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壬生着物市、お近くの方はぜひお出掛けください。
着物とは関係ないところで知り合った方が
偶然にも着物がお好きで、運営に携わっているようです。
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さて、今日は明日(3月6日)から東京国立近代美術館工芸館で
開催される「岡部嶺男展」開会式&内覧会へうかがった。
ご息女のMさんと、とある活動を通してお付き合いがあるご縁で
お誘いいただいた。
岡部嶺男氏は加藤唐九郎の長男で、世間を騒がせた「永仁の壺」
事件は私も耳にしたことがあり、陶芸家として素晴らしい仕事を
された方だとは存じ上げていたけれど、実際に間近でお作品を
目にするのは初めてだった。
はたして作品の数々はすばらしかった。
品格と温かみと力強さ、こんなお茶碗で一服のお茶をいただけ
たらなんと幸せなことだろうと思わずにはいられない。
見ているだけで満ち足りた気持ちになるのだから実際に
そのお器でお料理をお茶をいただいたら、それはそれは
幸福な気持ちになるだろうと想像する。
初期の作品もよし、晩年の完成された作品もまたよし。
縄文のダイナミックな作品にも一貫して品格がある。
ぜひ皆様、会期中お運びくださいませ。お勧めの展示会です。
Mさんのご挨拶の中にあった「力強く生きろ」という
お父様のお言葉。そして会場で観たビデオの中で
ご本人が語る「芸術は生きること」という言葉が
深く心に残りました。 |