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2008.12.31 [水] 大晦日

昨日の晩の強風で、
玄関飾りの松や万両が飛んでしまった。

一夜明けて、穏やかな大晦日。

ところで、玄関のしつらえは、水仙。
その横に置いたのは、原美術館からのグリーティングカード。
雪村周継の列子御風図から作られたもの。
組み立てると、揺れるの。
衣を翻し、風に乗って天空を飛ぶ列子(れっし)。
風を思い通りに動かすことができたという。
お飾りが飛んだのは、列子のいたずら?

たなびく衣がユーモラス。

コクトーの絵も、いつものとは別のものに掛け替えた。
こちらも「いらっしゃいませ〜!」と衣をたなびかせて。
袂のある衣服が好きだな。
無駄で、機能的じゃなくて、余分な布。
でも、きっとすごく大切。

玄関飾りを修復しながら、
そんな事を考える大晦日の昼下がり。

今年もつつがなく、年越しを迎えることができました。
夜は、近所の森山神社へ詣でます。

みなさまも、良いお年をお迎えください。

2008.12.28 [日] お正月飾りを飾る

部屋中に埃が舞うような大掃除は、
あらかた昨日までに終らせた。

清々しくなった空間に、
昨日つくったお正月飾りをしつらえる。

なんちゃって神棚は、
新しい御神札にして、注連縄を張る。

鏡餅は、朝、ふっくら柔らかい状態で届いた。
大きいのと小さいのが二つ。
なんちゃって神棚の下に供える。
小さいのは、台所と洗面所に。

橙も、ご近所さんが段ボールに入れて
「ご自由にお持ちください」と書いて
小径にひっそり置いておいてくださった。
それをいただいてきた。
持ちつ持たれつ。

ずっと年末年始は南国の楽園バリで過ごしていた。
葉山に越してきてから、改めて日本のお正月を学んでいる。
神々の住む島バリで、神々を敬う心を教えてもらった。
その経験があるからこそ、きっぱり言える。

日本のお正月ってやっぱりいいなぁ...。

2008.12.27 [土] お正月飾りをつくる

つくる喜び、買わない豊かさ。
去年の暮れと、やることも感じることも同じ。
型染めの様に同じパターンを繰り返す中に、
幸せな暮らしの営みを感じる。
歳とったからかなぁ。(笑)

さて、日だまりの中で、お正月飾りをつくる。
今年は、森山神社の注連縄で余った稲藁を分けてもらった。
葉山の棚田で育った稲。神社用の稲藁。
むふふ、最高の材料ではないですか。

なんちゃって神棚用の注連縄を綯う。
神社の注連縄づくりを手伝っている相棒は、だいぶコツをつかんだ様だ。
もう一本、玄関飾り用に、細くて長目な縄も綯う。
見様見まねで、私もお稲荷さん用の小さな注連縄を綯ってみる。
冬のぽかぽかした陽射しを背中に感じながら、楽しい作業。

玄関飾り用の注連縄は、二重の輪にして近くに在る物で飾る。
庭から松と万両の赤い実。半紙で作れる紙垂(しで)。
藁束から、籾が残っている稲穂を探して少し足す。
おぉ〜!手作り感満載だけど、素敵じゃない?
全部自然素材だから、どんど焼きでそのまま燃やせるし、
なんてったって、心がこもってる。
たいへん、まんぞく、自画自賛。

参考にしたのは、
季刊銀花/百四十号ニッポンの名前おうちで楽しむにほんの行事

それから、ミニ門松づくり。
これも、材料は近くで入手できる物を使ってつくる。
竹は、近所の竹林から友人経由で分けてもらえる。
畳の切れ端は我が家の大家さんが畳屋さんなので分けてもらう。
飾るものは庭から、熊笹、松、万両。

