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つい先日、出光美術館の「青磁の美 展」へ行った。青磁が玉を真似て作られたのではないかという仮説がテーマだったのだけれど、なかなか面白かった。
青磁の青は1色ではない。耀州窯のオリーブグリーンや汝窯の瑪瑙、鈞窯の天青、そして粉青色…と時代ごとに様々な色合いをみせる。素地も白であったり茶であったり、十碗十色だ。
個人的には、南宋官窯の青磁(茶がかった素地に粉青色の釉調と、貫入が特徴)をいくつか観ることが出来、大満足。
色もそうだが形もまた筆舌に尽くしがたかった。
完璧な形。まさに傷無き玉の如く。
そういえば鳥蝶文の鳥の由来が思い出せない。蝶は蛾(絹を生み出す蚕の親なので尊ばれる+変体が崇拝の対象)。鳥は燕だったかしら?ただ単に飛べるから?(笑) |