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 2009.5.26 [火] 着物を洗う | 
 
 
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  館山唐桟と綿絹家織りの着物は、一衣舎さんの洗える仕立て。
 
大きな金タライで、一枚ずつ丁寧に手洗いする。
 
見た目の汚れはなくても、水に溶け出た汚れは驚くほど。
 
糸の繊維の中に貯まった見えない汚れ。
 
たっぷりの水で何度もすすぐ。
 
軽く脱水。
 
物干し竿に広げて干す。
 
手の平でパンパンと叩いて、形を整える。
 
裾と袖と衿だけ、軽くスチームアイロンをかける。
 
熱をとってからたたむ。
 
 
その時、
 
糸がふっくらと甦り、さっぱりしたのが、手の平の感触で分かる。
 
何枚も何回も自分で洗い続けると、布ごとの個性が分かる。
 
 
プロに任せた方が失敗がないのは事実だけれど、
 
自分がまとう布を自分で洗う事は、
 
その布を理解することにつながると思う。
 
 
丁寧に大事にしたいから、
 
自分の時間を使って、自分で洗う。
 
大切な物ほど、そうしたいと思う。  | 
  
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 2009.5.24 [日] 麻衣変緑衣 | 
 
 
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  あさのころもはへんじてみどりのころもとなるべし
 
 
おみくじに書いてあったけど意味不明な言葉。
 
昔の難しい漢字で記されている。
 
なんだか気になる。
 
 
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5/24(日) 己丑の年/旧暦巳の月/己巳の日
 
 
さて、どんでん返しで面白くなりそうな千秋楽をけって(笑)、おちゃめ部の金運UPツアーに参加した。北柏まで東京を横断して二時間。ほにゃぁ〜っとした色白な弁天様にお願いしてきた。玉子と弁天様のお使いである白蛇さんをいただいて帰る。
 
 
帰る道すがら、建前に出くわす。
 
いきなり御利益、効果テキメン!
 
わらわらと車を降りて、降ってくるお餅やお菓子を授かる我ら。見ず知らずの部外者を迎え入れてくれるおおらかで太っ腹な地元の皆様。弁天様、さっそくどうもありがとう。
 
最後に大きな鏡餅が二枚投げられると言う。受け取った人は「家が建つ」と言われているらしい。花嫁ブーケみたいだねぇ。
 
 
その時、むらむらとある衝動に駆られる。
 
久しぶりに洋服だった私が着ていたTシャツは、これ。
 
もちろんリアルブレンドで着用中。(笑)
 
 
さぁ、万歳ポーズで、あの鏡餅を待つ輪の中に入って行くのだ!と、私の中の芸人魂がささやく。もっさり、ウケるぞ。行け、行くのだ。
 
 
....と、やばい、やばい。
 
知らない土地でそんなことしたら、変人だよ。
 
なんとか思いとどまる。
 
 
そう言えば、弁天様は芸事の神様でもある。
 
背中を押していたのは、弁天様?
 
行くべきだった?(笑)
 
 
面白くて可笑しくて楽しい一日。
 
どうもありがとうございました。  | 
  
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 2009.5.23 [土] 遊び心と常の大事 | 
 
 
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  日本の夏じたく@三渓園へ。
 
 
陶芸教室のまり先生が車を出すと言うので
 
便乗させてもらう。
 
 
白雲邸の縁側で呈茶をいただきながら、
 
空間や作家作品の使い方に感心してしまう。
 
風になびくピーニャの白い布、
 
縁側床の青葉が活けられたガラスの器。
 
涼しげな夏を感じさせながら、
 
茶会の間仕切りや止石になっていた。
 
見立ての遊びが、うつくしく心地良いひととき。
 
 
箱瀬さんのしっとりした漆の艶を見ていたら、
 
三年前の初めての夏じたく展でうかがったお話が
 
急に鮮やかに甦ってきた。
 
 
「日々使いの器こそ、良い物を....」
 
 
たぶんずっと頭の片隅にひっかかっていた言葉。
 
何気ないけどうつくしいお椀を二客いただいて帰る。
 
さっそく日々の味噌汁椀として使い始める。
 
手の平に収まるやさしい形。
 
唇にあたる滑らかな感触。
 
豊かで幸せなお家ごはんのひととき。
 
常の大事を、深く想う。  | 
  
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 2009.5.19 [火] アートな日々 | 
 
 
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  葉山芸術祭も
 
森山神社・青空アート市も
 
葉山生まれの手ぬぐい展も
 
 
みんなおしまい。
 
 
今年もいっぱい楽しかったね。
 
自分も相手もその他の万人も、
 
ともにうるおう楽しみだったね。
 
 
アートがもたらすナニカって、
 
真楽の精神とつながっている。
 
すっぴんの心持ちは、
 
語らなくてもちゃんと伝わる。
 
 
一緒に笑ってくれたみんな、
 
どうもありがとう〜!
 
 
楽しかったね。
 
また来年。  | 
  
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 2009.5.13 [水] 半世紀 | 
 
 
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手ぬぐい展、始まってます。
 
アート市の16日(土)までです。
 
 
アート市のちくちく部には、
 
手ぬぐいで作ったのれんを出します。
 
写真に写っているのはロングバージョン。
 
 
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そして、今日は誕生日。
 
50歳。
 
年齢に中身が追い付かないよぉ。
 
でもまぁ、いろんな50歳があってもいいよね。
 
無理なく自分らしく、
 
これからも歳を重ねていけたらいいな。
 
 
でもってもひとつ。
 
手ぬぐい・りんりんも今日で3歳。
 
2006年の青空アート市でデビューしたんだ。
 
 
いろんな事が、
 
あっという間のような、
 
でも一日ごとにかけがえのない時間のような。
 
 
どうもありがとうございます。
 
これからもどうぞよろしくお願いします。  | 
  
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 2009.5.8 [金] 新しい柄 | 
 
 
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  新作の手ぬぐいをたたむ日々。
 
「葉やまから草」と名付けました。
 
 
来週の月曜日から、手ぬぐい展が始まります。
 
葉山生まれの手ぬぐい展 @ engawa
 
 
今日の夕方には搬入なのに、
 
展示の準備がまだまだなのです。
 
 
葉山のこと、
 
手ぬぐいのこと、
 
注染という日本独自の染色技術のこと、
 
古い建物や景観のこと、
 
自然が身近な暮らしのこと。
 
 
伝えたいことが、たくさん。
 
教えてもらいたいことも、たくさん。
 
 
いらっしゃった方々が、
 
それぞれに何かを感じてもらえたら
 
嬉しいです。  | 
  
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 2009.5.1 [金] ユキノシタ | 
 
 
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  今月のサイトトップは、
 
ユキノシタ。
 
 
引っ越してきたばかりの頃
 
他の花びらは風で散った....
 
と、思った。
 
 
でもよく見ると、
 
こうゆう花なんだね。
 
 
妖精みたい。
 
クリオネも連想しちゃう。
 
ひらひらと花びらが風にそよぐ。  | 
  
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