|
2003.7.28 [月] 歌舞伎と打ち上げ |
|
|
週末に行かれなかったので、仕事を早くあがり「歌舞伎四百年展」へ。
http://www.kanshin.jp/...
途中、銀座線の車内で、とつぜん何かが臭った。ふとニオイの方に
顔を向けると若い女性がマニキュアを塗っている。閉め切った車内で
それはないだろう。くらくらしちゃうよ。
しばらく我慢していたけれど、ここで黙っていちゃぁ、女がすたる。
思い切って声をかけた。そうしたら「あっ、そうですか」って
ちょっとびっくりしような表情で蓋を閉めはじめた。
ほっ。普通の子でよかった。いやぁ、マジで最近は恐いですからね。
このときも注意して「クソババァ」って言われたり(そんなこと
言われたら私の方が逆上して暴力ざたになりそうだし・笑)、後から
追いかけられて刺されたりしたらどうしようって(^^;)
しばらく女性を観察して、大丈夫そうかなと判断して、なるべく
さりげなく明るい声で、って気を遣っちゃいました。
普通の事が通らない最近の世の中っていやですねぇ。
その後、日本橋高島屋のエレベーターに乗っていたら突然
「ようこちゃん!」(私の本名)と声を掛けられた。
なんと予備校のときのお友達。すごい偶然!着物姿だったので
とてもびっくりしていた。そりゃぁそうだよね。当時の私からは
想像できないよね(笑)
展示会はとても見ごたえがあり面白かった。歌舞伎はまだ一度しか
観ていないので、これを機会にもっとお近づきになろうと思う。
その後、打ち上げのため恵比寿へ。シソの焼酎「たんたかたん」を
何杯お代わりしたのだろう(笑)
今日も今日とて同じ格好。てへへ。 |
|
2003.7.25 [金] 古酒とチーズ |
|
|
(社)長寿社会文化協会に友人が所属している。
そちらの主催で古酒(日本酒の長期熟成酒)とフランス産チーズを
合わせてみる、と言う面白いイベントがあった。友人が声をかけて
くれたので、嬉々として出掛ける。どちらも好きなのだ(笑)
一番相性がいいと思ったのは白カビタイプ。青カビタイプもなかなか。
ウオッシュタイプもいいぞ。ちょっと難しいと感じたのはシェーブル。
酸味の強い古酒と合わせてなんとか。
会場はご年配の方が多かったのですが、皆さま生活をとても楽しんで
いらっしゃるご様子。こんな風に年を重ねて行きたいと思いました。
ご年配の女性が、「とても粋ですてきね」と声をかけてくださり
嬉しいやら恥ずかしいやら。今夜も雨が降りそうだったので
縞の綿(有り体に言うと浴衣・笑)に竹富グンボウの8寸帯。
銀座結びが、着物でいらしていた方にとても好評。教えて欲しいと
おっしゃるので、手ぬぐいで説明しました。わかっていただけたかなぁ。 |
|
2003.7.24 [木] 神楽坂 |
|
|
中野メイトのお志津さんに本を返しがてら、パーティの写真などを
渡そうとランデブーを企てる。
以前お昼にビールを飲んでとても気になっていた神楽坂の「カド」へ。
ここはMac関係の友人の知人が共同経営者と言うご縁。
日本家屋をそのまま利用した空間は、田舎のおばあちゃんちで
過ごす夏の一日という感じ。とても和める空間です。
早めにスタートしてさくっとあがるつもりがさくっとあがれる
訳もなく(笑)、二人は二件目のお店に吸い込まれて行くのでした。
神楽坂とお店の雰囲気に合わせて、縞の浴衣と半幅で気軽に。 |
|
2003.7.23 [水] かるちょ |
|
|
U-22は出直してこいっ!です。 |
|
2003.7.21 [月] ヴァイオリンと幼子 |
|
|
Bさんのヴァイオリンを聴きに行く。習っているお教室のクラス発表会。
さすがに一生懸命練習したようで、とても素敵な演奏だった。
最初の頃から聴いているので、その上達振りにも感心する。
お昼頃はぽつぽつと雨が落ちてきた銀座界隈だったが、発表会の途中
から日ざしが出てきた。帰る頃にはすっかり晴れていて、小さな
