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明け方、雨の音で目覚める。
六時に鐘が鳴る。どこで誰が撞いているんだろう?と思いながら、ぬくぬくの布団から起き出す。雨、けっこう降ってる。
支度を途中までして、ウールの長着に伊達締めだけして、朝食へ。お行儀悪いけど、食べながらiPhoneで、メールなど諸々チェック。真楽も。今回の旅は、iPhoneに頼りっ放し。便利便利。旅こそモバイル。
ウールを脱いで、訪問着に着替える。部屋の姿見がありがたい。
タクシーで法然院へ。
ここから先は、既に参加メンバーの日記に詳しいので簡単に。
貫主の法話は、ひょうひょうとした語り口で、各々自ら気づく事を促すようなけっして押しつけがましくない内容でした。これから先、いつかふとお話しくださった事を思い出す場面があるのかもしれません。雨が降っていたはずの本堂に、きらきらと陽が差してきた瞬間は、とても印象深く記憶に残りました。
“きもの”という心のよりどころがある私達は幸せです。
大書院の広間で、お昼のお弁当を食べ、みんなが着てきた着物のエピソードを聞く。
きものって、物語が宿るよね。
そこに宿った“物語の思い”をくめる生き方・暮らし方がしたいと思う。
法然院の後は、青蓮院でご開帳されている青不動明王を拝見し、夜オフ会場の高橋徳さんの工房へ。リストランテ真楽は、どこのお店にも負けない程のクオリティ。
美味しく、楽しく、食べて、語って、夜が更ける。
門限ギリギリで、宿に帰り着く。
今日も、素晴らしい一日でした。
ありがとう。 |