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2003.6.24 [火] 4:42 pm

もんのすごい静けさである。

いや実際の音環境はいつもと何ら変わりはないんだけども、なんだか自分の中がすごく静まっている感じ。それも穏やかな静まりじゃなくて、なんつーか無我の境地っぽい、針なんか落としたら地球の裏側でも聞こえそうな感じ。張り詰めてもいないけど、どちらかといえばやっぱりそういう柔らかくはない方向だ。何かこれからやってくるものに立ち向かうための、嵐の前の静けさ的準備期間のような。つったって特に心当たりはないんだけど。

浄化期間だからちゅーのもあるのかなと思うが毎月こんな気分になるわけでもないので(どちらかと言えば初めての感覚だ)、なんかすっごくびっくりしながら過ごす。びっくりしながら静かなんてさっぱり判らんな。
何にしても近いうち何かに遇う気がする。逢うだったらいいけど、遭うは怖いなぁ。

人間の身体や人格はそれとは違う魂の容れ物だと言うが、ホントなんか、私以外の何者かがむくむくと頭をもたげている感じです。

どうした、自分。

2003.6.22 [日] なんてこった

仕事帰りに1時まで開いているスーパーに寄るようになってから、ごはんづくりが結構楽しくなった。スーパーの話は前に書いた気もするなぁ。

そんなんで今日は昔買ってさっぱり開きもしなかった料理本や、WEBで高山なおみさんのページを読んだりしてみた。高山さんのあのすっとぼけたようなキャラに、ぼそぼそと蕎麦ボーロのような読み味のエッセイがなんともたまらん。無い物ねだりとは言うが、自分には一生醸し出せないであろう人間味が羨ましい。

で、読んでいたらシーズンでもないのに蕪が食べたくなり、突如蕪と鶏の煮物を作ることにした。今日は安息日なのでジムへも行かず、早い時間から買物をしてとっとと準備にかかる。夜はキャンドルナイトに賛同して照明を落とすのでそれまでに夕飯を仕上げるのだ。あいかわらず冷蔵庫がないので買物はよぉく計算して、帰ったら保存できる状態に全てさばかなければならない。いいかげん、SHARPの両開きで手を打とうかなぁ...。

できあがった蕪ははげしく旨くて、おまけにおそろしく優しくて身体にしみる味だった。自分で作って自分で食べるのに、妙にしんみりじんわり感動して、おまけについウルっときてしまう。なんてバカっぷりだろう。

こういうのも、いいかも。

10時を過ぎて、電気をつけるのがもったいない気がしていつまでもロウソクのゆらゆらが心地よい。電力がもったいないんではなくて(キャンペーンはそうなんだけど)、このゆるっとした空気がもったいない感じ。新品以外のロウソクありったけを灯したら、蓮と無花果とお茶の匂いが混じらずに順々と鼻腔に忍び込んでくる。アジアの南でうだうだする気分。
それにしても我家から見える光景は8時になっても10時になってもさっぱり変わらず、ちょっと寂しい。

福助が自主再建をあきらめて更生法適用。
販売は引き続きMKSとゆー東京の会社が行うそうだ(MKタクシーとなんか関係が?)。福助ブランドはそうやって残るが、老舗が消えて行くのは寂しい。もっと早くから足袋を履く人になってればよかったな。

2003.6.15 [日] 夏準備

先週は仕事上心乱されることの多い週だったので、この土日は完全オフにして好き勝手することに。大好きなDASH村を観ながら日記をつける。TOKIOなんかどうでもいいが、DASH村だけはお気に入り。

土曜日、冴西さんと辻和へ。
先週夏着物を一着都合したので、それを真楽パーティに着るつもりでその他足りないものの仕入れ。冴西さんは浴衣の新調を考えてまずは一度覗いてみたいとのこと。
我々、奇しくも昨年の浴衣が同柄色違いだったので、浴衣に関してちょっと仲間意識が強い。去年の冴西さんは白地だったので今年は濃地が欲しいというし、私は濃地だったので軽い色が欲しい。寸法が同じなら交換もできるのにね、などと話合う。まぁその薄色は着物で実現したので、今年は浴衣の新調は控えないと...

足りないものは着物と帯以外夏支度全て。
衿付きの半襦袢を探すが、具体的にイメージしていたとおりのものはない。取りあえず衿が掛けられる下着を一枚、絽になった裾除けを一枚、念のため買っておく。帯締と帯揚も、値段に負けて「とりあえず」買う。久々に昔のような買物の仕方をしてしまい少し罪の意識。

冴西さんの浴衣地はよいもの見つからず。
どうも藍の濃いものは寝巻きや楽屋着に見えてしまい、それ以外の色はいささか現代的or悪趣味過ぎて面白くない。唯一、意外なことにデザイナーズの紅梅地にとてもいい紺色を発見し、とりあえず保留にして店を出る。同じ紺色に、椿、向日葵、朝顔、と白で柄が入って三種バリエーションなのだが、柄のまとまりにこれほどの違いがあるのかと思うほどそれぞれ印象が異なる。朝顔は輪郭を描いたものなので少し白の分量がもの足りず、向日葵は柄が流れていないので、ぽて、ぽて、と柄が付いている。一番よかったのは葉の部分が流れを醸し出す椿だった。同じなんだけど、ほんの少しのことで違うのだなぁ...。

