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2010.11.28 [日] 足踏みミシン |
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足踏みミシンのベルトが切れて
大わらわな一日。
応急処置で修理したけど、
またすぐ切れた。
ネットで調べると意外と情報が多い。
古い機械式のモノって、
修理しながら長く使う人が多いんだね。
私も、このミシンじゃなきゃダメなんだ。
相棒の母の形見。
まだまだ直して使い続けるつもりです。 |
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2010.11.27 [土] 新嘗祭 |
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森山神社の新嘗祭に参列した。
世話人である相棒の代理。
男性のドレスコードはジャケット着用。
超近所だけど、祭事だし、でも代理だし。
というわけで、
黒地に蚊絣の大島紬
鶯茶色の長襦袢
小森草木染工房の洒落袋帯
緑地に薄桃色の飛び絞りの帯揚げ
銀鼠のゆるぎの帯締め
白半衿・白足袋
もんぺとひっぱりを着用して、お掃除などの準備。
新嘗祭は、五穀の収穫を祝い感謝する儀式。
お米の国の人だもの。
ご飯が大好き。
着物も大好き。
今年も美味しいお米をありがとうございます。
新米、感謝していただきます。
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しかし、この蚊絣。
一衣舎さんに出会う前の寸法なので、あちこち大きい。
気姿にも、少々問題ありですね。 |
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2010.11.23 [火] 七五三 |
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小さなお友達が七五三でした。
頼まれて着付けをしました。
ヘアメイクはコユミさん。
着物は、母である友人が七歳の時に着た晴れ着です。
お祖母様が大切に保管されていたそうです。
少し昔の物だからでしょうか。
とても良い風合いの絹でした。
綸子地にクラシカルな友禅。
帯は作り帯ではなく、子ども用の袋帯でした。
小菊結びにしてみました。
髪も可愛らしく新日本髪に結い上げました。
もぉ、ね。
めちゃめちゃ可愛いです。
七歳の晴れ着は、大人の振袖とほぼ一緒です。
それぞれがミニチュアなので大変です。
着せられる方も付け帯に比べたら大変だったと思います。
でも、彼女は凛としっかり立っていました。
自分が美しく変身していく様を黙って観察していたのかも。
出来上がった姿にはとっても満足そうでした。
家から神社まで、見せびらかしながら(笑)、歩いて行ったそうです。
神社で、撮影のニレイさんとも落ち合って、晴れ姿を写真に収めます。
祈祷が終ったら、海バックでも晴れ姿。
ニレイさんのスタジオに移動して晴れ姿。
女優のように、お付きの人々をたくさん従えて、主役になる。
女の子のお洒落魂は、こうして培われていくのでしょう。
このショットとの落差がね、とっても素敵!
着物はそうとう気に入ったそうなので、
きっと着物好きに育つ事、間違いなしです。
よしよし。また着ようね。
※写真は、ニレイさんのスタジオで撮影の合間に隠し撮り。 |
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2010.11.22 [月] 値上げ |
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注染の加工料が値上げされる。
手ぬぐい屋、存亡の危機。
知らせをもらって、しばらくどよんと落ち込んでいた。
でもぐずぐず考えていてもしょうがない。
先週、新しい型を発注した。
一歩ずつ、前へ。
ガンバローっ!
今日は、ぼたんさんの作品展の報告や
bbsにアップされてた作品を見て
私も元気が湧いてきました。
刺激をどうもありがとう!
