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 2008.10.29 [水] 今日の夕暮れ | 
 
 
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  パソコン前でレギュラー仕事に入り込んでいたら、
 
洗濯物を取り込むのに遅い時間になってしまった。
 
いかんいかん、湿気ってしまう。
 
 
あわてて庭へ。
 
 
ふと空を見上げると、秋の雲がいい感じ。
 
富士山の天辺がシルエットになっている。
 
こんな日は、きれいな夕焼けが見られるはずだ。
 
 
仕事を途中のキリまでやって、
 
カメラを持って浜へ急ぐ。
 
行き交う近所の人とも挨拶もそこそこに走る。
 
 
ふぅ、日没には間に合った。
 
思った通り、うつくしい夕暮れ。
 
海にはサーファーが浮かび、
 
浜には犬の散歩の人達が集う。
 
私は、撮影。
 
みんな夕陽が沈むのを眺めている。
 
いい時間。
 
 
太陽は、あっという間に沈む。
 
光の位置はどんどん落ちて、
 
雲もどんどん色を変える。
 
地球は、すごいスピードで回っているんだ。
 
 
株が下ったり、円が上がったり、
 
世の中はなんだか最近落ち着かないけど、
 
地球は相変わらず太陽の周りを回っている。
 
温暖化で地球の熱は上がっているけど、
 
地球はこれからも太陽の周りを回り続ける。
 
 
きれいだなぁ。
 
 
  
撮影データ:
 
2008年10月29日 16時42分
 
葉山.一色海岸にて  | 
  
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 2008.10.27 [月] 柿 | 
 
 
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  今年は、柿がたくさん実をつけている。
 
 
家の庭に、柿はないんだけれど、
 
よそのお家の庭の柿をいただく。
 
先日、陶芸教室のまり先生からもいただいた。
 
 
「今年は豊作だよ〜」と。
 
 
で、先生ん家の柿は渋柿らしいのだけれど、
 
ヘタの部分に焼酎を染込ませて、
 
一晩置いておくと甘くなるとおっしゃる。
 
 
へー、ほんとだ。
 
じゅるじゅるに甘くなってる。
 
ほんわか自然な味で美味しいこと。
 
 
知らなかったなぁ、そんな技。
 
 
近所のおばさんは、
 
物干し竿に干し柿を作ってる。
 
ここん家は、切り干し大根も自作してる。
 
 
「自分で作るのが一番美味しいのよ」と。
 
 
ほんとに最近ますます実感します。
 
便利は知恵を失います。
 
気をつけましょうと思います。  | 
  
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 2008.10.26 [日] 海街ダイアリー | 
 
 
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  先日の鎌倉散歩がキッカケで、
 
教えてもらった漫画。
 
 
作品名:海街ダイアリー
 
作者:吉田秋生
 
 
相棒が速攻ポチって、
 
すぐさま読んで
 
「いいよ、いいよ、すぐ読むべし」と
 
私に回してきた。
 
 
いいよ。
 
鎌倉が舞台で、
 
ほのぼのとしてるのに、泣ける。
 
胸がキュンとなる。
 
 
 
鎌倉は観光地で人が多いから...と、
 
あんまり行かなかったけれど、
 
近いんだから、もっと行こうと思った。
 
行ってみたい場所がたくさんできた。
 
面白そうな場所がいっぱい。
 
食わず嫌いして、
 
葉山にこもってちゃいかんなぁ。(笑)
 
 
  