折り畳みの傘しか持たずに出たので、助かった。念の為に持参した
爪革の出番もなし。
帰り道丸ノ内線に乗っていると、途中で、小さな子が二人乗ってきた。
ホームから祖父らしき人がしきりに「○○で降りるんだよ」
と声をかけている。外を向いて二人並んだ姿がかわいらしい。
どうやら東高円寺まで行くようだ。まてよ!この列車は新宿止まり。
乗り換えないと東高円寺までは行かれない。周りの幾人かの大人が
気にし始めた。近くに座っていた男性が新宿止まりだと説明する。
私の近くに座っていた女性と男性の二人連れも心配している。
皆で新宿で降りる。するとお兄ちゃんと思われる子が泣き出して
しまった。女性が優しく話しかける。次の列車が来るまで一緒に
待ってあげると言うので、私もその列車に乗りますし同じ方向なので、
と声をかける。そうするとその女性がお兄ちゃんに、このお姉さんが
いっしょに東高円寺まで行ってくれるので大丈夫よ、とにっこり。
まっ、いいか。東高円寺まで行こう。
子どもたちの近くに座っていた男性と、最近はいやな事件も多いから
小さな子たちだけだと危ないですよね、と話ながら途中まで。その方
も最近東京に転勤になったそうで地下鉄は全然わからないという。
中野新橋までの行き方を教えて別れる。なかなか感じの良い方だった。
東高円寺に着くと、子供たちがお母さん達が待っている、と言って
いたのに、その姿は見当たらない。家に電話をしてみたらと話しか
けると、電話番号がわからないと言う。心配になって、家まで送ろう
かと申し出たが、その頃には涙も収まり落ち着きを取り戻した
お兄ちゃんが、大丈夫と言う。とにかく一緒に改札を出て、次に出かけ
るときは何があってもいいように、自分のお家の住所と電話番号を書い
た紙を必ず持ってね、と念を押して別れる。しばらく背中を見送って
いたら、二人が振り返って手を振った。なんとも愛らしい。
あの子達は無事お家に着いただろうか。
それにしてもおじいちゃん、列車の行く先は確認しなくちゃ! |
|
2003.7.20 [日] 浴衣 de タイ料理 |
|
|
長梅雨に飽き飽きしていた三連休の中日、午後から晴れ間がのぞいた。
さっそく浴衣に着替えて、タイ料理を食べに行く。
なんともはっきりしないお天気が続くので、食事でめりはりを
つけなくちゃ。
18日の日記を読んでくださったAさんから伝言をいただく。
同じような体験をされたそうで、その体験談を書いてくださった。
伝言を読みながら目頭が熱くなる。悲しみ事でも誰かと共有できれば
気持ちがぐっと軽くなる。そして今は亡い大切な人の想い出を語れる
ことはうれしいことだ。Aさん、伝言ありがとう。 |
|
2003.7.18 [金] 祥月命日 |
|
|
今日は父の祥月命日。ふとお葬式の日を思い出す。前日までは梅雨の
雨がしとしと降っていたが、その日は良く晴れて暑い一日だった。
お葬式は不思議。悲しいのにおかしかったりする。泣いたり笑ったり
忙しい。
家を出るときに父が持たせてくれた喪服は袷。だから単衣の黒を
レンタルした。誰かが間違ってすごく大きなサイズだったなぁ。
あたふたと着替えたところに、東京から友人が駆けつけてくれて
とても嬉しかった。
田舎のお葬式はとてもたいへん。組と呼ばれる近所の人たちが
手伝いに出てくれるのは有り難いのだけれど、終わった後に
その組の人たちを親族が慰労しなくてはならず、へとへとになる。
相互扶助の精神はそのままに、もう少しなんとかならないものかと
思う。そして翌日は炎天下にお寺さんの庭掃除。
それにしても、今日は一日何かにつけ父が偲ばれ、めそめそ。
めそめそしながら、大丸東京店へ知人のガラス作家、持田真理子さん
の作品展を見に行く。デパートと言うこともあり、小さな作品も結構
並んでいた。その後、てくてくと歩き東京国際フォーラムへ。
さっちんの日記にあった「繁田真樹子 金魚日和展」へ行く。
http://paper.cup.com/...
