  
 | 
 2008.7.28 [月] 葉山の花火大会 | 
 
 
 | 
  
 | 
  今年は財政難で「やらないのでは?」と懸念されていた葉山の花火大会。
 
なんとか開催にこぎつけたようで、町中のみんなが楽しみにしていた。
 
知ってる顔が、森戸の浜に集まってくる。
 
のほほん、ほのぼのとした小さな花火大会。
 
みんな、浜に座ったり寝そべったりしながら、花火を楽しむ。
 
予算の関係か、花火自体は「やっと開催しました」な品質と構成だったけど、始まる前の夕焼けはとびきり美しかったし、まぁいいじゃない、楽しかったよ。
 
土浦花火がピンなら、葉山の花火はキリかもなぁ。
 
ピンからキリまで、花火は好きだ。
 
世界中の火薬を、ぜんぶ花火にして打ち上げたい。
 
 
  
着て行ったのは、雪花絞りの浴衣。
 
去年のこの時、張正さんで衝動買いした反物。
 
白場が多くて大きな三角で染めた雪花は、夕闇の中でとても映える。基本はシンプルな雪花絞りも、実はちょとした事でひとつひとつ印象が違う。....と言うか、同じものは出来ないのかも?
 
シンプルなのに無限。そうゆうものが好きなんだなぁ。
 
雪花絞りのことは、張正さんのサイトに詳しく紹介されています。  | 
  
 | 
 2008.7.27 [日] 親子の日 | 
 
 
 | 
  
 | 
  7月の第4日曜日は「親子の日」
 
 
....と、ご近所仲間の写真家ブルース・オズボーンさんが、ずっと前から提案している。
 
実は、私もオズボーンさんと知り合う前は「親子の日」の事を知らなかった。
 
 
母の日、父の日、それなら親子の日があったっていいじゃない?
 
うんうん、そうだね、ごもっとも。
 
 
私達は、親から生まれて、こどもができて親になる。
 
一緒に居る時間が短いか長いかは別にして、誰だって親から生まれて、この世界に存在する。
 
切っても切れない太い縁。
 
その最も基本的な関係を、改めて考えてみる日が「親子の日」。
 
 
ブルースさんが撮り貯めた親子の写真は、1000組を越えたそうだ。
 
そこに写っているどの親子もみんなそれぞれ輝いている。
 
 
生まれてきて良かったね。
 
 
最近、素敵な親子に辛い別れが訪れた。
 
先日、友人が赤ちゃんを生んで新しい親子関係が生まれた。
 
 
親子の関係を見つめ直すことは、
 
自分の存在を再認識して、
 
自分以外の存在を認め合うことにつながっていくはず。
 
 
そんなわけで「親子の日」、勝手に応援しています。
 
 
  
※写真は、最も身近な楽しい親子。
 
そう言えば、オズボーンさんの撮った写真にも、着物姿で写っている親子が意外と多い。親子で写真に収まるならば着物....って考える人が多いのかしら?写真の一部は、公式サイトで見られます。  | 
  