写真は、
 
東慶寺で見かけたお釈迦様。
 
かわいらしい姿に、
 
気持ちがほわんと和んでしまった。
 
(2008.10.12 撮影)  | 
  
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 2008.10.21 [火] 手ぬぐいの種 | 
 
 
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  手ぬぐいにしたいなぁ...と思うナニカは、
 
いつも、いくつか、ぼんやりあります。
 
 
そんな手ぬぐいの種は、
 
手ぬぐいの比率の細長い紙に
 
へろへろ〜っと鉛筆や筆でメモっておきます。
 
思いつく度にその辺の紙に描くものですから、
 
紙質も大きさもてんでバラバラだったりします。
 
たこ しらす わかめ
 
文字だけのメモだって混ざっています。
 
でも、それが大事な手ぬぐいの種なのです。
 
 
ここんとこ、
 
種は、種のままで、
 
なかなか柄にはなりませんでした。
 
 
でも、やっと、ひとつ。
 
新作が完成。
 
種がカタチになりました。
 
 
「月の道」という柄です。
 
 
 
真楽日記を遡ると、
 
種から育っていく過程がちらほら見えます。
 
なんとものんびりペースです。
 
まぁ、それも葉山な時間なわけですけれど。
 
無理せず、ぼちぼちカタチにしようと思います。
 
 
それからそのうち
 
季節はずれの手ぬぐい展も
 
葉山でちんまり企画中です。
 
またお知らせしたいと思います。
 
 
 
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えりりん@海辺の手ぬぐい屋
 
  
「月の道」の詳細情報  | 
  
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 2008.10.18 [土] 運動会 | 
 
 
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  甥っ子の小学校最後の運動会。
 
あぁ、早いものだなぁ。
 
大声で応援すると照れちゃって、
 
すっかり“少年”の雰囲気になっちゃった。
 
 
伯母ちゃんだって歳とるわけだよ。
 
 
甥っ子の小学校では、
 
赤組・黄色組・緑組に分かれて競い合う。
 
えーっと、それって、ラスタカラーなんですけど。(笑)
 
 
今年から、父兄もこどもと同じ色の物を身に付けて応援せよとの通達あり。
 
甥っ子は赤組なので、赤い着物を着て行く。
 
足袋も下駄の鼻緒も赤。まっかっか。
 
そしたら、
 
PTAの出し物「エアーむかで競争」に駆り出されてしまう。
 
役員は、色毎の仮装をするらしいのだけれど、赤組は少々仮装不足だったため、“真っ赤な着物の人”という仮装に見なされたのだ。
 
えーっと、まぁ、いいけどね。(笑)
 
 
秋の気持ちいい空の下で、汗をかいて楽しかった。
 
こどもたちの笑顔に囲まれて、いい思い出になりました。
 
どうもありがとう〜!
 
 
さて、そんな思い出のショットを撮影するPTA代表公式カメラマンは、ニレイヒロシ。
 
PTAによる運動会の写真展も企画されてるらしい。
 
うん、面白い試みですねぇ。
 
 
今の気分は、
 
ローカルでピンポイント。
 
ぎゅっと詰っていい感じ。  | 
  
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 2008.10.16 [木] 月は何色? | 
 
 
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  最近、いろいろ観察すればするほど、
 
分からなくなってきた。
 
 
例えば、月の色。
 
月は何色?
 
 
青白い月の光...とか、
 
黄金色の満月...とか、
 
たぶんそんなイメージだった。
 
都会で暮らしていたころは。
 
 
だけど、先月だったか
 
低い空にぼわぁ〜っと赤い月を見た。
 
時計が天辺を少し回ったころ。
 
海に沈む直前なのだと思うけど、
 
海と空の境目がないから分からない。
 
ちょっと怖かった。
 
怖くなって逃げるように浜から帰った。
 
 
月は、天候や時間によって、様々に違う。
 
月の満ち欠けは、地球のどこからでも同じなのに。
 
不思議。
 
 
そして、分からなくなる。
 
言い切れなくなる。
 
 
あなたが見ている月と、
 
わたしが見ている月は、
 
同じだろうか?
 
同じ色で輝いているのだろうか?
 