ユニークなセンス。中でも“空の金魚”が好き。絵織ちゃんが書いて
いた、97年のカタログにあった“海老天”も面白い。
夜は四谷三丁目でイタリア関心空間のミニオフ。
お喋りに花が咲き、食べて飲んで、愉快な夜でした。
「関心空間」のお陰でたくさんの楽しい出会い。改めて感謝。
そして今日も泣き笑いで過ぎていく... |
|
2003.7.16 [水] 密かに宣伝 |
|
|
今日から大丸・東京店7階“くらしのエッセンス”で知人のガラス作家、
持田真理子さんが展示会を開催している。
秦 碧さんと言う陶器&染花の方と二人展。なんでも友人の
ピンチヒッターで急に決まったらしい。
持田真理子さんはとてもダイナミックなガラスを作る。
そして大胆な中にも繊細な世界が広がっていて魅力的だ。
大きな物が好きで、大きな作品ばかり作りたがる。
だからちょっと価格が高いのと、しまう場所に困るので
「気に入ったら買ってください」とは簡単に勧められない(笑)
でもお花を飾ってもお刺し身をのせても、なんでもよく映るので
最初は大きくて「う〜ん」と思っても、以外に使い勝手がよく
使用頻度はかなり高い。
7月22日(火)(最終分5時閉場)までやっているので、もし
ご興味とお時間のある方はぜひお出掛けくださいませ。
http://www.ottimo.co.jp/... |
|
2003.7.16 [水] 思い出し自慢 |
|
|
今日はStingを聴きながらデスクワーク。
で、思い出しました(笑)
Stingの息子と私です。思い出し自慢。うふふ
アップルの本社、中庭で。
でも私ったら横向いてる(涙)
**********
のりんさんの日記を読んで、私もみなこさんに
弟子入りを決意!
イタリアで、大道芸。どうよ(笑) |
|
2003.7.15 [火] 上布再び |
|
|
今日は青山で友人達と食事会。
一周年記念パーティに着た越後上布を再び。
紅型の帯を竹富グンボウにして、足袋を松葉模様にしました。
写真はパーティの日に熊蔵さんがお庭で撮ってくれたもの。
どの写真も雰囲気たっぷりでしたね。
改めてどうもありがとう>熊蔵さん |
|
2003.7.14 [月] 後片づけ |
|
|
楽しかったパーティの様子を思い浮かべながら
のんびり後片づけ。こういうときにSOHOは嬉しい。
お金の精算や、しわしわになった着物のお手入れ。
皆さんがアップしてくれた写真を見ると、私ったら
裾が乱れてる。それに前が下がっているし。かっこ悪い...
次に着るときは気を付けなくちゃ。
後から写真を見て、他の方の着こなしを勉強するのも楽しいね!
撮影者の皆さまどうもありがとう。
Photo:絵織ちゃん(ケ鼓ちゃんとお志津さんと) |
|
2003.7.13 [日] 想い出深い、夏の一日 |
|
|
待ちに待った一周年パーティの日。
弱い雨が降ったり止んだり。まぁ、梅雨にこのお天気なら
上出来でしょう。おかげで涼しいし。
越後上布に初めて袖を通す。ひんやりした感触。
足袋も麻にしてみる。とても涼しい。
せっかく星人の私はお志津さんと一緒に美容院で
髪をアップにしてもらい、会場の八芳園へ。
(標高の高い頭になりました・笑)
テーブルがセットされた会場は下見に行ったときよりも
素敵な雰囲気。ご参加の皆さまもそれぞれに個性的な
装いですてき。やっぱり着物はいいなぁ。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、なんと私たち幹事に
花束の贈呈が! 嬉しい心遣いに大感激。
札幌のはづきさんから会場に届いた電報は、刺繍の
小袋付き。今は電報もお洒落なんですねぇ。びっくり。
お庭での熊蔵さんによる写真撮影も楽しかったです。
皆さま、本当にどうもありがとうございました!
色んな縁が繋がって、世界がどんどん広がっていく。
きっかけを作ってくれた多くの人たちに感謝。 |
|
2003.7.11 [金] ゆかた |
|
|
久しぶりに青い空がのぞき、気温もぐんぐん上昇。
午後からのお茶のお稽古は、ゆかたにしちゃおう。
あまりに暑いので...(笑)
パーティに履こうと思っていた履き物が、間に合わなかった。
残念。鼻緒がタッサーシルクのえび茶、と言うか茶色がかった紫かな。
とにかく着て行く予定の着物に合いそうだったのになぁ。
と言う訳で、持っているものから何を履いていくか決めなくちゃ。 |
|
2003.7.10 [木] 風通し |
|
|
今日の讀売新聞「編集手帳」に、
“映画監督の大林宣彦さんが子供時代を顧みて、語ったことがある。
「家族が言葉を交わさなくても、いま誰が幸せで、誰が傷ついて
いるか全部わかった」... 風通しのいい木と紙の家で育った日本文化は
「気配を思いやる文化」だと大林さんは言う。
石の上で育った文化のように家族が折りに触れて抱き合う必要も
なかった、と(「オッホ」2001年8月号)”とあった。
確かに子供の頃の生活は風通しが良くて、人々の気配や
ざわめきに満ち溢れていた。人々がもっと繊細で思いやりに
あふれ、隣近所がコミュニティとして機能していた。
それがいつから疎ましく思え、人々は箱の中で暮らすように
なってしまったのだろう。そして「気配」を察する能力が
退化している... そう言えば、足を踏んでも謝りもしない人たち。
否、踏んだことさえ気づいてはいないのではないか。
以前当たり前のように存在していたたくさんの失われつつある物。
これを取り戻すにはどうしたらいいのだろう。
私にとっては、着物を着る、お茶を点てる、墨をする、花を活ける...
