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2002.10.30 [水] 7:57 am |
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昨日はあまりのお天気の良さに着物で「走墨」のお稽古に。
仕立て上がった祖母の着物に一日も早く袖を通したかったのだ。
大好きな陶芸家、坪島土平さん主催「廣永窯」の作陶展が
柿傳ギャラリーで開かれていたので、立ち寄る。
ギャラリーの方とも着物談義で話が弾む。
その後、銀座へ出てお稽古に。先生も着物好きなので着物で
伺うととても喜んでくださる。
祖母の大島紬は「コチュウ柄」と言うらしい。どういう字か
うっかり聞き忘れてしまった。もともと大島は軽いけれど
この着物は格段に軽い。朝、手に取ったときにその軽さに驚いた。
しなやかな肌触りと、そしてなんとも言えない光沢がある。
古いものの良さを実感。
着物は包まれている安心感がある。祖母の着物となると一入だ。
次は父の着物を仕立て直して着たいと思う。 |
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2002.10.19 [土] 5:53 pm |
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「お茶のお稽古にはよっぽどの事がない限り着物!」という
ルールを作っている。丹波木綿の縞(この季節出番が多いぞ)に
叔母の形見の帯。とても締めやすく柄もかわいく気に入っている。
バス停で年配の女性に話しかけられる。「若い人がしぶい着物を
着るのはいいわね」(若くもないんだけど・笑)「私も
以前は着物が好きで良く着てたのよ」「仕立ててない反物も
眠っているわ」とおっしゃる。もうお召しにはならないのですか、
と尋ねると、こんな楽な格好をしちゃうと着物は面倒でとご自分の
パンツを指さす。
着物を着ていると年配の女性にこういう風に話かけられることが
多いんだけど、みな決まって「面倒」という。
年を取ると面倒になっちゃうのかなぁ。 |
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2002.10.15 [火] 10:07 pm |
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修理に出していた草履を小松屋さんに取りに行く。
エナメルの一部がまくれてしまったので、張り替えてもらった。
なんと代金は結構ですとのこと。商いを知っていますね(笑)
だってこんなこと言われたらまた買おうと思うもの。
真面目な話、小松屋さんのアフターケアは良いです。
その後、着物をピックアップ。祖母の大島紬を仕立て直した。
アンサンブルだったので着物以外に帯も作ることが出来た。
確認のために畳紙を開いたら、見違えるように生き返った祖母の
着物があった。そっと着物にさわるととてもやわらかい。
祖母はこの着物がお気に入りだったようで、良く着ていたようだ。
新品の反物ではこの手触りは絶対に出ないなと思いながら、
やさしくて日溜まりのようだった祖母を想い出してうるうるして
しまった。 |
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2002.10.13 [日] 10:27 am |
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土曜日のお茶のお稽古に続いて、着物で友人宅のパーティへ。
朝晩は肌寒いものの、日中は汗ばむくらいなので、まだ単衣で。
帯は生まれて始めて自分でかがった黄八丈の帯。
締めやすくて重宝な帯です。
友人宅へ行く前に伊勢丹で行われている「イタリア展」に
立ち寄る。知人のカメオ職人フランチェスカに「とても素敵ね」
と褒められうれしい。「こんなに素敵な着物をあまり着ている
人がいないのはなぜ?」と質問されてしまった。
そうだよね。ブルガリを徹夜して買う前に着物を一枚作ろう! |
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