 
幽玄な月の光を浴びていると、
 
何も言葉にできなくなって、
 
分からなくなる。
 
 
だけど、
 
人間が自然に対する畏敬の念をいだくのは、
 
たぶん、きっとそんな時。
 
 
  
※写真は、一色の海に浮かぶそれぞれの月。
 
左は、赤い月。中は、赤い月と同じ日のもう少し早い時間の月。右は、去年の月。  | 
  
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 2008.10.12 [日] 散歩 | 
 
 
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  気持ちがいいので、散歩。
 
北鎌倉から、山を越えて鎌倉へ。
 
 
秋の花がたくさん咲いている。
 
黄金虫が力尽きて死にかけている。
 
道端の枯れ葉やどんぐりが藝術してる。
 
 
鎌倉には、
 
やっぱり魔物が暮らしているね。
 
湧き水の洞穴の奥とか、
 
草むらの中の獣道とか、
 
朽ち果てた祠の中とか、
 
目に見えないけど、なにかの気配。
 
 
最近は、
 
「バチが当たる」
 
....って、あんまり聞かないけど、
 
悪いことをすればバチが当たるんだよ。
 
やったことは、
 
みぃ〜んな自分に返ってくる。
 
良いことも悪いことも。
 
 
古の歴史があるせいか、
 
鎌倉を歩いていると、
 
ふっと別の時空へ迷い込みそう。
 
そこ、妖しいぞ、
 
行ってみちゃおうか。
 
 
なんて事を空想しながら、
 
さんぽ、散歩、サンポ。
 
 
さて今日は、山歩きだから久々洋服。
 
帰宅して「あぁ、やれやれ。」と、
 
着物に着替える。
 
なんだかまるで、昭和の親父。(笑)  | 
  
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 2008.10.8 [水] 続々と | 
 
 
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 ローカル情報ですが....
 
以前、KURAさんも登場した「湘南物語」の今月号に、
 
おひでさんが載ってまぁ〜す!
 
続々と真楽メンバーが続くぞ。
 
でも、着物姿じゃなかったのね、残念。
 
 
というわけで、湘南方面の皆様、要チェックです。  | 
  
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 2008.10.8 [水] 坐辺師友 | 
 
 
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  緒形拳の訃報、
 
私も大ショックだった。
 
 
俳優としてはもちろんだけど、
 
男として、人として、惚れていた。
 
大好きだった。
 
 
テレビではお見かけしていたけど、
 
舞台を観たのは、
 
2003年に横浜赤レンガ倉庫での
 
「ゴドーを待ちながら」が最後。
 
なんだかどうしても観たくて、
 
ひとりで観に行ったんだった。
 
 
あぁ、もぉ会えない。。。
 
寂しいなぁ。
 
 
あの頃から病と闘っていたなんて。
 
悟られず苦痛に耐えていたなんて。
 
これから先の“老いっぷり”が観たかった。
 
演じるのか、演じないのか。
 
 
死に様は、生き様そのもの。
 
役者のまま逝ったのだろうか。
 
たくさんの印象を残して、
 
緒形拳は、居なくなってしまった。
 
 
昔の公式HP「ハラハチブンメー」で、
 
こんな言葉を教えてもらった。
 
 
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坐辺師友とは・・・
 
 
自分の坐った辺りに置いた物の中に、
 
師や友がいる、ということ。
 
 
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たくさんの教えを
 
どうもありがとうございました。
 
 
  
そうそう。緒形拳も血液型B型、猫好き。  | 
  
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 2008.10.5 [日] 秋野不矩 | 
 
 
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  「秋野不矩展」の最終日に滑り込む。
 
神奈川県立近代美術館葉山館で、8月9日からやっていた。
 
行きたいと思う展示も、あまりに近いと「いつか行ける」と思ってしまって行きそびれる事もけっこうある。
 
今回は、最終日できっと混んでいるとは思いつつ、それでも行こうと行ってきた。
 
 
行って、良かった。
 
 
 