そしてそれを他の人たちと共有し、自らの五感を磨くこと。
今の子どもたちには何かが欠けている。
それは大人の責任。切なくてやりきれない... |
|
2003.7.9 [水] 魔法の手 |
|
|
ここのところ、私が反物や帯を選ぶ基準は
「わくわくできる気持ち」がむくむく湧いてくるもの。
でもその気持ちは仕立てないと現実にならない。
それもただの仕立てじゃ駄目なのだ。魔法の手を
持った仕立て屋さんじゃないと!
で、魔法の手は誰でも持てる訳じゃない。
私が思う魔法の手を持てる人は、
布が好きで、着物を愛し、冷静にしかし赤々と
情熱の炎を燃やし、そしてお酒が好きで(これは
私の独断と偏見・笑)何より着る側と同じ目線で
考えられること。
思い切って購入した上布を仕立てもらった仕立て屋さんは
私が思うすべての条件を持っているように思う。
後はそれを確かめるだけ。それは13日の日曜日に!
話は変わって、のりんさんの鼻ブラシにまつわる日記は
面白過ぎる!!(笑) |
|
2003.7.7 [月] 東京は七夕 |
|
|
未だパーティへ着て行く着物の詳細が決まっていない。
それって私だけ?(笑)
お天気のせいか、ここのところ思考回路が停滞気味。
一年に一度の逢瀬の日も雨。でも東京は晴れていても
あまりお星さまは見えなくて、つまらない。
生まれ育った山梨は月遅れ。子供の頃は天の川が、
本当に川のように見えました。今はどうかなぁ。
ともかく、来月は晴れますように! |
|
2003.7.6 [日] 活け花 |
|
|
月に一度の活け花部。
今日はお花屋さんにあまりお花がなく、花材選びに難儀する。
あれこれ悩んだ揚げ句、ガマ・ユキヤナギ・アワ(粟)・ヒマワリ。
本日はレギュラーのメンバー以外にスポットの方が三名。
活け花部にもこちらのメンバーが結構いるので、ついつい
話題は着物のことに。
スポットのお三人に、「着物はお持ちじゃないの?」などと私。
これじゃぁ、本当にレディースさんだよね(笑)
お花ももっともっと精進しなくてはと思う。
教えることによって習っていたときとは違う発見がいっぱい。
月に一度、お集まりいただく皆様に感謝です。 |
|
2003.7.5 [土] 梅雨の晴れ間 |
|
|
この時期の貴重な晴れ。しかも土曜日。
着物を着て久しぶりのお茶のお稽古!と勇んで
出掛けたらなんとお休みでした。
先生のお母上にお茶やブドウをご馳走になって
四ツ谷の「むさしや」さんへ。
出来上がっていた足袋を受け取り、新たにまたオーダー。
おいおい(笑)
生地を持ち込んで作っていただいた足袋。
左から麻の襦袢、カーテン、着尺で羽織を作った余り布。
その後は中野メイトのお志津さんと、ワイン・デート。
カンファレンスの疲れが今ごろ出たのか、はたまた
ただの酔っ払いか、帰りのバスで寝過ごしてしまいました(笑)
それにしても楽しい時間はあっと言う間です。 |
|
2003.7.1 [火] 膚のトラブル |
|
|
サンフランシスコ滞在中はホテルの空調もとても良く水も合い
さらにバスグッズがL'OCCITANEと言うこともあり膚のトラブルが
一切でなかった。これは私にとって天国。
(当初予定のホテルがオーバーブッキングでFOUR SEASONS
HOTELに格上げされたのです。ラッキー!)
ところが、その後のナパ・ソノマでついうっかり足首を出していて
そこにお馴染みの小さな湿疹が出てしまい、それが戻ってから
かゆいのなんのって(涙)
と言う訳で、帰ったらパーティに着て行く着物を考えようと
思っていたけど、しばらく思考回路は停滞ぎみ。
そう言えば、お仕立てに出している麻の着物はいつ頃出来上がる
のかしら。それを励みにトラブルをやりすごそう...
写真はナパのOpus Oneと青い空。 |
|