺激されたのだ。単純。(笑)
てくてくてく....。今日はよく歩いた。
帰ってきてテレビを見てたら、
「ためしてガッテン!」が甲状腺の特集だった。
小野アナが同じ病院でジェルプレーしてた。(笑)
これからもっと混むぞ。
今日、検診受けておいてよかった。
※写真は、蛸柄手ぬぐい |
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2008.5.23 [金] 工房絵(kouboukai) |
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芸術祭が終わってもぉずいぶん経つけれど、
今年の芸術祭で、一番ココロを射貫かれたのは、これ。
工房絵
http://www.sfc-net.or.jp/...
http://www.apalog.com/...
すっぴんなココロで作品と向き合う。
鏡のように自分の深い部分が見えてくる。
素直になって感動する。
作品が持つ純粋なナニカがそうさせる。
不思議なほど、刺激的。
陳腐な言葉では説明できない。
誰もが、
自分らしく、
そこに居られる世の中がいい。
私も、素のままで、
ここに居させてください。
:::::会場の壁に貼ってあったメッセージ
あなたは、「障害者」と呼ばれる人がいることを知っていますか。
あなたは、「健常者」と呼ばれる人がいることを知っていますか。
あなたは、どちらですか。
その差は、どこにあると思いますか。
自分に合った服を探す、食を探す、家を探す
友を探す、恋人を探す、職を探すのはなぜですか。
見つかりましたか。
なぜ見つかりましたか。
なぜ見つかりませんか。
どこまで妥協しますか。
妥協する要因は自分にありますか、自分を取り巻く状況にありますか。
自分にある要因を個性といいます。
取り巻く状況にある要因を障害といいます。
体が大きい、小さいは個性だと思いますか。
体が大きい人がLLサイズの好みの服を見つけるのは大変で
妥協を余儀なくさせられることがありますが、障害でしょうか。
Mサイズが中心の社会なんだから体をMサイズの服に
合わせるしかないとなったら、その状況はどうでしょう。
体をMサイズの服に合わせられなかったら、障害者でしょうか。
目が見えない人はどうでしょう。耳が聞こえない人は、車椅子の人は、
知的障害者と呼ばれる人は、なにが障害だと思いますか。
MサイズとLLサイズの差は
目の見える人と見えない人の差は
耳の聴こえない人と聴こえる人の差は
歩く人と車椅子の人の差は
知的健常者と言われる人と知的障害者と言われる人の差は
※写真は別の企画展示風景です。 |
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2008.5.22 [木] 手ぬぐい暦 |
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「暮らしの手ぬぐい暦」という本に、
波待ち縞と砂浜縞という
二つの柄を紹介していただきました。
目次とP25、P40に載っています。
季節感のある柄で、
春夏秋冬、一年中手ぬぐいを楽しめるよう
具体的な使い方まで紹介された楽しい本です。
本屋さんで見つけたら、
手に取ってみてくださいね。
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えりりん@手ぬぐい屋モード |
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2008.5.13 [火] DynaMac から iMac |
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たまたまだったんだけれど、
お誕生日に、iMacが届いた。
それまで使っていたG4マックは、
あちこちに不具合が出て、
久々に新しいマシンに切り替えた。
1985年に、DynaMacを使い始め、
それからずぅ〜っと、メインはMac。
これで何代目のMacなんだろう?
東京でバリバリ仕事をしていた頃は、
最新&最速Macにどんどん乗り換えた。
3DCGや動画を動かすために、
それは必要な事だった。
今でもちゃんと、DynaMacはとってある。
512kbのフロッピーで動いていたんだ。
信じられないよなぁ....。
かれこれ、23年前の事。
それに比べると、
着物は、今でもあの頃の着物が活躍してる。
充分、素敵だし、古くさくもない。
人生の折り返し地点を過ぎて、
最近はよく「時間軸」を意識する。
このiMacは、いつまで使っていられるんだろう?
Macも着物も、
ずぅ〜っと愛していきたいなぁ。
※上の画像は、3DCG。
Mac 512K
modeling: Sculpt3D
rendering: ElectricImage
1995 |
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2008.5.3 [土] 西の岬 |
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「ヨコハマ買い出し紀行」という漫画がある。
近未来の三浦半島が舞台で、
アルファというロボットが主人公。
私は、その世界観がめちゃめちゃ好き。
第1巻カバー裏より作者のコメント。
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お祭りのようだった世の中がゆっくりとおちついてきたあのころ。
のちに夕凪の時代と呼ばれるてろてろの時間、ご案内。夜の前に、あったかいコンクリートにすわって。
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4月の初めに、
アルファが営む喫茶店「カフェ・アルファ」
がある“西の岬”を探しに出かけた。
と言っても、西の岬は架空の場所。
たぶん、この辺なんじゃ?という岬は、
春キャベツと青い空がのほほんと広がっていた。
高台の岬から小道を辿って海辺へ降りた。
真ん前にどかんと富士山。
テラスの様に海へせり出す岩場。
人気の無い場所でぼげーっとする。
こんな時間を過ごすために東京を脱出した。
近くで見つけた岩肌の穴は縄文時代の遺跡だった。
菜の花と花大根がたくさん咲いてた。
グローバル化した都市の時間感覚で、
この星に起こる様々なニュースを受け取って、
分かったつもりになっていた。
なんにも分かっちゃいないくせに....。
私の中に、
てろてろの時間を待ち望む気持ちがある。
私の中の、
パラダイムシフト。
雨のゴールデンウィークは、
こんな脳内散歩も、また愉し。 |
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2008.5.1 [木] 五月晴れ |
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五月になりました。
すっかり初夏のような陽射しです。
こんな時期の普段着には、
薄手の伊勢木綿がちょうどいいと思います。
そして、足下はやっぱり素足が気持ちいい。
今月のトップは、
そんな足下に咲く小さな野の花。
花開いても親指の先ほどの大きさで、
ちんまり可愛い可憐な花。
名前は....?
ご存知の方、教えてください。
種を植えたり、
ましてや手入れもなにもしていないのに、
季節になるとちゃんといつも咲いています。
健気だなぁと思います。
さくまりさんから速攻で教えていただきました。
この花の名前は....、
●庭石菖(ニワゼキショウ)/アヤメ科
真楽ってすごいなぁ。 |
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