世の中には、すごい人がいるのだなぁ。
 
何の予備知識もなく、ふらりと出かけて、
 
大きな衝撃をドカンと受けた。
 
 
50歳を過ぎて初めて1960年代のインドへ渡り、
 
その風土に魅せられて、その後何度も渡航する。
 
80歳代の頃は、頻繁にインドやその近辺へ行っている。
 
90歳を超えて、アフリカの大地へも出かけている。
 
自分の五感の全てで、その土地の風土を受けとめ、
 
それを描きたい....という衝動からの行動だろう。
 
探求心は、肉体をも制御するのだろうか。
 
描かれた絵は、
 
彼女の五感と解釈のフィルターがかかり、
 
私もその場所へ連れて行ってもらえたような気がした。
 
感性のレセプターを全開にして受けとめた。
 
もっとずっとこの絵と供に過ごしたいと思ったけれど、
 
閉館の音楽が流れてしまった。残念。
 
 
日本画だとか、日本人だとか、
 
そうゆうことをスコンと抜けた先に、
 
秋野不矩という人が生きていた。
 
そして、その魂を作品として残した。
 
出会うことができて良かった。
 
 
 
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そう言えば、夏の画室で、くしゃっと着物を着て絵筆を握る写真があった。公の場でも着物姿が多かった。初期の頃は、着物姿のモチーフも多い。きっと、着物が好きだったに違いない。  | 
  
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 2008.10.4 [土] 土浦花火 | 
 
 
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  十月の第一土曜日は、恒例の「土浦全国花火競技大会」。
 
ここ三年は毎年出かけている。
 
過去の真楽日記には、2002年、2003年、2006年と、
 
着た着物の報告も兼ねて書いている。
 
私は今年もウールで、汚れてもOKな格好で。
 
枡席6名中、3名が着物。さすが。(笑)
 
 
河原にイントレを組んだ特設会場という状況。
 
歩き難い所をたくさん歩かねばならないし、
 
トイレはイベント用の簡易トイレだし、
 
けっして着物はオススメなシーンじゃない。
 
でも、昼間は汗ばむほどの陽気なのに、
 
日が落ちると急に冷えるという環境は、
 
体温調節し易い着物の方が快適だと思う。
 
“空調が無い”状況には、
 
昔ながらの衣服の知恵が活きるのだ。
 
暑い_身八つ口から熱を逃がす。
 
寒い_重ね着、重ね履きをする。
 
寒い_マフラーやショールで衿元と脇を包む。
 
実用面での着物、もっと見直して欲しいなぁ....。
 
 
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下の写真は、相棒が作った鮭おにぎり。
 
皮をパリパリに焼いて、三角の天辺にトッピング。
 
おいしかったぁ〜!
 
ちなみに、私はおにぎりを三角にむすべない。
 
どぉしても、平べったい丸になっちゃうんだな。
 
母も出来ないので、遺伝だと思う。(笑)  | 
  
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 2008.10.1 [水] 秋桜 | 
 
 
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  十月になりました。
 
秋ですねぇ。
 
今月のサイトトップは秋桜。
 
 
秋桜と書いて、コスモス。
 
日本の言葉には、こうした当て字がたくさんある。
 
「読めねぇ〜!」と思うのもあるけど、けっこう好き。
 
ひまわりを向日葵と書くなんて素敵だ。
 
そして、秋桜と言えば、山口百恵が唄っていたなぁ。
 
あのメロディーは、秋そのものだよ。
 
 
上の写真は、
 
今はもう取り壊された同潤会江戸川アパートの窓辺。
 
取り壊しが決まり、知人の荷物整理を手伝った秋。
 
蔦の葉が色づき始め、陽射しがキラキラ輝いていた。
 
でも、その光も空気も、春とはまったく違うんだ。
 
 
朽ちる、枯れる、衰える。
 
秋は秋らしく、物悲しくも美しい。
 
アンニュイな気分になるのは、秋のせい。  | 
  
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