やれるとこまでやってみよう。
※画像は、来年辺りに試してみたいなーと思う「葉やまから草」の色違い。 |
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2010.11.19 [金] 幕張の月 |
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InterBEE(放送機器展)視察で幕張メッセへ。
今年は相棒が行けず、一人だから電車で行った。
えらぃ遠かった。
着物とは、まっっっっっったく接点のない世界。
でも、少し前までは京都の着物産業のように
細かな“分業”によるその筋のプロが集まって、
ひとつの作品を作っていた。映像業界も。
今は、大きなプロジェクトが成り立たず、
分業の職人技より、オールマイティが求められる。
大手メーカーは、
需要のない所へムリヤリ需要を喚起させようと必死。
消費者の「そこまでいらないし」という声は、
業界のドン達には聞こえてないのか、気づかぬふりか。
なんだか、様子が似てるなぁ....と思いつつ、
広い展示会場を後にした。
そしたら、ぽっかりお月さま。
きれい。
マジックアワー。 |
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2010.11.13 [土] ていねいな生き方 |
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取材で稲村ケ崎へ。
鎌倉は、APECの関係で厳戒態勢。
江ノ電のゴミ箱は全て封鎖され、
踏み切り毎に警備らしき人が立つ。
マンホールも点検した証しで封印されてた。
なんだか物々しくてこの場所に似合わない。
今日は取材とは言え、
じわぁ〜っと心にしみる良い時間と
言葉にならない美味な料理をいただいた。
後から何度も思い出してしまう味、一皿。
幸せで美味しかった。
結局、
ていねいに手をかけた分だけ
ちゃんと結果に現れる。
簡単にいい結果は現れない。
真面目に正直に、対象物と対峙する。
それしかない。
私も心底、そう思います。
これからが楽しみな今日のご縁。
大切に紡いでいきたいと思いました。
写真は、稲村ケ崎のホームから。
やっぱり、江ノ電っていいなぁ。好き。 |
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2010.11.9 [火] ピンクの振袖 |
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以前、撮影で着付した掲載誌が届いた。
あの日は、
真夏で灼熱地獄のようだった。
あれから三ヶ月。
ちゃんと季節は巡って、
「おせち」や「振袖」といった言葉を
そろそろだなぁ...と受けとめられる。
あんなに先のような気がしていたのに、
お正月はもうすぐだ。
その時のことは、
「真夏のお正月」という日記に書いた。
先生の淡いピンクの留袖と、
娘さんの華やかなピンクの振袖。
とてもお似合いで素敵。
私も娘がいたら十代のうちから振袖を着せたいな。
二十歳になってから振袖...じゃ、もったいない。
その時にしか着られない色ってあると思う。
ピンクの振袖、かわいいなぁ。 |
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2010.11.2 [火] 雅楽のライブ |
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お誘いいただいて、雅楽のライブ。
知らない世界のせいか、たいへん面白かった。
1300年、ほとんど変わらず伝わってきた宇宙を表わす音楽。
脳幹が刺激された感じ。
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奏者:
伊藤智久(龍笛/りゅうてき)
成川文優(笙/しょう)
望月丈雄(篳篥/ひちりき)
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お坊さんトリオだそうです。
生で間近に聴く雅楽の音は迫力がありました。
秋の調子である「平調/ひょうじょう」の曲から始まり、冬の調子である「盤渉調/ばんしきちょう」の曲で締められたのですが、音の調子にも四季があるなんて素敵です。
そして、それはものすごく納得できる調子で驚きました。
雅楽の音は、洋楽で言うところの不協和音なのですが、それぞれにうねる音の和音はどこか遠いところへ魂がトリップします。
ちょっと不思議な体験でした。
雅楽の説明、楽器の紹介、練習方法(唱歌)、譜面、雅楽に由来する言葉など、初めて聞くことばかりです。
ほんのさわりだけなのでしょうが、面白かったです。
平安から続く音に包まれて、
魂が自由になりました。
森羅万象に感謝。
※写真は、演奏する奏者(上)と楽譜(下) |
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2010.11.1 [月] 霜降月 |
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十一月になりました。
今月のサイトトップは、紅葉柄の織物です。
去年の晩秋に、真楽のみんなで「きもの供養」にうかがった法然院の広間に飾ってありました。
その時の日記の写真にも写っています。
自然の紅葉もうつくしいけれど、それを美しい織物にする日本人の感性も素晴らしいと思います。
そして、それを帯などにして身につけられる幸せ。
でも、いよいよ「本物」は絶滅するしかない状況なのかもしれません。
神奈川県の全養蚕農家が廃業します。
「日本の絹」に関する話は、各方面から色々聞いていましたが、ニュースはやっぱりショックでした。
経済の論理で絶滅させられてしまう本当に良い物。
現代の日本人自らの選択。
最近、大切だと思うのは経験です。
子どもの頃に「本物」に触れないと、ニセモノで満足してしまう大人になります。
一番出汁の味、ちゃんと炊いたご飯、漆の器、上質な絹の肌触り、畳の感触、暗闇、虫の音。
経験せずに大人になって親になる。
伝えたい事が、伝わらないもどかしさを感じます。
ただこれだけは言っておきたい。
ー ハロウィンが終ったら、クリスマス! ー
それは、違う! (-_-メ)
おばぁちゃんの小言のような日記になってしまいました。(笑)
ごめんなさい。
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【登録待ちの皆様へ】
ウェイティングの状況_10年11月1日現在/8名
今月は、2010年9月中に申し込んだ方々へ本登録のご案内メールを配信しました。一回だけの自動配信です。スパムメールに紛れていないかご確認下さい。尚、11月末日までに本登録をしてください。期日を過ぎると資格失効し、リストから外れますのでご了承願います。 |
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