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2006.2.24 [金] 11:51 pm |
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紙のお香(@サンタ・マリア・ノヴェッラ)を誕生日プレゼントに頂く。
紙のお香は、商品名をアルメニアペーパーと云うらしい。そのルーツを聞けば、なんとも素敵な話だった。アルメニアで出会った香木をいたく気に入ったイタリア人。どうにかイタリアにその香りを持ち帰れないかと試行錯誤し、香木をオイルに漬けて香りをうつし、紙にオイルを染み込ませた。それがアルメニアペーパーのルーツなのだそう。形無き香りを持ち帰ろうとする心が素敵だなあ。
この紙のお香、帯に挟んで香りのお洒落を楽しむ事も出来る。お洒落の幅が、またひとつ広がった。 |
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2006.2.23 [木] 8:56 pm |
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BSで放映されていた「琉球藍」http://www.bs-i.co.jp/...を観た。伊野波盛正氏を追ったドキュメント番組なのだが、視覚的に琉球藍の製造過程を見る事が出来、とても勉強になった。
ミカン栽培には、温暖な気候と 水はけが良く通気性に長けた土壌が必要だ。琉球藍は、ミカンの木陰になった土地での栽培が適している。藍作りで余った藍葉は、このミカン畑の堆肥として再利用するのだそうだ。
自然というものは丁度うまくいっていて、全てが与えられている。神々しい程に、完璧だ。
神様を失った私たち(私)にも、こうした自然の叡智と美は残されている。神に成り代わった自然の美しさに、今日も感謝せずにいられない。 |
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2006.2.19 [日] 10:53 pm |
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久しぶりの着物。「素人の目にも玄人の目にも美しい着姿を」と云う初心に立ち返る。 |
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2006.2.18 [土] 2:11 am |
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「綻びる」で思い出した。
漢字において「偏は意味を 旁は音を表す」と言うが、旁が表すのは どうやら音だけではないようだ。
【定 錠 綻 碇 掟 諚】
上記の6文字のいずれも音読みは「ジョウ」だ。どの漢字の偏もそれぞれの意味をよく表している。金偏は金らしく、石偏は石らしくある。
それでは旁である「定(ジョウ)」はどうだろうか。旁が音だけを表すならば、意味が通う筈はないのだけれど、不思議と意味が通っていることに気づかされる。どれも「決まりごと/動かし難いこと/必然であること/固定されていること」など「定(ジョウ)」と同じ意味を含んでいるのだ。
音は意味を表し、旁は音を表す。即ち、旁は意味を表しているという事のようだ。
なんだかとても面白い。こうなると他の漢字が気になって仕方が無くなる。漢字字典でも買おうかなぁ…。 |
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2006.2.15 [水] 0:14 am |
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この時期になると思い出す、好きな言葉がある。
ほころ・びる 4 【▼綻びる】
(動バ上一)[文]バ上二 ほころ・ぶ
(1)縫い糸が切れて合わせ目が開く。
(2)つぼみなど、固くとじていたものが少し開く。
(3)固い表情が和らぐ。笑顔になる。
(4)衣服・几帳などの合わせ目の一部を縫い残す。
(5)感情・秘密などが、抑え切れなくて外に現れる。
(goo辞書より抜粋)
糸が解ける、花が咲く、微笑がこぼれる、感情が溢れ出す。これらを同じ一言で表現出来る。なんだか可愛らしい言葉だ。梅が咲くのを見るにつけ「笑いすぎてお腹が弾けたみたい」と思うのは、この言葉のせいかもしれない。 |
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