そこに在るもので充分。
自然からは、いただきっぱなしな人間の暮らし。
だから、感謝を込めて歳神様をお迎えする。
もういくつ寝ると、お正月。
お正月が待ち遠しい。

2008.12.26 [金] 日々、着物を着るということ

先日、普段着にしていた茶色の紬のお尻が破れた。生地が薄くなって、横にぱっくりと。八掛もすり切れていた。最初は緑色の八掛が付いていて、すり切れたので、青地の八掛に取り替えたのは、つい三シーズン前くらい。日々、着物を着ていると、けっこう布によっては消耗が早い。
写真の久留米絣は、2003年の誕生日に母がプレゼントしてくれた着物だ。厚手で最初はかなりごわついていた。翌シーズンそのまま着倒して、一衣舎で洗える様に仕立て直してもらった。その時に余った青地の八掛を、茶の紬に付け替えた。ちまちまやりくり。
その後、洗いながら着ている久留米絣は、だいぶ柔らかくなり着やすくなった。この手織り木綿の久留米絣は丈夫だと思う。そしてとても温かい。ただし、ちょっと重いかな。今のところ、この季節の日常着には最適。
袖口から見えている白地に赤い鈴の長襦袢は、中学生の頃から着ていた絹地のもの。何度も洗い張りしながら着ているけれど、先シーズン裾がすり切れた。近所の悉皆屋さんで、丈が短くなるけれど内側に繰り入れて簡単に直してもらった。絹竹素材の長襦袢も裾がすり切れて、一衣舎の木村さんに相談したら、耐久実験として、裾の内側に綿テープを縫い付けた仕様になった。裾捌きも気にならず、これはけっこういいかもしれない。
お出かけ着としてたまに着る着物と、日々、日常着として着る着物は、違う。
葉山に移り住んで、日々着物を着る様になって、やっと分かった色々なこと。
自分の体が気持ちよく過ごせる衣服を着ていたいだけ。
ただ、それだけ。

写真は、去年の12月10日に、近所のライター久野さんがこの本の取材で撮ってくれたもの。
今日も、ほぼ同じ組み合わせだ。この季節の定番なのだね。

ついでのおまけに、同じ浜からさっき撮ってきた夕暮れの写真。関心空間本家では、日記に三枚の写真が貼れる様になったんだって。いいなぁ。真楽の開発は停まったまんま。うらやましいなぁ。。。と、つぶやいてみる。

2008.12.21 [日] 祈る

聞えない音。
見えないもの。
気配。
心地良さ。
曖昧な途中。

聞えない音を聴く。


世界が平和でありますように。
家族が健康でありますように。



※写真は、
バリでガムランを演奏する前の祈り。
この世界は、分からない事がほとんど。
インドネシア_BALI_1999.12.30 20:30:49

2008.12.20 [土] 庭の先生たち

今年、庭で一番最初に咲いた水仙の花。
三日前くらいに咲いたんだけど、今朝撮った写真。
いい匂い。

:::

この二週間ほど、手ぬぐい展で後回しにしていた仕事に追われていた。集中して片づけたいのに、割り込みの用事があれこれ入り、気持ちがガサガサささくれていた。師走で家の事もやらなきゃならないし、今年もあとわずか...だなんて言葉も飛び交うし。
そんな時、ふと鏡に写る自分の顔はとてもブサイクだ。
眉間にしわを寄せて、険があって、重い。

心の状態は、如実に顔に現れる。
男は、四十を過ぎたら顔に責任を持て...というけれど、
女だって同じなんじゃないだろうか?