辻和の帰りといえば定番日本橋高島屋。ここでも浴衣を見に呉服売り場へ。
膨大な量の吊しがぎっしりと並ぶが、どうも涼しさという点で美しさを感じる絵柄がない。竺仙も吊されていると美しさ半減。そうか、問題はディスプレイにあるのかも。タオルサイズに畳まれて折り目の部分しか見えない状態では、あまり見る気にもならないなぁ。結局ここでも素敵な出会いはなく残念。着物の柄に見なれてきたというのもあるのだろうか。

さて、そんななか帯には面白い発見が。兵児帯といえば子供の頃締めた、かき氷色に広がる金魚尾鰭のイメージだけだったが、久々に訪れた売り場には見たことの無いようなバリエーションが並んでいた。そう、大人の兵児帯が面白いことになっている。
先日なか志まやさんでも二色に染め分けたシフォンスカーフのような兵児帯が気になったが、今回はもっとしっかり素材。どちらかというとギャルソンのデコルテに巻くケープ(?)のような面白さ。特に気になった二点のうち、片方は中綿が入ったようなキルティングっぽい手触りに、渋い色で縞が引いてある。こんなにしっかりした素材で結び目はどんなふうになるんだろう。もう一方は色のついた節が沢山入って縞模様を構成。ただしこの節が相当主張ある手ごたえで、これまた結んだ時にどうなるのか。いずれも今までの兵児帯のような雰囲気ではないはず。長さも無理すればお太鼓が結べそうなくらいあったし、洋服にもアレンジできるかもしれないところに大きな可能性を感じる。
ま、昨日は買わなかったけど要チェックだ。

昨日の疲れが出てか今日は横浜へ行くつもりを止めて家で大人しくしていたら頼んでいた麻のバッグが届いたり。
これはおそろしく安い上に去年買って洋服にも浴衣にも重宝した超お勧めバッグ。バッグの値段に対して送料が高いので、できれば通販じゃなくてその辺で買えればいいのだが...あとあんまり重いものはおそらく無理。とりあえずあってちょっと色を足したい時など実に具合がいい。
http://www.rakuten.co.jp/...


今日の報道特集はイラクの国立博物館文化物略奪のその後。
館内がすっからかんになった様に当初ほぼ何も残っていないと報道されたが、実際は職員の努力により事前に準備がなされ、動かせるもののほとんどは銀行のシェルターや然るべきところへ保管されていたという。命が狙われ、また奪われる行為の最中、このような活動があったことを知りほっとする。
また動かせずに略奪を免れなかった貴重な文化財も、実は略奪される前にと近隣の民がとりあえず自宅へ運んだものや、中には私財により買い戻したものなどが、続々帰館しているという。結局売り捌くことができなかったからかもしれないが、ある日トラックが博物館に横付けされ、警備員に包みを預けて去っていったものもいるという。また、警備員を含む職員も、そういった来訪者に対して何も問わず、返却し易い環境作りに努めているそうだ。
守る人の存在があって、我々は色々な時代を体感できるのだなぁと改めて感謝する。

2003.6.9 [月] ご褒美ご褒美

きゃーきゃーきゃー!

4ヶ月かけて八掛が決まりました。
いよいよ仕立てに出しました。12マルキ。

あーはやく袷の時期にならないかしら...
もう夏はいいんです。今年は、ね。


30年生きてきたご褒美とゆーことにしておこう。
って、親が貰いたいくらいだろうけど。

2003.6.5 [木] 草木染め

今日はエアポケットのようにぽかっと時間の空いた日であった。
なので定時(あるんだな一応)にも達していないがOlivettiのポスター展と帯の仕立て上がりを受取りに行く。

Olivettiの方はサビニャックが勝手に作ったポスターを買うつもりで行ったのだが、それよりもお気に入りを見つけてしまう。スタンプのようだタッチでタイプライターがぽこぽこ押してある構図がむちゃくちゃキュート。
ただそれは非売品だったのでお持ち帰りはならず、そこで気を削がれたのでラス1のサビニャックにも手を付けずに店を出た。何しに行ったのやらと思いつつ、素敵な作品に触れた喜びと思わぬ節約に感謝しよう。

そして帯を受取りに。
なんと、帯は木の箱に入っていた(これ、桐なのかなぁ?)。さすが物産展で買っても百貨店受取りは違うなぁと思っていたが、帰宅して開いたら蓋の裏に小森さんの紋が入っていた。それとは別に畳紙も入っている。なんというか、嬉しいんだけどちょっとこの箱の扱いに困るかも。

帯は...帯は素敵(笑)。
普段使いの定番品を買ったつもりだったが、なんだかじっくり見ると思いのほかものすごく奇を衒ったものを買ってしまったかもしれない。まぁ柄付じゃないのでなんとでもなるだろうし、これを着こなすのはちょっと面白そうだ。うずうずするなぁ。
ちょっと巻いてみた感じ、服の上ということもあるがかなり長そうだ。手を使って色んな結びにもチャレンジできるかな。

夏の準備が整わぬ私、心は既に袷の季節へ...

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