 | 
 2008.7.23 [水] 海辺の手ぬぐい屋 | 
 
 
 | 
  
 | 
  昨日、千秋楽までずいぶんあるのに、
 
新しい柄の型紙が彫り上がる。
 
面白い本が読み終っちゃった時の感覚と似てる。
 
好きな作業なんだろう。
 
柿渋で貼り重ねた和紙に
 
注意深く刃を滑らせて、切る、快感。
 
切り取られたカタチ、型。
 
 
今日。午前中は、
 
デザインを頼まれた手ぬぐいの諸々を進め、
 
明日の打ち合わせにつなげる。
 
 
昼過ぎに浜へ。
 
海水が冷たい沖の方まで泳いで、
 
そこで仰向けになって浮かんでいる。
 
ぷかぷか、ぷか。
 
ここは広大な海のはじっこ。
 
 
帰ってきて、
 
注文のあった手ぬぐいの発送。
 
紗張りのため彫り上がった型紙も発送。
 
 
相撲を見ながら、
 
汚れた掛け紙の掛け替え。
 
わら半紙を切って、
 
手ぬぐいに巻いて、
 
スタンプを押す。
 
手を動かすのは、取り組みと取り組みの間。
 
 
好きな時に、好きな事を、やる。できる。
 
海辺の手ぬぐい屋のおきらく極楽な夏の日々。
 
森羅万象に感謝。  | 
  
 | 
 2008.7.18 [金] 月の道 | 
 
 
 | 
  
 | 
  今日は、満月。
 
 
これは、地中海にできた月の道。
 
2000年の夏に見た景色。
 
アマルフィ海岸のPraianoという小さな町に泊まった晩。
 
 
Praianoの隣町は、Positanoという観光の町。
 
なんだかその関係性が、葉山と鎌倉みたいでよく思い出す。
 
なんにもない所だったけど、
 
南イタリアの空気感は濃密だった。
 
 
さて、相撲の場所中は、ちまちま手仕事。
 
テレビで相撲を観戦しながら、手ぬぐいの型紙を彫っている。
 
図案は、一色の海にできた月の道。
 
ここに暮らすから、生まれる柄。
 
 
一昨日、であった言葉。
 
 
:::
 
私はただ自然を奴隷のように写すことなどできない。
 
私は自然を解釈し、絵画の精神に従わざるを得ない。
 
私の色調のあらゆる関係が見出されたとき、
 
そこから生き生きとした色彩の一致、
 
音楽の作曲と似たハーモニーが生まれる___マティス
 
:::
 
 
マティスとボナール
 
- 地中海の光の中へ -
 
神奈川県立近代美術館葉山
 
2008.5.31 --- 7.27
 
 
すぐ近所に美術館がある環境は、とても嬉しい。  | 
  
 | 
 2008.7.12 [土] お祝いの日 | 
 
 
 | 
  
 | 
  :::::
 
 
2008年6月28日:KIMONO真楽六周年
 
2008年7月11日:関心空間七周年/iPhone発売
 
 
:::::
 
 
KIMONO真楽は、関心空間エンジンを使用した着物好きのためのコミュニティサイトです。
 
“SNS”なんて言葉も概念も無かった頃、自分の関心事を多くの人達と共有するシステムとして、2001年7月11日に“関心空間”が始まりました。
 
この関心空間エンジンを作ったプログラマが、真楽の管理スタッフでもあるばすけさんです。
 
そして、その関心空間エンジンを利用した“着物好きのための関心空間があったらいいねぇ”と、軽い気持ちで私が立ち上げたのが「KIMONO真楽」なのです。
 
 
関心空間が生まれて7年。
 
KIMONO真楽が始まって6年。
 
 
インターネットを軸にして、世界が大きく変わる今。
 
流れる時間が、どんどん加速するような気がする今。
 
着物を取り巻く手仕事が絶滅しそうな今。
 
地球の環境が待ったなしで崩壊しそうな今。
 
 
いろんな“今”があるけれど、
 
明日に希望をつなぐ今でなければ....と考えます。
 
 
だから、KIMONO真楽は、
 
伝統や文化を大切に思いながら、
 
新しい技術や考え方にも柔軟に対応したいと思います。
 
進化し続けるコミュニティサイトであるために、
 
これからもどうぞよろしくお願いします。
 
 
ところで、KIMONO真楽は、
 
iPhoneが発売された翌日である12日、
 
「軽く、iPhone対応にしておいたから....」と、
 
創造主ばすけさんより報告がありました。
 
 
す、すばらしい! ありがとう!!!
 
 
  
そして、そんな諸々をお祝いする日@葉山。
 
今年も海の家「オアシス」に着物で集い、祝杯をあげた。
 
着物は、自然の中、自然光でこそ映えると思う。
 
その人らしい所作や布のシワがうつくしい。
 
もっともっと、普通に着物をまとう人が増えますように....。
 
 
写真は、ばすけさんのiPhoneを借りて、
 
妙ちくりんなiPhoneアプリに、はしゃぐワタクシ。
 
 
えりりん@KIMONO真楽管理人  | 
  
 | 
 2008.7.11 [金] PEARLの漁サン | 
 
 
 | 
  
 | 
  “漁業従事者用サンダル”、略してギョサン。
 
濡れた所で滑り難いので漁師さん達に愛用された。
 
葉山にも愛用者が多く、私も去年から履いている。
 
一体成型だからか、足にフィットして履きやすい。
 
そして確かに滑らない。
 
でも、砂浜にはちょっと不向き。
 
砂浜ではやっぱりビーサンが履きやすいかな?
 
