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お茶の方は皆さん早いから、出遅れてはなるまじ!とがんばる。
久しぶりに上野公園の奥まで足を進める。目的地は東京藝術大学。
本日は創立120周年記念行事の内のお茶会最終日。
裏千家・遠州・表千家と続き、最後のお席は武者小路千家お家元席。
まずは家元席の受付を済ませ、応挙館での東京美術倶楽部のお席へ。
益田鈍翁旧蔵を主に組み立てられたお道具。「美しいものを
美しいとわかる目」ではなく「一目には美しいとわからないものの
中から美を掘り出す目」に感服。
お茶は益田鈍翁好「松の花」(味岡松華園詰)
お菓子は源太萬永堂製。
次に武者小路千家千家・官休庵お席@正木記念館。
とても穏やかで、肩の力を抜いて楽しめるよいお席でした。
お道具類の素晴らしさは言うまでもなく。私が入ったお席の
お正客が葉山の茅山荘でお顔を拝見したあの「ウシオダ」さんで、
勝手に、これはご縁があるのだわ!とちょっと嬉しく(笑)
お茶は「淀の昔」(桃香園詰)
お菓子は「仙家の友」(とらや製)
吉兆さんの点心をいただいてから芸大茶道部のお席@陳列館へ。
宮田亮平学長作のお釜・お風炉をはじめ教員の手になるお道具。
芸大ならではの内容でとても楽しめた。
お茶は「琵琶の白」(上林春松詰)
お菓子は「栗きんとん」(源吉兆庵製)
創作茶席「五色界」も興味深く拝見。特に赤と青は
製作者自らの説明があったのでより面白かった。
おまけとしては開放されていた石膏室にも入室。
懐かしい顔についぞ門をくぐることがなかった場所にて
再びあいまみえるというのもなかなかに複雑な心境也(笑) |