追われていた仕事の目処が立って、庭に出た三日ほど前。
裏庭の片隅で、水仙の花がぽつんとひとつ咲いていた。
近づいてみたら、いい匂いを放っていた。
ささくれて固くなっていた気持ちが、ふーっと、溶けた。
心が平らになって、ニュートラルな状態に戻った。
ほんとはいつ咲いたんだろう?
ここで暮らすようになって、私はいつも自然に助けられている。
ブサイクな顔になってる事を気付かせてくれる。
ありがたいなぁ...と、思う。

そうそう、それから、
気付かせてくれる先生といえば、お隣の猫、ナナちゃんだ。
私達が越してくる前から、この庭の主で、
季節や時間によって変わる“この庭の一番居心地のいい場所”で寛いでいる。
家の中は嫌いなようで、半野良的な暮らしをしている。
人間とはつかず離れずで、とても自由な魂。
生き様が、猫のくせにカッコいいのだ。
ナナちゃんも、私がブサイクな顔をしている時、
じぃ〜っと何かを語るように私を見つめて教えてくれる。
「なにそんなにケンケンささくれてるの?」と。
まったくもってそのとおり。

そんな、庭の先生たちに教えられる日々。
淡々と普通に平らに穏やかに。

2008.12.9 [火] 手ぬぐい展

12月1日から6日まで、「葉山生まれの手ぬぐい展」と称して、初めての展覧会を開きました。

私がこれまでやってきた“映像”という仕事は、実体が無いものでした。動く映像というのは、時間と共に消えてしまいます。また、常にクライアントありきな制作でもありました。
今回は、自分が好きで作りたいと思った手ぬぐいや、好きで撮りためた写真を、見て欲しいと思ったままに展示して、多くの方に見ていただくことができました。
葉山に移り住んで六年。
ここに暮らして受け取ったたくさんの目に見えないナニカ。
それをまとめたのが、今回の「葉山生まれの手ぬぐい展」でした。
ここに暮らすからこそ生まれたもの。
今は、森羅万象に感謝の気持ちでいっぱいです。

会場となったengawaも、引っ越してきたばかりの頃から気になっていた古き佳き時代の葉山の別荘です。そこがこの春、cafe & restaurantとしてオープンしました。「ここで手ぬぐいの展示が出来たらぴったりだなぁ」と思い、意を決して打診してみました。10月下旬の事です。若くて美しいオーナーは、にこやかに快諾してくれました。それからバタバタと準備。でも、明確な“こうしたい”というイメージがありましたから、あまり悩まずに作業が出来たように思います。そして、やっぱりこの空間だからこそ出来た展示だったと思います。engawaの美味しいランチに助けられ、たくさんの方に展示を見ていただくことが出来ました。また、真楽メンバーも葉山まで駆けつけてくださいました。どうもありがとうございます。

見てくださった方の心の中に、
手ぬぐい、注染という染めの技術
そして葉山の魅力がじんわり残ってくれたら嬉しいです。



※着物は、
engawaのスタッフが黒ベースで統一していらっしゃる様なので、私も黒地の紬で一週間通しました。帯や小物は日毎に変えましたが控え目な組み合わせで。engawaの品格を損ねないよう、名古屋帯をお太鼓に。黒地の紬は、どんな帯にも合って懐の深さを感じました。この空間で装うことも一週間、存分に楽しみました。着姿の写真は全く撮れませんでした。残念。

:::
そして、展示は終了しましたが、手ぬぐいは引き続き、engawaで販売していただく事になりました。これからは、近代美術館山口蓬春記念館を観た後、engawaでランチやお茶、葉山土産に葉山生まれの手ぬぐい...という流れがオススメですよ。(笑)葉山の一色方面にいらっしゃる際は、ぜひ思い出してくださいね。

えりりん@海辺の手ぬぐい屋

2008.12.1 [月] 赤い実


またまた遡り日記


今月のサイトトップは、ピラカンサスの赤い実。
別名「橘擬/たちばなもどき」とも言うそう。

この季節になると、
庭には赤い実がたくさん実り、鳥が集まる。
他にも、千両や万両、そして南天など。

家の庭での一番人気は、ピラカンサス。
でも、棘がある。

人気者には棘がある?
ほどほどを保つための秘策だろうか。
鳥は、まんべんなく色んな赤い実をついばんで
また飛び去っていく。

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