 
まぁ、そんなことはおいといて、
 
単純にサンダルとして見れば、
 
なかなかそのフォルムはエレガント。
 
ビーサンよりも着物に似合う。
 
....って、比べるレベルがどうかと思うけど。(笑)
 
 
話のネタに、明日、履いて行きますね。
 
さてさて、名簿や名札をこれから準備。
 
お天気も良さそうだし、
 
参加の皆様、明日、浜辺で会いましょう!
 
 
  
※写真は、買ったばかりの時。  | 
  
 | 
 2008.7.7 [月] 湘南物語7月号 | 
 
 
 | 
  
 | 
  以前、私も“手ぬぐいマニア”として紹介していただいたタウン誌「湘南物語」。
 
その今月号の同じコーナーに、KURAさんが愛車の紹介で載っています。
 
KURAさんの愛車“ルノー・キャトル”は、柔らかな白いボディ。それは、KURAさんが生み出す磁器の作品と同じ暖かみのある白で、初めて見た時「なんてぴったり!」と深く印象に残りました。
 
ほんわかほのぼのとした白。
 
それが、KURAさんワールドの色なんですね。
 
記事を読むと、車への愛がいっぱい伝わってきます。
 
 
そして、まったく偶然だったりするわけですが、その反対側のページには、コユミさんが載っています。森戸の浜の盆踊り大会のことを、実行委員長であるコユミさんが紹介しています。三回目の今年は、8月13日(水)に開催。
 
 
そんなこんな湘南限定なローカルニュース。
 
でも、不思議と根っこは“真楽”つながり。
 
素敵だなぁ。
 
 
六周年オフに持っていきますね。
 
 
  
※写真は、
 
KURAさんの作品@我が家の玄関  | 
  
 | 
 2008.7.6 [日] 霧 | 
 
 
 | 
  
 | 
  昨日は、午後になったら、
 
急に陽射しが陰ってきた。
 
 
海からやってきた濃い霧が
 
裏山の稜線を消してしまった。
 
すぐそこなのに。
 
 
私が立つ庭先もうっすらと霧。
 
湿度92%の空気は重い。
 
海抜5メートルの場所も
 
まるで、高い山の上のよう。
 
不思議な光景。
 
 
怖いような
 
でも、包み込まれたいような。
 
 
あ、今日もまた、霧が....。  | 
  
 | 
 2008.7.5 [土] しましま雑記 | 
 
 
 | 
  
 | 
  久しぶりに、
 
石垣島の津田さんからメールがあった。
 
“7月1日の日記がツボにきた”....と。
 
 
そうですかぁ、嬉しいなぁ。
 
 
そう言えば、津田さんのブログも読んでないなぁと
 
読み始めたら止まらなくなった。
 
お蚕さんとの日々が、すごくいい。
 
津田さんの日記は、石垣島の普通の空気が伝わってくる。
 
ヒデおばあの言葉も心にしみる。
 
 
私は今までさんざんコマーシャルチックな映像や文言を吐いて、仕事をしてきた。
 
物事の上っ面を、アッケラカンと明るく便利に演出してきた。
 
そっち側に居たからこそ、よく分かる。
 
今の時代、もう、嘘も演出も通用しないヨ。
 
 
本物、本質、本音。
 
シンプルにそれさえあれば、ちゃんと伝わる。
 
 
津田さんとは、遠く離れて暮らしているのに響き合えた。
 
嬉しいな。
 
ネットや科学や文明は、両刃の剣。
 
これらをどう使いこなせるか?が、進化の鍵かも。  | 
  
 | 
 2008.7.1 [火] 藍すくすく育つ | 
 
 
 | 
  
 | 
  今月のトップ写真は、藍です。
 
 
去年の7月下旬の様子です。
 
夏の陽射しを受けて、
 
藍はすくすく育ちます。
 
 
最近、着物って、
 
ほんとに“農業”だと感じています。
 
大地や太陽、そして水。
 
 
着物は、
 
わたしたちが
 
この星で生き延びる為の知恵を
 
気付かせてくれる。
 
....そんな気がしています。  | 
  
 |